2016年11月8日火曜日

SUZUKI GSX S1000F 慣らし走行で角島へ

天気も良いので、昼から角島まで慣らしに行くことにした。

乗る前に、GSX S1000Fを観察。


R1100RSで使っていたブレーキロックはそのまま使えた。たが、グリップヒーターがちょっと太めなので、やっと入る感じ。一旦はめると外れにくいので、逆に外さないで常時つけたままにして、使う時だけ前に回してレバーを挟む形にした。意外に使い勝手がいい。R1100RSではレバーをリリースするとすぐに取れてしまうくらい緩かったのでいちいち外さなくてはならなかった。

ヘルメットロック用のワイヤはキャリアのパイプに取りつけた。やはりこの位置が使いよいようだ。幸いぶらぶらさせても下には何もない。はねあがってくるとシートカウルに当たるのでこのように丸めておくことにした。

フロントフォークの調整機構。今のところ弄る予定はない。

左グリップに付いている調整ボタン。これも、まだまだ使い込んでいない。慣らしが終わったら、トラクションコントロールの切り替えや、燃費表示の切り替えなど使えるようにしたい。


バックミラーは、Fと無印ではだいぶ異なる。Fでは、カウルにつけるバックミラーのように裏側が膨らんでいる。走行中の風によるハンドルへの影響を考えるとカウルマウントにしてほしかったが、そうするとカウル内に金属製のステーが必要になる。現在のカウルは単にかぶせてあるだけで、強度はあまりないように感じる。スチールのフレームをつけるとさらに重くなるかもしれない。おそらくは、その重量増とコストアップを嫌ったのだろう。


さて、それでは出発。気温は24度。メッシュジャケットの下にインナーを着た状態で丁度いい感じだった。

しかし、いい天気だ。日差しが強いので、メッシュジャケットでよかった。


関門トンネルを通って、山口県に入る。

そして、一つ目の広域農道を走る。慣らしなので、速度はほどほどに。なるべくのんびりと。

街中の走行でも感じたが、意外にトルクフルなエンジンだ。1,500回転も回っていたら、6速でも、普通に走れる。発売直後では、3,000回転以下では、息継ぎするような症状も見られてECUを交換したという話も口コミにあったが、少なくとも私の個体は、まったくそのようなことが無い。おそらく改善されているのだろう。

出足さえ回転数を高めにしておけば、後はトップのままでも走れてしまうほどの扱いやすさだ。SS系のエンジンとはいっても、さすが1リッターも排気量があるとトルクフルだ。

おそらく、ギヤ比も関係しているのは間違いないだろう。

そして、二つ目の広域農道フルーツロードも走破。

その終点にある「みのりの丘」に寄ることにした。

食事もあったが、まだ腹が空いていなかったのでパス。

水分補給のみにしておいた。

飲みながら、光り輝く愛車を見る。やはり新車は良い。軽いので転倒する気がしない。

そして、R435、R191と走って、

角島に到着。天気も良くて最高だ。

愛車もパチリ。だが、帰って写真を見たらガサガサだ。よく見たら、設定がISO1600になっていた。せっかく一眼レフを持っていったのになんということだ。

角島大橋を渡った。ちょっと風があって、ふらつく。やはり軽いから風の影響は受けやすいのか。

この前来た「しおかぜの里角島」に着いた。

ここで、遅めの昼食をとる事にした。この店もこの前と同じ店だ。

そして前回旨かったカレーにしたが、今回はサザエは付いていなかった。季節で違うのだろうか。値段も同じだったのだが。まあ、サザエが大好きというほどでもないので良いが。ただ、今回イカが大きくて食べごたえがあり、完食できなかった。

食事の後、海岸を見るとかなり波が激しく岩に当たって、白波が出ていた。これだけ風が強いと、バイクもふらついて当然かもしれない。

バイクのところに戻ると、横に赤いバイクが並んで停まっていた。

ここで、初めてナンシーさんに会った。つまり、じろじろと見ていたおじさんから「これなんしーしー」と聞かれたのだ。小さく見えるのでちょっと驚いたようだった。

このバイクの排気量が気になるのだろうか? よくわからない。

帰りも、内陸部の道を走った。道はそんなに広くないが、車も少なく、走りやすい。

一桁台だったアベレージ燃費の表示も17km/lまで上がってきた。

最後のトイレ休憩に、道の駅きくがわに寄った。

そして、小月から高速に乗ってみた。ETCも正常に動作した。

4,000回転ほどしか回さなかったので、おとなしく次々と車に追い越されていった。

一般道での走りでは、あまり風の強さは感じないが、小型のスクリーンが高速で役に立つのか確認したかったのだ。100km/h程度の速度域では強い風圧は感じなかった。もちろん風圧自体はあるのだが、我慢でないというほどでもない。

小型にしては、ある程度の効果があるようだ。これならば、スクリーンを交換する必要はないかもしれない。が、実はPuigの可変フラップ付きを購入しているのだ。

まだ取り付けていない理由は、届くのが遅くなって、バイク屋に取り付けを頼むことができなかったのだ。まあ、スクリーンの交換くらい簡単だろうと思っていたのもあるが。

ところが、バイク屋の店長は、ゴムのウエルナットで止まっているが、それがとても外しにくく、間違ってカウル内に落としてしまうと、カウルを全部外さないと取れないというのだ。

ちょっとびびっている。今回の高速の走行で、意外に純正スクリーンが防風効果があるので、とりあえずこのままでいいかと弱気になっている。


帰ったところで、ガソリンを補給した。アベレージ燃費は18.9km/lまで上がっていた。走行距離は223.7kmだ。だが、意外に実燃費は伸びていて、11リッターも入らず、20km/lを超える燃費だった。

このアベレージ燃費は、低めにでるのだろうか。モビリオの燃費計は多めに出るのだが。


メンテスタンドも、だいぶかけ慣れてきた。


でも、よく見ると左にずれている。Vフックの飛び出し量が異なっていた。後日調整しよう。

リアインナーフェンダーは、外側がかなり汚れている。あまりいい仕事をしていないようだ。


しかも、リアのフェンダーの内側はあまり汚れていない。ということは、フェンダーの役に立っていないということになる。


タイヤは、完全一皮むけたようだ。端はだいぶ残っているが。

今回200km位走った。まだまだ慣らしは続く。いままでのところ、とてもいい感じで、トルクフルなエンジンで、慣らし状態でもまったく不満を感じないパワーがある。

ハンドルは、いかにもストリートファイター的で、高めで絞りが少ない感じだ。とても振り回しやすい。止まってからの引き回しもやりやすい。乗車姿勢はやや前傾で、この前傾具合もちょうどいい。

ハンドリングは、素晴らしい。R1100RSがくねくねした道は不得意で、とてもうまく走れなかったのに対して、GSX S1000Fはコーナーが楽しくてたまらない。ややオーバースピード気味でも、平気でくるっと曲がれてしまう。

高速の直進安定性も問題ない。だが、この部分はややR1100RSの方が良い感じがするが。

とにかく車体の軽さが素晴らしい。エンジンパワーがあることもあるのか、まるで250ccクラスに乗っている感じがするくらい軽い。

いまのところ、購入して良かったと思っている。

だが、逆に言うと、慣らしの状態でこのパワー感だと、回した時はちょっと大丈夫かと思ってしまう。まあ、パワーというものは有れば有るだけ使ってしまうし、慣れるものでもあるとは思うが。