2016年7月29日金曜日

KABUTO AVAND-II CITTA 修繕と無線化

KABUTO AVAND-II CITTAを気に入って使っているのだが、最近右のチークパッドがすぐにずれてしまう現象が出ている。

ズレるだけならよいが、こうして外れてしまうことも多くなってきて、ヘルメットを脱ぐときに面倒だ。

こうなった原因は、マイクをここに取り付けているからだ。


外してみる。

ここに、マイクの取り付けねじがあるのだ。

それを避けるために、カットしている。このために、しっかりと固定されないのだ。

これをマイク位置を変更して修繕することにした。


補修用のチークパッドを購入した。安いヘルメットなので、チークパットも安いのは助かる。





左が新品だ。取り付けボタンが白くなっている。

今取り付けているマイクを一旦取り外す。

二つの穴が開いている。1つがマイクの取り付け穴で、もう一つがケーブルの取り出し穴だ。ちょっとビドいことになっている。

外から見た状態。プラリペアで塞いでしまおうか。

外したマイクをどこに付けなおすか悩む。

結局、チークパッドに影響が無いように、前側に取り付なおした。これなら大丈夫だろう。

配線は、見にくく空いた穴を利用して、結束バンドでケーブルを固定した。

チークパッドにも影響なく、なんとか取り付けできた。

後の問題は、このスピーカーケーブルだ。Bluetoothでの接続は実験的に試したが、レシーバーの処理が問題だ。

これがレシーバー。裏にフックが付いている。

これを取り外す。

100円ショップから、マジックテープを買ってきた。

これをカットする。


ヘルメットに張り付けた。


レシーバーの裏にも張り付けた。マジックテープには雄雌あるので異なるものを張り付ける。

これで、レシーバーを固定できる。意外にいいじゃないか。

はがしてみたが、粘着がはがれずにマジックテープ部分で取れる。

しかし、取り付けたレシーバーはバッテリーが最大で5時間しか持たない。実際の使用状態では、せいぜい4時間というところ。

これでは、1日持たない。

それで、安かったので「GREEN HOUSE Bluetoothオーディオレシーバー クリップ付 ピンク GH-BHARCP」を買ってみた。




普通は2千円以上するだが、このピンクだけ1,755円と安かったのでこれにした。色はあまり気にしない。

中身はシンプルだ。


生活防水になっているので、バッテリーが持てばこちらがメインになりそうだ。ボタンも大きい。

裏にフックが付いている。しかしこれは外れない様だ。サイドに開いている穴は、上の小さいのがマイクで、下の大きいのが充電用だ。マイクは両サイドに付いている。

充電ケーブルは、端子が特殊なピンタイプのため専用品が要る。

これにも、マジックテープをカットして、


張り付けた。

こんな感じだ。ただ、クリップが外れなかったので、その分浮いているうえに、装着面積も少ないので、やや不安定だ。

高速を走ったりしたら、飛んでいくかもしれない。ちょっと気になる。

聞いてみたところ、この製品はなぜかイヤフォンプラグがジャリジャリというノイズが出やすい。接触が良くないのだろうか。ケーブルをくるくると刺したままで回すと、ガリガリとノイズが発生する。触らなければ大丈夫だが、走行中風でプラグに応力がかかったときに音がするかも知れない。

試してみるしかないようだ。

うまく使えたら、2台体制で、1日持つだろう。昼食の時などに交換して、午前中使っていた方を、USBバッテリーなどで充電しておくといいだろう。

さて、簡単に取り外しもできて良いが、肝心のトランスミッターとの接続はどうだろうか。

これは少し問題ありだ。それぞれの接続は問題ないのだが、片方のレシーバーの電源を切って、もう片方の電源を入れても、そのままではなかなか接続しないのだ。トランスミッターの電源をいったん切って、ペアリング操作しないと繋がらなかった。特にピンクのレシーバーではそうだった。

これも、一旦電源を切ってつなぎなおせばいいので、それだけ忘れないようにしないと。



トランスミッターは、給電しながら使えるのでバッテリーの持ちは問題ないが、レシーバーの方は気になる。それで、MP3プレーヤーにトランスミッターを繋いで、2つのレシーバーを連続で使ってみた。

