2017年6月20日火曜日

FX-AUDIO D302J+ にオペアンプMUSES8920Dに交換

デジタルアンプD202J+はとても気に入っている。スピーカーで使うときは問題ない。しかし、ヘッドフォンで使用するときはスピーカーほどのびのびとした音がしない感じがする。

それでも、いままで比べたらとてもいいのだが。それで、オペアンプを交換してみたくなった。

ちなみに、オペアンプと言う名前からするとパワーアンプ素子と勘違いするかもしれないが、名前はオペアンプとなっていても実際には単なる増幅器ではなく、いわば差分増幅器だ。もっと言えば、微小信号を扱いよい信号にコンバートするものとか。これによって、アナログ信号を安定化させるものと思えばいいのではないか。(私の勝手な思い込みなので信用しない事)

実を言えば、わたしもオペアンプがどのような仕組みの素子なのかはいまいち理解できていない。デジタルコンピュータとは対をなすアナログコンピュータ用の素子でもある。

さて、話が横道にずれたが、どのオペアンプと交換するかで少し悩んだ。調べるとD302J+に使えるのは2回路入りの8ピンDIP(足の付いた昔ながらのIC形状)。一番いいのはMUSES02らしい。

http://www.njr.co.jp/products/MUSES/series/MUSES02.html

しかし、価格は3,400円もする。これはちょっと試すには高価だ。何しろアンプ自体が8千円程なのだから。

それで安価なMUSES8920Dをとりあえず入れてみる事にした。

http://www.njr.co.jp/products/MUSES/series/MUSES8920.html

こちらは500円程とリーズナブルだが、送料がかかるので1,000円程になってしまう。

届いたものがこれだ。今回はヨドバシカメラから購入した。

共立プロダクツ KP-MUSES8920D [オペアンプ] 1,080円[送料無料]
http://www.yodobashi.com/product/100000001003432141/

説明書も付いて親切だ。

ソケットも付く。頻繁に付け替える用途なら、このソケットにICチップを取りつけて、ソケットごと取り付け/外せばよいだろう。今回はそんなに抜き差しする予定ではないので、そのまま使う。

D302J+のフロントを見ると六角ねじが使われていた。

リアも形状は異なるがやはり六角だった。

サイズはフロントが2.5mm、リアが2mmだった。

さっそくネジを取り外す。

フロントもだ。ネジを取り外したが、フロントパネルもリアも外れない。

調べたらボリュームノブの下に

ナットが付いていた。

10mmのナットだった。

外れた。

すると、リアから基盤が引き出せた。フロントはネジを外す必要はなかったようだ。

これがオペアンプだ。取りつけ方向があるので注意。

慎重に精密ドライバーのマイナスでこじって外す。(写真のICが逆についているのは気にしない事)

付いていたのは、Texas InstrumentsのNE5532Pだった。調べると100円台で購入できるようだ。それに比べるとMUSES8920Dは価格的にはより高性能だろう。

交換した。そして基盤を収めてねじ止めした。

さてスピーカーでの視聴。スピーカーでもかなりいい音に感じる。さらにのびのびとしたすっきりとした感じになった気がする。

しかし、大きく変わったのはイヤフォンでだ。これは、安すいヘッドフォンでも一つランクが上がった感じがする。きっと高いヘッドフォンらさらにいい音なのだろう。が、ここまででとどめておこう。なんだか泥沼に入っていきそうだ。

自制が大切だ。といいながら、バイク関連やデジタルガジェットではまさしくその泥沼に入り込んでばかりいるのだが。この上オーディオまではちと荷が重い。