2017年2月2日木曜日

CHUWI Hi10 Pro インプレとカバー対策

数日Hi10 Proを使っているが、思った以上に使い勝手が良い。

ここで、簡単なインプレとしいうか感想というか不具合というかを報告したいと思う。今まで使ってきた、富士通F-05Eや、ONDA V919、Teclast X16 Powerなどと比較したい。

まずは、Android側だが、動作はきびきびしていていままで常用してきた富士通F-05Eよりも処理速度が速いのは間違いない。ONDA V919は、WiFiが突然切れたり、ということもあって、通信関連が不安定だったが、少なくともWiFiに関してはまずまず安定している。

ただ、Bluetooth機器との接続に問題がある。

総じて中華品質の製品はまずは端子関連から壊れてしまう傾向を感じているので、なるべく端子類を使用したくない。それで、イヤフォンは、Bluetoothのものを使っていきたいと思っているのだが、自宅用、出先用、自宅でも各所にイヤフォンを置いている。

つまり、使うところで、いろいろなイヤフォンを使い分けたいのだが、それが良くないのかもしれないが、どうもつながりにくいのだ。

つまり、Aというイヤフォンを使った後で、Bのイヤフォンを使おうとして、一覧からタップして接続を試すのだが、なかなかつながらない。やっとつながったと思ったら、なぜか電話機として接続という感じになって、肝心の音声デバイスとして認識されなかったりする。

イヤフォン側をペアリングモードにするとすぐに繋がることもあるのだが、確実ではない。試しにAいうイヤフォンだけを使ってみたが、その方がつながりやすいが、確実ではないのが面倒だ。

いったんつながってしまうと、そこそこ安定している。途中で切れたりということはあまりない。その点では、いままでの中華タブレットの中では一番安定はしている。

ただ、Bluetoothイヤフォンでの使っていると、時々ブチッという音が鳴ることがある。そのあとで、なぜか映像と音がずれるのだ。なぜにこんなことが起こるのかわからない。

なんとなくだが、純正のキーボードとつながっているとつながりにくい感じもしているし、WiFiが不安定になることも多いので、WiFiと相互に影響しているのかもしれない。

次に内蔵スピーカーだが、これは傾向としてはX16 Powerと同じで、小さな音との時はあまりよくない。とくに小音量時には最も小さい音がカットされる感じだ。音楽でも、音の大きな楽器と小さな楽器が混在して聞こえるものだが、小さな音の楽器が聞こえにくいのだ。特にフェードアウトしたりすると、ちょうど閾値付近の音量になるとガザガサしてかすれた音になり、突然聞こえなくなる。

ある程度音量を上げていると、ほとんど気にならないくらいになる。音質は中音が強い感じで、ややキンキンした音だ。低音はあまりない。

ただ、それは内蔵のスピーカーを使った場合で、ヘッドフォンであれば、有線でもBluetoothでもそのような傾向にない。


次にSDカードだ。レジュームから復帰した直後に、SDカードを見失うことが多い。ただ、少し使っていると再認識してくれる事もある。最初はこの現象は出ていなかったが、だんだんとひどくなってきている。このような状態なので、SDカードにシステムに影響するような重要なファイルはいれておくことができない。ただ、富士通のF-05EのAndroid 4.4に比べるとSDカードの使い勝手は良い。Android 4.4では、SDカード仕様に制限があり、アプリでファイルの操作ができないことが多かったがHi10 ProではAndroid 5.1だからかそのようなことはない。使っているのが、FAT32にフォーマットした128GBのmicroSDXCなので、フォーマットが問題なのかもしれないと32GBのmicroSDHCカードでも試したが、現象は全く同じだった。つまり、カードの問題ではなくシステムがおかしくなっているようだ。幸いなことに、一旦認識されるとレジュームさせるまでなんとか使用できるのが不思議だ。

つぎに、Windows 10だか、こちらはまずまず安定しているものの、SDカードに関しては最初使えていたが、最近では全く認識できなくなっている。デバイスマネージャーを見てみるとI/Oエラーが発生しているとある。Androidに比べるとハードウェアのトラブルに機敏なのかもしれない。

OSの切り替え時間は、40秒程度はかかるので手軽に切り替えて使うという感じではない。

Windows 10側の内部ストレージの割り当てが大きめなので、空きが20GB近くあり、Windows 10のアップデートなども問題なくできた。

日本語化も簡単だったが、システムローケルを日本に変更できてからは、言語が問題となるような不具合は出ていない。

Android側で問題の小音量時の内蔵スピーカーの音質は、Android側ほどひどくない。あまり気にならない。が、音質は似たようなものだ。

Bluetoothの接続性に関しては、Windows 10側では問題なく、簡単に接続先を切り替えて使えている。このことからも、ハードウェアとしての問題ではなく、実装の問題であることが分かる。なんとか、安定したシステムへのアップデートがあればいいのだが。この辺りは、日本製の機器でもなかなかきちんとしたものがないので、期待は薄いかもしれない。

Windows 10のアプリが多ければ、移行したいところだが、その点ではAndroid側に大きなメリットがある。

バッテリーの持ちは、大体4時間持つかなーという程度。やや短い。それでも、全く使えないほどでもない。電源を確保するように考えたい。

色々と不満を書いたが、総じてAndroidでは処理も速く、使い勝手は良い感じた。特に電源オフ状態からの起動は、F-05Eに比べると倍近く速い感じがする。現実のところまだそんなに使い込んでいるというわけではないが、ほんとがAndroidで使っている。

本体保護のためにキーボードをつけて使っていたが、如何せん重い。いや重すぎる。

なんとかならないかと対策してみることにした。

 用意したのは両面テープだ。

これを、ケースの下側にあるベロに取り付けて、

固定してみた。今のところ、そう長く使っているわけではないが、ズレは少し出るもののなんとか使えている。いまはまだ寒いのでいいが、夏場になったら熱で粘着剤が柔らかくなりズレやすくなるだろう。

ということで、ケースを再び使い始めた。やはり、重さは重要だと改めて思った。

しかし、不具合は完全には払しょくしていないのもののWindows 10 PCになるタブレットとしては、破格だ。新しい機器ということもあるが、今のところF-05EよりもHi10 Proの方をよく使っている。

購入して良かったと思っている。それにしても、価格はほぼ倍のX16 Powerは本当に不安定かつ、簡単に壊れてひどいものを購入したものだ。今後は、ONDAやTeclast製のタブレットを購入することはないだろう。

壊れずに使えることを望んでいるが、安いのと私が新しもの好きということもあるので、おそらく来年にはまた新しいものを購入するだろう。それまで壊れずに使えると嬉しい。

だが、さっそくmicroSDカードスロットがおかしくなってきている。おかしくなるまでは、非常に使い勝手が良かっただけに残念だ。