2016年11月1日火曜日

SUZUKI GSX S1000F 納車!

突然だが、SUZUKI GSX S1000Fを購入してしまった。


ある日に、近所のバイク屋に寄ってみた。そうしたら、中古のGSX S1000Fが置いてあってビックリ。まじまじとみてしまった。カウルのない青のGSX S1000は試乗していたのだが、赤黒カウル付きのGSX S1000Fは初めて見たのだ。

しかし、よく見ると転倒したようで傷がついていた。まあ、私の場合いつ転倒してもおかしくないので、中古車の方がいいのかもしれないとは思ったが、これだけ新しいのに、この傷はどうだろうか。

価格を聞くと思ったほど安くない。しかし、人気のGSX S1000Fの赤黒となると、いつ入ってくるかわからないだろう。冷やかしで「新車の納期は?」と聞いてみると、在庫が1台ありますという言うではないか。

価格を聞くと、かなり安い。R1100RSを下取りしてくれるかと恐る恐る聞くと、「いいです」という。結局SUZUKIのWebサイトに記載の定価から、下取り含めて30万近く値引きしてくれるとという。

こんなに安くして大丈夫なのと聞くと、「地域で一番の価格を出しています」という。

たしかに、安い。しかも、処分をどうしようかと悩んでいたR1100RSまで取ってくれるというのだから、これは注文しないわけにはいかない。

そして待つこと2週間。とうとう納車となった。

この2週間で、ハンドル周りの機器を取り外して下取り仕様になったR1100RS。これが最後の乗車となる。

せっかくの納車日だというのに、空模様はどんより。

しかも、小雨まで降ってきた。最悪だ。ザ-ザ-降りでないだけましか。

R1100RSに跨りバイク屋に恐る恐る走って行った。雨降りという事もあり、ここで転倒や事故でも起こそうものなら下取りがふいになってしまう、慎重にならざるおえない。


そして、ご対面。正直に言うとあまりの綺麗な嫁入り姿にほれぼれ。やはり新車は違う。

思わず、にやける。

実を言えば、Fのフロントデザインはぬめっとしていてあまり好きではないと思っていた。GSX Rや、隼、Bandit 1250Fなどのように、ヘッドライトは上下2眼がSUZUKIのアイデンティだとおもっていたのに。どうして、GSX S1000Fだけこんなデザインなのかといぶかっていた。しかし、最近のデザインを考えてみるとMT-09トレ-サ-しかり、最新のMT-09無印も2眼タイプに変更になっている。

このような、デザインがトレンドなのかもしれない。

あまりよく思っていなかったGSX S1000Fのフロントデザインだが、現物を改めて見るとそう悪くないなあとあらためて思った次第。

トリップは、「000000」。新車の証だ。これから慣らしなのでトラクションコントロールは一番介入度の高い3にセットしてもらった。操作を教えてもらったが、左グリップの操作で簡単に変更できる。


簡単な操作説明を店長から聞いて乗り出した。ハンドル周りには、あらかじめ依頼しておいた配線が付いていて見苦しい。後できれいにする予定。

恐る恐る乗って、いつものガソリンスタンドでハイオクを満タンにした。

ここまで、4kmしか走っていないのに、アベレ-ジの燃費はなんと、4.4km/l。これは無いだろう。

新車だからか?

店長はガソリンは3リッタ-程入れてますと言っていた。たしかに、燃料計はE横の1メモリがブリンクしている状態になっていた。

だが、入ったガソリン量は16.58リットルだった。おかしい、タンク容量は17リットルのはず。残り0.4リットルしかなかったということになる。もしかすると、公証17リットルだが、実は19リットルほど入るのかもしれない。だが、それを当てにしてはいけないだろう。メ-カ-がそういっているのだから。

そして、ファ-ストインプレッションだが、たった4kmで、しかも小雨の中をゆっくりと走っただけでは走りに関してはなんとも言い難いが、少しだけ書いてみよう。

エンジンをかけると、かなり排気音がいい。Bandit 1250Sのヨシムラスリップオンと同等に感じる。アイドリングから、ちょっとアクセルをあおると「ブォン」と威勢のいい音。これで純正? いいのかこれで? と思ってしまうが、結局マフラーを交換する人が多い実情を考えてみれば、メーカーとしてこれは正解だろう。逆にもっと静かなほうがいいというひとが、静かなマフラーに交換の方がいい気がする。

そして、R1100RSで一番いやだったのが、ウインカーだ。左右にボタンが付いていて、キャンセルが右手という、作った人は本当に不具合感じなかったのかというレイアウトはずっと不満だった。それが、左手のみで操作できる快適さ。まあ、これはGSX S1000Fに限ったことではないが。最近のBMWだって、そのようになっているのだし。それに、発進のクラッチもするするとつながる感じで、湿式多板の操作しやすい半クラも久々だ。やはり、乾式よりもいい。

足つきは、左足だけで付けば、踵までべったりついて不安はない。2cm短い右足では、べったりとはいかず、踵が浮く。両足でも踵が浮く感じだ。だが、車体が軽いので、不安感はない。ちなみにシート高は810mm。私は身長174cm、体重74kgだ。

エンジンは、SS系とは思えないくらい低回転でも安定している。6速の2,000回転で50km/h弱だが、まったくストレイスが無くアクセルをひねればむずかることもなくするすると加速していく。Bandit 1250Sとあまり変わらない感じたが、ギヤ比はGSX S1000Fの方が高回転型だ。つまり、Bandit 1250Sでは、2,000回転も回っていると60km/hは超えていた。なので、6速がちょっと町乗りでは使いずらかった。しかし、こちらだと、40km/hでも、1,700回転程度は回っているので、少し速度が落ちても粘る感じがする。総じて、乗りやすい。とても、SS系エンジンとは思えない。

それと、やはりかなり軽く感じる。曲がる時にも、おっととというような事が無い。でも、さすがにガソリンを満タンに入れると少し重さを感じたが。

軽さにについては、R1100RSが車検証記載の実測値が、フロント130kgでリア110kgのトータル240kgだった。そして、NC700Sが、フロント110kg、リア110kgで220kgだ。GSX S1000Fはフロント110kgでリアが100kgの210kgだ。NC700Sよりも軽いのだ。R1100RSとの比較では、30kgも軽い。30kgといえば、小学生くらいの体重だ。それが乗ったままの状態で、押し引きすると思えば、軽い筈だ。GSX S1000Fにした最大の理由が、この軽さだ。そして、145馬力というパワーも魅力だ。一度ハイパワーマシンに乗ってみたかったのだ。

ガソリン入れて、少し走ろうかと思っていたのだが、雨模様で路面は完全ウェットだし、バックミラーが全然見えない。仕方ないので、一旦帰宅することに。

納車の初乗り動画を撮っているので記載する。




つづく。