2016年1月6日水曜日

Teclast X16 Power Androidでの使用感など

Teclast X16 Powerが我が家にきてだいぶ経つので、そろそろ使用感などを書いてみたい。

まずは、重量の問い合わせがあったので実際に量ってみたところ、なんと870gもあった。スペックには、600gと書かれていたのだが。だが、実際に手に取ってみると、9.7インチに比べると大きいからか、あまり重く感じない。サイズが大きいだけに分散されるのか、手もあまり疲れない。

確かにタブレットとしては重いが、ノートPCになどに比べれば軽いほうだろう。

ということで、重いかといわれれば、軽くはないが思ったほど気にはならないというところだ。

次に、GPSの搭載だが、これもはっきりとは書かれていない。設定には、「現在地」というのがあってONに設定可能だが、GPSでの計測ではなく、WiFiネットワークにより位置情報の検索のみの対応だった。ということで、衛星によるGPSは搭載されていない。外に持ち出してナビ代わりに利用しようという目的は果たせないだろう。ただ、サイズ的に手軽に持って出るようなものでもないので、それが大きくマイナスかといわれればそうでもない。実際ONDA V919 3G Airにもついていなかった。

ボディは、中華タブレットとしてはなかなか綺麗で、チープさはあまり感じない。かといって、ものすごく高級感があるかといわれれば、そうでもない。少なくとも、ONDA V919よりはまともな感じがする。

さて、具体的な使用感を書いていこうと思うが、まずはAndroidだ。

Androidでの内蔵ストレージはなぜか20GBと表示される。実際に使用できるのは、もっと少ない。動画ファイルをたくさん入れたいならば、SDカードは必須だ。

メモリカードとして、


microSDXC 64GBをつけている。これくらいあれば動画をたくさんいれても問題なく使える。

Androidモードにおいて問題を感じるのは、音とタッチパネルだ。まずは音というかサウンドだが、特にボリュームを絞ったときには、聞いてられないくらいのひどい音になる。どんな感じかというと、例えば前面にギターが鳴っているとしよう、そしてバックでキーボードが少し小さくなっている場面を想像してほしい。

この時に、ボリュームを絞ると、ギターの音しか聞こえなくなる。そしてギターの音が小さくなったりするとギターの音さえ聞こえなくなる。そして、音自体もぼそぼそとしたというのか、とにかくじゃりじゃりとした音ですっきりしない。

ドラマや映画を鑑賞すると、これがひどく不快になる。だれかが大きな声てしゃべっているときはいいが、少しでも小さい声になると途端に何をしゃべっているのかわからなくなるのだ。

音質も、低音がなく、キンキンとしたひどい音だ。

ところが、Windows 10に切り替えると、まったく同じドラマが普通に聞こえ、音楽もちゃんと聞こえるようになる。音質もかなり改善する。つまり、ハードウエアの問題ではないようなのだ。

Androidの音声部分のドライバーか何かがおかしいとしか思えない。アップデートなどで改善されるといいのだが。アプリによって音声の質が変わるということもない。さらに、内蔵スピーカーでもヘッドフォンでも変わらない。

Androidの音楽再生アプリであるPowerampでは少しはマシになるが、程度問題だ。基本的にダメなのだ。

ただ、ボリュームを上げるとかなり改善するので、ボリューム付きのイヤフォンを購入して、イヤフォン側のボリュームを絞り、タブレット側のボリュームは上げて再生するとセリフが聞き取りやすくなる。

言葉で言うのもわかりにくいので、ゲームのサウンドを録音したものを載せるので聞いてほしい。

どうだろうか。ガサガサして聞きにくいことこの上ないだろう。なお、ブーン/プチプチという音は、録音ノイズなので無視していただきたい。


次にタッチパネルだが、反応が遅い感じがする。そう一テンポ遅れる感じで、それがどうもCPUなどの処理速度を遅く見せている感じがする。その影響か、ONDA V919で快適なゲームアプリが、とてものろくなって楽しくない。

アプリと言えば、これもゲームだが、Supercellというメーカーのアプリ3つがどれもエラーして落ちてしまうのだ。調子よく動作することもあるのだが、突然落ちるようになると、Androidを再起動しないと2度と動作しなくなってしまう。

■Supercell
https://play.google.com/store/apps/developer?id=Supercell&hl=ja

具体的には、
クラッシュ・オブ・クラン (Clash of Clans)
ヘイ・デイ (Hay Day)
ブーム・ビーチ (Boom Beach)
の3つだ。



これ以外のアプリで、途中で落ちてしまうというものは今のところ確認していない。とても遅くなるアプリはあるが。

そして、ONDA V919でかなり重く感じるアプリは、X16 Powerでも重いのに変わりはないが、それでも、かなり改善している。CPUの処理速度は上がっているのを感じる。

また、8GBものメモリが乗っているからか、一度起動したアプリはメモリ中に残っており、次回からの起動はかなり速くなる。これは、なかなか快感だ。



今日は、ここまで。