ピンクのGH-BHARCPは、仕様では5時間とのことだったが、実際には3時間でダウン。サイズが小さいこともあり、以外に持たない。

黒いレシーバーは、仕様ではこちらも5時間だったはずだが、勘違いだったらしく6時間以上連続で使用できた。

そうなると、黒いレシーバーがメインになりそうだ。

音質は、ピンクのGH-BHARCPの方が良かった。黒いレシーバーはやや低音が無くて、長く使うと耳疲れした。以前使った時には、黒いレシーバーを使ったのだが、使用時間が短かったのであまり気にならなかったのかもしれない。


2016年7月28日木曜日

BMW R1100RS 車検

BMW R1100RSの車検予約をしていたのだが、都合が変わって急遽1週間前倒しにすることにした。実は前倒しした当日も、予定がいっぱいだったのだが、何とか昼から2時間くらい時間を工面した。なので、1回で通さないと面倒なことになる。

そのため、車検の前日に十分な整備と点検を行う必要がある。

ネットでダウンロードした点検記録簿を元にチェックした。

まずは、LED化してあるヘッドライトバルブを元のハロゲンに戻す。元から付いていたバルブはやや青みがかかったもので、発光色は白っぽい。スタンレー製なので、2個で千円などのバルブとは違う本当の車検対応ではないかと考えた。これをつけているときには、特に暗いとも思わなかったし、輝度も大丈夫だろう。

いつものように、右側のインナーカウルを外す。

ピンぼけですまないが、インナーカウルを外すとLEDのバルブが見える。

ゴムカバーをめくってバルブを取り外そうとしたのだが、非常に手間取った。ゴムカバーが邪魔をしてなかなか固定パネが外れなかったのだ。

やっと、外せた。

そして、ハロゲンを取り付けようとしたが、ゴムカバーを付けたままでは取り付けにくかったので、バルブだけを先にはめた。

そして、ハロゲンと一緒に保存してあったカバーを取り付けた。

発光テスト。問題なく点灯。

ローの発光状態。

次にハイの発光状態。車検では、ハイしか点検しない。

次に、タイヤ圧をチェック。問題無し。ついでにタイヤ溝もノギスで測る。フロントが3mm、リアが2.5mmだった。十分だ。


ストップランプの点灯状態もチェック。問題無し。そして、後ろのウインカーの点灯状態のチェック。これも問題無し。

前のウインカーの点灯状態のチェック。


忘れていけないのが、ハンドルロックのチェック。まずは、左側。ついでに、ハンドルの切れ具合もチェック。引っかかりもなくスムーズで問題なし。そして、右側に付いている車体番号をチェック。

ハンドルロックは右側でもチェック。OK。左右どちらでもロックできる仕様だ。


カメラのマウントは、

外しておくことにした。

写真は撮っていなかったので無いが、プラグや、エアーフィルター、排気管の取り付け状態。サスペンション、バッテリー、アクセルワイヤー、クラッチワイヤー、チョークワイヤーなど、一通りのチェックをした。

いろいろ調べていたら、エアーフィルタボックスからインテークにつながるゴムパーツがひび割れている。インジェクションとエンジンとの間だと問題だが、インジェクションとエアフィルターボックスの間なので、性能には関係ない。今回は無視することにした。

点検結果は、点検記録簿に記録しておく。この点検記録簿を車検の時に提出するのだ。

最後に残ったのが、光軸のチェックだ。さすがにこれは、バイク屋に頼むしかない。私は以前、Bandit 1250Sをチェックしてもらいにレッドバロンに持って行った事がある。今回もお願いすることにした。当然だが、事前にちゃんと予約しておいた。

レッドバロンに行くと別のR1100RSが整備中だった。BMWもやっているということで安心だ。

そして、チェックしてもらったら、上下は問題無いが左右は少しずれているとのことで調整してもらった。

料金は3,240円だった。Bandit 1250Sの時は1,620円だった。高いねぇと聞いてみたら、「外車なので」とのこと。正直納得はできないが仕方ない。

ここで、驚くべき事実が。なんと、私のR1100RSはここのお客のバイクだったのだ。純正部品が使われていてちゃんとしていると思ったが、整備はすべてここでやっていたらしい。

