2016年7月8日金曜日

BMW R1100RS 友人と久留米 高良大社ツーリング その2

つづきだ。

友人がバイクを降りたので、続いて降りた。

指さしていたところを見ると、「グライダー山頂」らしい。


しかし、草深い何もあるように見えない。付いて登っていくと...

視界が開けた。


人がいてびっくり。ここまで徒歩で登ってきたらしい。バイクでも、かなり大変だったし、第一距離もあった。すごい人だ。

山口の崋山にもジャンプ台があるが、こちらは自然のものだ。それこそ柵も何もない。


前に進んでいくと、そのまま落ちてしまう。もちろんグライダーで飛ぶにはそのような環境でなければならないのだろうが。ちょっと怖い。しかも、かなり強い追い風が吹いている。風に煽られてふらついたらそれっきりだ。

高良大社の展望台も素晴らしかったが、ここはさらに素晴らしい。高度が全然違う。ただ、黒い雲が次々と沸いてきて、心配になる。

記念碑も立てられていた。


そこからは、ずっと下りになる。

とにかく、このようなグネグネ道は、R1100RSで走るのはつらい。

特に登りは、ギヤが2速では高すぎる。登りで負荷がかかっているので、エンジン回転数が下がりすぎてエンストしそうになる。前日の関門でも起きた様にだ。

それで、1速にするが、こちらは、ギヤが低すぎて、アクセルのツキが良くなり過ぎてぎくしゃくする。それに、急なカーブなどは、1速でもエンジン回転が下がる。半クラッチのうまくないバイクなので、チョンチョンとつないでは切るというのを繰り返すことになる。少し速度が出たら2速にアップと、とにかくクラッチが忙しい。

さすがに、クラッチの左手が、かなり限界になってきた。

だが、頂上からは下る一方なので、だいぶ楽になった。エンジン回転がだいぶ落ちても、エンストの心配をしなくていい。しかし、道が良くない。雨が降ったらしく、路面にところどころ水たまりがある。


そんな細い道なのに、車がやってきたりする。友人もU字コーナーで出てきた車にぶつかりそうになっていた。よく転倒しなかったものだ。

途中で、だんだん畑が見えた。こんな山の中で! ちょっと見とれた。


そして、下まで降りたら、駐車場があったので止めようとしたが、一杯だった。

それで、閉まっている店舗らしき建物のひさしの下に停めさせてもらった。


歩いていくと、滝があった。小さな滝だ。

そう思って先に進むと、人だかりが。

こちらが、本番の滝だった。滝の影響で冷たい空気が流れてきて、気持ちいい。

この滝は、「調音の滝」だ。しかし、音は特に変わっているようには思えなかった。気にして聞いていなかったというのもあるだろうが。

その横の池には、チョウザメがいた。


バイクに戻って、見てみると、かなり汚れている。これは友人のR1200RSのインナーフェンダーだ。そしてスイングアーム部分もドロドロとだ。


私のR1100RSも同様だ。ただ、友人のブラックに比べて色がシルバーなので目立たない。

だいぶ涼しく感じていたが、それでも33度あった。

そこからは、道の駅「小石原」に向かってひたすら走った。かなり真夏の暑さを感じた。写真はないが、温度計を見ると、日があったっているためか38度と表示されることもあった。

朝は天気を心配したが、そんな心配は無用たど思っていた。

やっと到着。

車がいっぱいでどこに停めようかと思っていたら、ハーレー軍団から奥が空いてるぞと手招きされたので、

なんとか端に停めることができた。


なんだか、黒い雲が気になる。


小腹が空いたので、高級ソフトクリームを食べてみることにした。なんと500円。かなり濃厚な味だ。コーンもそれ自体が甘いお菓子になっている。

駐車場に戻ると、BMWのバイクが止めてあった。F800Rだ。たしか、F800GTとかF800STは、ベルト駆動になっていたはずだが、F800Rは普通のチェーン駆動で、片持ちでもない。

まだ新しいようで、とても綺麗だし、軽そうだ。

そこで一休みして、帰宅する事にしたが、だんだん黒い雲が出てきて、天気が気になる。

そこで、丁度あった道の駅「おおとう桜街道」に寄った。

かなり空模様が怪しい。


飲み物などを買って

少し休みながら、雲の様子などを見てみると、自宅付近はすでに雨雲に覆われていた。

ここにも、次に大きな雨雲がやってくるところだった。


意を決して、出発したが、途端にパラパラと降ってきた。


慌てて、コンビニ飛び込んで雨宿り。土砂降りになってきた。

雨宿りだけでは申し訳ないので、なにやらドーナツの一種らしきものと、コーヒーを頼んだ。

丁度小腹も空いていたところだった。

雨脚が弱まったところで、友人は合羽を着た。私は、雨のことなど全く考えていなかった。それに、メッシュジャケットで、濡れてもそれくらいのほうが気持ちいいと思っていたのだ。


だが、雨が降り出したら、一気に気温が下がってきた。ただ、それでもこれくらいなので、寒いという事はない。

結局帰宅してみたら、近所はまだあまり濡れていなかった。

帰宅する前に、給油した。

走行距離は203km、燃費は19.7km/lだった。山道で低いギヤで走ったのが効いているのかも知れないが、それでも、20km/lを少し下回る程度に収まっている。実際一般道では、40~50km/h程度の速度でも、5速で1,500回転で走れてしまう程、エンジンはトルクフルで楽に走れるほど調子がいい。

今回、実はトランシーバーも持って行ったのだが、まったく通信できなかった。私のほうの問題らしく、トランシーバーの音声が聞こえるはずの左のスピーカーの音が小さくて、ナビの音も右から聞こえている状態だった。しかし、途中で、ヘルメット内のスピーカーの位置をずらしてみたりしたら、ナビの音は左右から同じ程度の音量で聞こえるようになった。何が悪かったのかはわからないが、とにかくスピーカーの問題だろう。

そして、トランシーバーのPTTスイッチを押して喋っても、友人に聞くと、ジャーというノイズしか聞こえないという。マイクの問題かもしれない。

そういったこともあって、Bluetoothのインカムを調べたりしていたが、やはりかなり高価で、わたしにすると費用対効果という面で、踏ん切りがつかない。

それに、ナビやレーダーの音も、インカムで聞くためには、Bluetoothのトランスミッターが必要になる。さらにトランシーバーも使えるようにするには、かなり高価な機械を購入しなければならず、インカムを含めて6万円程度の費用がかかる。

今度、不具合をちゃんと調べて、現在のシステムでちゃんと使えるようにしよう。

そういえば、気になっていたはずのブレーキは、本格的なツーリンクで使ったがまったく忘れているほど気にならなかった。長い山道の下りでは、ブレーキを多用したのだが。