2017年5月11日木曜日

SUZUKI GSX-S1000F ゴールデンウィーク1泊ツーリング 鹿児島 その3

さて、翌朝だ。3時頃に目が覚めてあまりよく眠れなかった。大丈夫だろうか。


朝日がまぶしい。バイクのところに行って、荷物をすべて載せて準備を整える。準備が終わったら6時近くになったので食堂に行った。

すでに、行列が出来ていた。

それでも、昨夜とちがい少しはまともなものが取れた。ご飯とパンがあったので、いつものパンにした。朝食なのでこれでも多過ぎなくらいだ。

食事が終わって、6時40分頃出発。昨夜ガソリンを給油しなかったので、鹿児島市内で給油することにした。隣のガソリンスタンドはまだ開いてなかった。

これが昨夜打ち合わせしたコースだ。

最初すぎやんがホテルから南下し始めたので、びっくりしたが、海岸沿いは混むから、その内陸部をとおる農道を走るためだった。確かに道が空いていて走りやすい。地元の人は利用しないのだろうか。

しかし、農道はそんなに長くなかった。ただ、海岸通りの道は広く、車も多いがそれでも流れはよかった。なんとなく南国情緒のある景色だ。

昨日から感じていたことだが、信号待ちで止まると、両足がべったりつく。いままでは、やや右足のかかとが浮く感じだったのだが。そんなに重い荷物を積んでいるつもりは無かったのだが、それでも、荷物分サスペンションが沈んでいるのだろう。

その為か、低速走行でも、足がつきやすくて楽だった。このことは、この後に訪れる酷道走行では大いに助かった。

鹿児島市内のフェリー乗り場近くのガソリンスタンドに入った。前の車を見ると屋根に灰がびっしりだ。

給油のためにバイクを降りたら、タイヤが真っ白になっていた。給油してくれた従業員に聞いたら、桜島に渡ったらさらにひどくなって前も見えない状態ではないかという。

燃費は、21km/lちょっとで、まずまずだった。

そして、フェリー乗り場に向かうと桜島の噴煙の灰ですごい状態。

なんとか、フェリーに乗り込んだ。料金は取られずそのまま乗り込んだ。料金は下りてから支払うシステムだった。

甲板に上がると、そこも灰だらけだった。

昨日見たのと同じように、桜島は霞んではいるが噴火はしていないようだった。

フェリーから下りると、バイクもたくさん降りてきた。料金は600円だった。降りた桜島はやはり、灰だけらけ。しかし、前も見えないというほどではない。

しかし、念のため、料金所を出てすぐにある駐車場でカッパに着替えた。暑かったので、ジャケットは脱いでカッパのみ着た。

そこから、桜島の火口の南側にある224号線を走る。思ったほど灰は無かった。なんなんだあの従業員は。

ちょっと行ったところにある有村溶岩展望所に寄った。

溶岩の固まったものだろうか。岩がごろごろしている。

上っていくと、

展望所に着いた。


桜島の火口をバックに記念写真。まだ朝だというのにだいぶ暑かった。

そして、そこから出ようとした瞬間に噴火が。ちょっと見とれてしまった。

そこから、さらに224号線を東に進み、桜島から半島に入って北上したところにある道の駅たるみず湯っ足り館に寄った。ここは最初から計画どうりの経由地だ。

バイクを止めた。

海岸側に、足湯があった。

が、私は別にやることがあった。ドライブレコーダー代わりにしているビデオカメラのメモリーカードがいっぱいになっていると警告が出て録画できなくなったのだ。

今回のツーリングでは、64GBのメモリーカードを2枚用意しておいた。それで、昨夜寝る前にもう一枚のメモリーカードと入れ替えておいたのだが、それが空では無かったようなのだ。いままで撮ったものもあるし、画像で確認しても朝から撮ったものしか出てこないので、録画ファイルが残っているのでは無くその他のファイルだろうと思われた。それではファイルを削除して容量を増やすことは出来ない。

幸いなことにデジカメ用に32GBのメモリーカードを2枚予備があったので、それに入れ替えた。これで5時間くらいは撮れそうだ。

なんとか、メモリーカードを入れ替えて、

やっと、足湯に入れた。気持ちいい。いや少し熱いくらいだ。足が真っ赤になった。

トイレと飲み物を買いに行ったら、バイクが沢山止まっていた。しかも、関東地方から来ているものも少なくない。どうやってやってきたのかは分からないが、遠路はるばるとはこのことだ。

そこから、220号線を北上し、途中から県道447号線に右折する。この道はなかなかいい感じだった。

途中で展望所のようなところが有ったので止まった。中茶屋公園というところだった。

桜島の北側の湾が見渡せる。

そこから、さらに東に進む。そして、10号線に入り、さらに東に進む。

そして、途中から北上して農道の入り口に向かうのだが、その左折するところで、有料道路のような看板があった。そこに入り込んで大丈夫なのかちよっと迷ってしまった。

すぎやんと止まって話し合いの上、どうやら無料らしいので行ってみることにした。

料金所は無く、その道はすぐに終わってしまった。終点から左折して少し走ったところが農道の入り口だった。そこから右折して農道に入った。

農道は、なかなかいい感じだった。気持ちよく走れた。

T字路に到達したので、そこでまた止まってすぎやんと協議。まだまだ農道は続くようだ。ここから、すぎやんに先に走ってもらうとにした。

確かによい道は続いた。気持ちよく走れた。しかし、中には田舎の田んぼ道のような細い道もあり、かなりぐねぐねとしたところもあった。すぎやんのR1200RSに付いている純正のナビは、ルートの設定は面倒だが、走行中に道を確認するのはしやすいと言っていた。というのも、ハンドルにあるコントローラーで、簡単に地図を拡大縮小できるので、こっちの道で大体大丈夫だとわかるという。

そのおかけだろう、とても始めて走るとは思えないように、右に左に曲がって行った。

再び、町中に戻ってきた。かなり走った感じがしたが、走行距離はフェリー乗り場から130km程度だった。左手になにやら施設が見えた。沢山の人がオープンスペースで椅子に座って何か食べたりしていた。ここに入ることにした。

古風な建物の外に机といすが並べられていた。綾手づくりほんものセンターというところだった。

案内所のようなところが有ったので入ってみた。係の人に話を聞いたら、近所に日本一の吊り橋が有るという。ここから、新田原基地に行く予定だたが、急遽コースを変更することにして、大吊橋に行くことにした。そして、そのまま宮崎県の山の中を北上しようということになった。それが、大変なことになろうとはこの時には思いもしなかった。

しかし、だからといって、今考えてみても、ほかにコースが有ったかといわれれば無かったようにも思う。

大きな建物に入ってみると、

道の駅の市場風だった。弁当も売っていた。時計を見るともう12時だった。まだ、130km程しか走っていない。そんなにのんびり走ったつもりも無いのに、もう半日過ぎてしまった。昨日に比べると半分程度しか走っていない。これで本当に今日中に帰れるのだろうか。

とりあえず、ここで、弁当を買って昼食にすることにした。

飲み物は自販機で。

天むすび弁当だ。400円。

味はまずまず。天むすが二つと普通のおむすびが一つ。揚げ物はしなっとなっていた。弁当だから仕方ないだろう。

さて、日本一の吊り橋とはどんなものだろうか。

つづく。