それが、まわりまわって、また、ここに戻ってきていて、店舗の従業員もびっくりしていた。

それと、光軸の点検調整は、システムが車検場と同じではないので、通らないこともあるかもしれないという。それで、光軸の調整の仕方も教えてくれた。


上下は、バルブの右にあるこのネジで調整する。

そして、左右は、左側にあるねじで調整する。

車検場で、これをいじるのは大変そうだ。でも、時間もないので、インナーカウル用のヘクサレンチやメガネレンチ、ドライバーなどの工具も持っていくことにした。




そして翌日。


午前中の用事を済ませて、急いで帰宅後、バイクにまたがって車検場にやってきた。予約は午後の最初のラウンドだ。

時間がなかったので、事前に書類をもらっておくことができなかった。

なので、ここで書類と印紙を購入した。

印紙は貼りつけてくれた。ありがたい。

記入の必要な書類は3枚。壁に貼ってある見本をタブレットで写真に撮って、それを見ながら記入した。以前は見本を貸してくれたが、そのサービスは無くなったようだ。

1枚、この継続審査申請書は、機械処理するので鉛筆で書かねばならないところがある。なのに、間違えてペンで書いてしまった。聞いたら、鉛筆で上から上書きすればOKたという事だった。

それで、鉛筆で上書きして提出したが、問題なかった。

提出するとチェック後、印を押してくれて、それをもって車検場に行った。


ここが二輪用の車検場。最初に、ウインカー、ストップランプなどの灯火類のチェック、ハンドルロック、タイヤ、車体番号のチェックなどを係りの人が来てやってくれた。

そして、またがって、このレーンに入って、ブレーキ、速度計、光軸と次々とチェック。すべて一発で完了。こんなこと初めてだ。

排ガスや騒音のチェックは、1996年のバイクなのでなかった。

5分程度て完了。あまりの迅速さびっくり。

バイクは私以外にはいなかったのだが、トラックや乗用車は長い列を作っていたので、係りの人はその隊列に戻って行った。

書類をもって、窓口に提出。

番号の書かれたレシートを自分で機械で2枚出して1枚を書類と一緒に出しておく。


ものの5分も経たないうちに、番号を呼ばれて、車検証とシールを手渡された。

速い、速すぎる。今回は、書類を書くのに一番時間がかかって、その他はそれぞれ数分しかかからなかった。

あまりの速さにあっけにとられた。

いつもなら、車検場でシールを張り替えるのだが、天気がなんだか思わしくなかったので、急いで帰宅することにした。

しかし、蒸し暑い。湿度が相当に高いようだ。

帰宅直前に雨が降ってきた。ぎりぎりだった。車検場でまごまごしていたら、降られてしまっただろう。

駐輪場にバイクを止めて、シールの張り替えを実施。これが、元のシール。

いつも、これがなかなか剥がれなくて大変だったが、今回はじっくりと剥がせる。バーツクリーナーを吹きかけてふやかしてから剥いだ。

苦労していたのが嘘のように簡単に剥がせる。


綺麗に剥がせた。

これが、新しいシール。


最後に、透明シールを貼る。

完了。


それでは、時間もないので、急いでヘッドライトバルブをLEDに戻す。

これが、またなかなか付かなくて苦労した。早く終わらせないと、これからまた出かけなくてはならない。しかし、焦るとますますうまくいかない。取り付け後発光状態も確認。時計を見ながらの作業となったが、なんとか完了した。

あわただしい、車検だったが、なんとか終わらせることができた。

これで、また2年乗れる。

かかった費用は、約2万円+光軸調整費用だ。

レッドバロンの人も、目指せ10万キロといっていたが、私は1年で6,000km程度しか走らない。現在9万1,500km程だから、あと8,500kmで10万キロだ。1年半程度かかりそうだ。このR1100RSをそれまで乗り続けられるかわからないが。

よほどのことが無い限り、次回の車検は無いだろう。