2017年3月1日水曜日

BT-S2 Bluetooth インカム その2 RYOGAヘルメットへの取り付けと簡易マニュアル

NEOTECに引き続いて、RYOGAフルフェイスにも取り付けてみるとこにした。

 RYOGAは、グラフィックタイプだが、6000円程とととても安い。NEOTECのようにスピーカーのことを全く考慮していない。

 いままでつけていたスピーカーを取り外した。正直に言って、あまりよくない。音がよく聞こえず、低音が全くでない。

サイドのチークパッドを取り外すと、こんな感じだ。耳の位置は、ちょうど顎紐の取り付け部分になるが、ここにはチークパッドが来るので、その前の狭い空間しか取り付けできない。

なんとか取り付けて、こちらもフックを取り付けた。

フルフェイスだが、インカムにはジェットヘルメット用のマイクしか付いていない。しかし、意外に違和感なく取り付けできた。

本体を取り付けた。音を聞いてみると、NEOTECに比べて音が小さく細い音だ。耳の位置にちゃんとスピーカーが付いていないためかもしれないし、いわば板にスピーカーを取りつけただけの状態なので音が良くないのだろう。

さて、付属のマニュアルはとても簡易なもので、説明が詳しくないし、絵も少ない。しかも、英語だ。その上紙を節約するためかとても字が小さい。なんとか虫眼鏡片手に読んで、使い方を解読した。

■電源入れ方
 パワーボタンを長押しすると、LEDがブルーに点滅して電源が入る。これが待機状態。

■電源の切り方
 電源が入った状態で、パワーボタンを長押しすると、3秒ほどしてビービーという音がスピーカーから聞こえてブルーのLEDが2回点滅したあと、電源が切れる。

■スマートフォンとのペアリング方法
 電源が切れている状態で、パワーボタンを長押しする。電源が入ってもさらに押し続けると、LEDが青/赤の点滅状態になる。ここで、スマートフォンのBluetoothをONにすると、「BT-S2」が現れるのでタップしてペアリングを実施すれば簡単に接続してくれる。

■インカムとのペアリング
 スマートフォンとのペアリングと同じようにして両方を同時にペアリング状態にする。その時、周りにBluetoothがオンになっている機器がない状態にしておかないといけない。2台が赤/青LED点滅状態になったら、片方のインカムのパワーボタンを一回押す。すると、2台が接続状態になる。

試しに、二つのヘルメットで通信してみたが、NEOTECではよく聞こえるのだが、RYAOGAの方は、明らかにスピーカーの音が小さい。それでも、音は聞こえる。だが、バイクに乗ったらその騒音で聞こえないのではないかと思った。NEOTECの方はもともと防音性が高いし、耳の位置にへこみがあってスピーカーが取り付けやすく、良く聞こえるようだ。

会話はノイズもあまりなく、マイクの調子もよくて、いい感じだ。この値段にしては、かなりいいかもしれない。

これで、本当に1000mも通話ができるのなら、EasyTalk3の200mよりも長いので、実用性が高いと思われる。EasyTalk3から乗り換えるのもありかも。

いやまだ、実際に使っていないので、バイクに乗って使ってみて途中で切れたりなどのトラブルがないかなど試してみる必要があるだろう。

■接続先の切り替え
 例えば、スマートフォンと接続し、他のインカムとの接続もできたら、最後に接続した機器と通信状態が継続される。その間も最初に接続した機器との接続状態も維持されている。音は、最後に接続した機器のものしか聞こえない。この状態で、パワーボタンを軽く一回押すと、最初に接続した機器の音声が聞こえるように切り替わる。

なので、実際に二つのBT-S2でスマートフォンとインカム同士の通話で使う場合は、切り替えれば使える。その場合は、まず、事前にインカムとスマートフォンのペアリングをしておく準備が必要だ。そして、出発前にBT-S2同士で接続し、通話ができることを確認する。次にスマートフォンのBluetoothをONにして接続する。すると、ナビの音声のみが聞こえる状態となる。

BT-S2同士で通話する場合には、パワーボタンを一回押す。それで、切り替わって通話状態となる。会話をやめてスマートフォンの音声を聞く状態に戻すのは、また、パワーボタンを一回押せばよい。

しかし、面倒ではある。高級機のいいところは、マルチにいろいろな機器と同時に接続できることだ。

できれば、トランシーバーと接続できればうれしいのだが。