R1100RSの車検が近いこともあり、ブレーキの分解整備を行うことにした。特にリアブレーキは全く触っていないので、パッドが減っていたりしたら交換しなくてはならない。
リアのキャリパー。
構造がよくわからないので、とりあえず下のヘクサボルト2本を外してみる。
8mmの六角だ。
思ったほど固くはなかった。
1つ外れた。
二つとも外したので、キャリバーを上に持ち上げて外す。
フロント違って簡単に外れた。思ったほど汚れてはいなかった。
パッドはまだ厚さが2mmは残っている。交換の必要はない。上の金属パーツは、ABSセンサーだ。
パーツクリナーを用意して、
まずは、ABSセンサーを綺麗にしてみた。汚れは取れたが、ピカピカというほどでもない。
パッドを外してみたいが、カバーが付いているようだ。ちょっとドライバーでこじってみた。
はめてあるだけで、簡単に外れた。
パッドピンが長いのが両端に2つあって、真ん中にも短いものが1つある。フロントに比べて複雑なのにちょっと驚いた。
両端のパッドピンは、ネジではないようだ。
細いヘクサレンチの先端を当てて、軽くたたくと、中に入っていく。
反対側から飛びだしてきた。
引き抜くと、ひどく汚れていた。
真ん中のピン。これははめてあるだけだった。
真ん中のピンの抑えばね。
外したパッド。片減りも見られない。パーツクリーナーで綺麗にした。
綺麗にするとロゴが見えてきた。なんと、BMW純正だった。
リアのリザーバータンク。
キャップを回して外す。綺麗だ。交換の必要はないようだ。
キャリパーピストンを出すために、リアブレーキを何度か押すと...
急激にフルードが減ったので、追加した。
ピストンがだいぶ出てきた。ちゃんとゴムブーツが付いていて、めくってみたがピストンはピカピカだった。周りをパーツクリーナーで綺麗にしておいた。
ピストンを押し戻すと、フルードがあふれてきたので吸い取った。
シリコングリスを付けておくことにした。
パッドの裏側。
パッドピンや抑えばねなど。
組みつけた。動きが良くなったようだ。
取り付けて完了。ブレーキレバーが硬くなるまで何度か踏み込んだ。
次に、フロントも分解してみることにした。前回難儀し、結局外さなかった右側のキャリバー。
フロントフォークに固定するための2本のヘクサボトルを外す。
前回のブレーキを弄った後で調べたところ、キャリパーは、パッドを押し広げれば外れるという事が分かった。それで、今回は、パッドを押し広げてみたところ、
簡単に外れた。あまりにあっけなく、拍子抜け。前回はいくらやっても外れなくてあきらめたというのに。まるで知恵の輪だ。
左側同様に、右側もパッドは大丈夫のようだ。
フロントは、ピストンが対抗で4つもついているが、パッドピンは1つのみ。リア同様に、ピンを押し込む。
長いようで外れなかったので、細い六角レンチをあてがって、ショックハンマーで軽くたたいた。
出てきた。しかしこれは...
かなり錆びている。フロントのブレーキは、キリキリと鳴くので気になっていたのだが、これも原因の一つか。確かに、これでは動きが悪いだろう。
1000番のサンドペーパーで、
ごしごしと磨いた。
完全にさびは取れていないが、少なくともざらつきは取れて、滑りやすくなっただろう。
外したパッド。銅色をしている。銅パウダー入りのメタルパッドなんだろうか。
これも、純正だった。
パッドを外した後のキャリパーの内部。汚れていたので、これも綺麗にしておいた。
パッドも綺麗にしたのちに、シリコングリスを背面に塗った。
パッドピンにも塗った。
鳴き対策で、パッドの角を取った。
こんな感じだ。
後は、分解と逆に組み付けていく。グリスが付いているのでとてもスムースに組み立てられた。
前回分解した左側も、外すことにした。
こちらも、簡単に外れた。外れると分かってるから簡単に外れたのだろう。わからないと、外れないものだ。
こちらのパッドピンもさびていた。左側同様のメンテを行って組み立てた。
レバーをニギニギして、硬くなるまで繰り返して、ちゃんとブレーキが利く感じを確認した。
最初は注意して、ブレーキの利き具合を確認しよう。
暑くなってきたので、NC700Sに付けていたメッシュシートカバーを、こちらに取り付けた。ちょっとサイズが小さいようだ。
大体、整備は完了。エンジンオイルの量は適切だし、交換後1.500キロしか走っていない。プラグもタイヤも交換後3500キロほどだ。
エンジンの調子もよいし、走っていて大きな問題は感じない。
車検直前に、ヘッドライトバルブをLEDからハロゲンに戻せば、おそらく車検は問題ないだろう。光軸は、レッドバロンに調べてもらおう。
0 件のコメント:
コメントを投稿