2016年5月11日水曜日

BMW R1100RS 阿蘇方面ツーリングに行ってきた その2


いまきん食堂を出発して、次に向かったのは、

阿蘇神社だ。バイクは手前に停めてくれということで止めたが、奥は車で一杯だった。

歩いていくと、ニュースで見たとおりに悲惨な状況だった。完全につぶれてしまっていた。

2010年に、まだ中華バイクWACOX H1に乗って、ゴールデンウィークにここに来たと書いたが、その時の写真と動画を以下に記載する。立派で高い門だったのだが。

https://goo.gl/photos/MGBF7xxBN81KmzZx6


お賽銭箱のところが透明になっていて、奥が見えた。

手前の柵も倒れてしまっていた。

やはり、現物を見ると、地震の酷さ具合を改めて感じた。復興してくれることを祈るばかりだ。

そこから、県道11号線であるやまなみハイウェイで、大観峰に向かったが、

一の宮町古城の交差点を突っ切ろうとしたら、

またもや、通行止めだった。仕方ないので、左に折れて、

上がっていった。

ほどなくして到着。

しかし、下界は天気も回復してきたように思えたが、ここは残念ながら、霞んでいた。お店などがある方向は白くなっていた。

望遠で見てみると、なにやら飛んでいる。やまきん食堂でみたパラグライダーだろうか。こんな霧の濃い日に飛ぶのは危ないのじゃなかろうか。

下を見たが、時折薄くなった時にかすかに見える程度だった。

向こう側は真っ白だ。まるで道とバイクが何もないところに浮いている感じだ。



そこを出発すると、すぐに天候は回復して日が照ってきた。

そして、黒川温泉に到着。

目的の温泉は、かなり奥まったところにあった。道も狭く車同士では離合も難しい。

やっと着いた。秘境みたいだ。

着いたのは、山みずきという温泉宿だ。なんと一人一泊4万8千円もするという高級温泉旅館だ。

温泉も高いのじゃないかと思った。

駐車場からてくてく歩いて受付に向かう。

露天のようだ。

受け付けて料金を聞くと500円だった。意外に安い。ロッカーに荷物をしまって、鍵は受付に預けて風呂に入る仕組みだった。


奥に行くと、露天風呂の建物が。

横を見たら、そこが露天風呂だった。川沿いになっていて、かけ流しで、湯は川に流されていた。少々熱かった。真冬だとこれくらいがいいのかもしれない。

写真は撮れなかったので、温泉のサイトより写真を持ってきた。


左側が、川になっている。

開放的な温泉にゆったり入った。室内風呂も有った。山みずきのURLを記載しておく。

http://www.yamamizuki.com/furo/furo.html

風呂を堪能して、帰る事になった。

天気は、だいぶ改善していて、日が照って、気持ちいい。

ファームロードの途中にあるカップルに寄った。

前回食べられなかったので、今回はうまいソフトをいただいた。300円だ。

そこから、ファームロードを外れて東に走って、宇佐に向かった。私のナビにセットして先頭で走り始めた。

ひたすら、国道387号線を北東方向に走り続ける。

ところが、途中で変な道に案内されて、なぜかこの登った先が目的地になっていた。ナビがおかしくなっていた。改めて、目的地をセットしなおして走り出す。

今度は、ひたすら409号線を登っていく。

途中で、なにやら見慣れたところを通った。以前ZZR1200が転倒した場所だ。ここを東に行くと、県道50号線に出る。しかし、大回りだ。

それで、途中から左折して引き続き409号線を走って、ショートカットすることにした。

途中で工事中の砂利道があり、ゆっくりと走り抜けた。R1100RSは、何の不安感もなく走破できたが、他の2台は、かなりビビッたようだ。

そして、こんな細い山道をくねくねと走り抜けるが、R1100RSは非常に楽に走れる。古くて少々振動で壊れてもどうってことないという気軽さゆえかもしれないが。


またもや、細い道に入り込んで、ちょっと、ナビが信用できるのか心配になってきたが、

なんとか、387号線に出てくることができた。

宇佐から高速に乗る予定だったので、ガソリンスタンドに寄った。300km近く走っていたが、おそらく5リットル程度入れておけば大丈夫だろうと、5リットルだけ入れた。もしかすると、ぎりぎり足りたかもしれなかったが、何が起こるかもしれないので用心のためだ。

高速に乗る前に、まほろばうさ物産館に寄って一休み。

缶コーヒーでのどを潤した。

宇佐から高速に乗った。4月に例のみかん農家騒ぎで開通していなかった、豊前から椎田南までが開通したので、走ってみようということになったのだ。

ここが、そのみかん農家区間だ。丘の中腹に「公共事業とは」と書かれた看板が設置されていた。

綺麗に整地されており、ちょっとびっくり。


この区間をノーカットで動画にしてみたので、記載しておく。



今回のツーリングは、通行止めがあったり、壊れた神社を参拝したり、温泉に入ったり、なかなか内容の濃いものだった。

R1100RSに久しぶりに乗ったが、クラッチもきつくなかったので、クラッチワイヤー交換の効果は出ているのは間違いない。先月NC700Sのツーリングで尻が痛くてたまらなかったが、R1100RSのシートは厚手のためか、まったく尻は痛くなかった。

また、高速に乗る前に、シートを一番高い位置にセット(82cm)して走ったが、尻上がりになる代わりに、軽い前傾になり、そのうえ足の曲がりがゆるくなって、とても楽に走れた。

一般道を走るときは、2cm短い右足の足つきを考慮して、中位の80cmにセットしたほうがいいが、高速に乗るのなら82cmが良い。

このように簡単にシート高さが調節できるのは、R1100RSの大きなメリットだ。

特に高速は、R1100RSで走るのは楽だと感じる。

ニュートラルからローに入りにくいという問題も、クラッチの調整でだいぶ気にならなくなってきた。今の問題は、低速時の足回りだろうか。道路のうねりでピョンピョンはねて気持ち良くないのだ。だが、速度が上がってくると、それは感じなくなるのが不思議だ。どちらにしても、ガラガラ、ゴソゴソと足回りから音がするので、サスペンション周りがおかしいのは間違いない。