2017年9月27日水曜日

SUZUKI GSX-S1000F ANGEL GT タイヤ皮むきにチョイノリ

夕刻に少し時間が取れたので、慌ててカバーを外して、タイヤの試走に行ってきた。4年落ちで、ツーリングタイヤのANGEL GTがGSX-S1000Fでどのような感じなのか知りたくてたまらなかったのだ。

このANGEL GTだが、新品タイヤにある赤や青などのラインが無いので心配していたが、

調べると元々ANGEL GTには無いようだ。なので、これで正常だと分かった。

下は、普通の綿パン、上は白のメッシュジャケットで出かけた。

タイヤの空気圧は高めに入れてもらっていたので、規定値まで抜いた。フロントは250kpa、リアは290kpaにセットした。

駐輪場での押し引きが、とても軽いので驚いた。四年落ちとはいえ、さすがに新品タイヤだ。

そして、またがると、いままでよりも足つきが悪い。タイヤが新しくなったので、径が大きくなったからだろう。

走り出しての第一印象は、「このタイヤに交換したのは失敗だ!」だった。

とにかく、不安定で、ゆっくりと曲がろうとすると、ふらふらしてとても怖いのだ。信号待ちで止まろうとしてもふらついてしまう。

実際にタイヤが滑ったりはしないと思うが、とにかく安心して走れない。

これが、堅いと言われるツーリングタイヤの特性だとは思えない。やはり、四年落ちが影響してタイヤのゴムが劣化しているのかもしれない。

なんとか、海岸までやって来た。

太陽が沈みかけている。


しかし、どうしたモノだろう。これで逆にライフが長いとなると、このタイヤを長く使わなければならなくなる。

止まってGSX-S1000Fを眺めていたら、なんだか、配線が焦げるような臭いがする。もしかすると、ナビ用の5V電源が焦げているのかもしれない。ちょっと心配になったが、具体的にどの辺で臭いがしているのかよく分からなかった。帰ってから、配線を取り外そう。

自宅に戻ることにした。その途中で、もしかしていままではあまり感じたことが無かったが、皮むきできていないからかもしれないと思った。

いままで交換したタイヤは、DURA、NANKANG、そしてANGEL STで、前者の2つは皮むき状態から普通に走れた。しかし、交換直後は、よく氷の上を走っているようだと言われることがある。もしかするとこれがその状態なのかもしれない。

そう思ったので、低いギヤで急加速したり、車がほとんどいないのをいいことに急激な車線変更を繰り返したりして、タイヤの皮むきを促進してみた。

しかし、交差点などで、曲がろうとすると、やっはりふらふらしてしまうのだ。

帰宅してタイヤを見てみた。なんだか白い。粉吹いているみたいだ。

急加速したり、急な車線変更など、色々した割には、タイヤ表面にほとんど変化が無い。

ああ、なんとなく、不安だ。安さにつられて、とんでもないタイヤを履かせてしまったかもしれない。

この状態のままならとても使い続ける自信がない。あきらめて、またタイヤ交換するべきだろうか。次期タイヤの準備を考えないといけないだろうか。

しかし、がっかりだ。やはり、四年落ちが原因なのだろうか。

走行距離を見ると40km程だった。まだまだ皮むきが終わったとは言えないかもしれない。もう少し様子を見てみるか。どうせすぐにはタイヤの準備はできないし。

なんだか、気のせいなのかもしれないが、GSX-S1000F自体も振動が大きくて、調子がいまいちだ。燃費計も14km/lと悪い。まあ、チョイノリなのにかなりエンジンを回したので当然かもしれないが。


焦げたような臭いがしたので、シートを外してナビ用の5v電源の結線を取り外した。これで、安心だ。ただ、タンクの下を這わせてあるので、タンクを外さないと配線自体は取り除けない。