2016年6月1日水曜日

BMW R1100RS ツーリンククラブ5月1泊ツーは出雲へ 2日目

次の朝。熟睡したとはいいがたい状態で起きた。朝食を7時にとって、ちょっと外に出てみた。

こちらが、泊まった出雲ステーションホテル。駐車場は奥の[P]と書かれた看板の手前から中に入ったところにある。車が1台通れるほどしか幅が無い。

ステーションホテルの名の通り、目の前に駅がある。見えているのは、電鉄出雲市駅だ。右手に、見えないが山陰本線の出雲市駅があるようだ。


車庫からバイクをだして、右手に行ったら、逆だということで、戻ってきたら、何やら騒ぎが。何かを皆で一生懸命押し込んでいるように見える。隼が転倒してしまって、エアージャケットが膨らんでしまったらしいのだ。それをしぼませていたところだった。

ライダーの女性は小柄なので、足つきは良くない。右から車が来て、躊躇してしまったとのこと。

ジャケットがしぼんで、着込んでから、重い隼を押しているが、非常に軽々と押引きする。バイクの取り扱いに慣れているのが分かる。毎日乗って鍛えると、こんなになれるのだなぁと羨ましく思った。いや、私などは、すでに年なので、慣れないかもしれないが。

出雲を出発して、北西に走り、日御碕灯台に向かう。少しくねくねして、気持ちいい。

灯台に近づいたところで、何か道を間違えた様で、非常に狭い道になり、ビックリ。

狭い道を登ったら、広い駐車場に出た。右手にふつうの道があり、本来ならその方向からここに着くはずだったのだ。駐車場の向こうに白い灯台が見える。

駐車場にバイクを止めて、歩いて灯台に向かう。


少し歩くと、灯台がさらに大きく見えた。


その灯台の前には、かなりの断崖絶壁が。

端は、垂直になっている。ちょっと滑ったら、落ちてしまうだろう。なんのガードもない。

いわゆるサスペンスドラマのクライマックスに使われそうな場所だと皆と話した。本当にびったしだ。景色もよいし。犯人が自害しそうになのにはうってつけだ。そこを主人公が説得するというのが定番のストーリーだろう。私は詳しくないが。:-P)


そこの岩は、このように小さく割れるタイプのようで、まるでロゴブロックのようだ。簡単に崩れそうで、怖い。


灯台は、思った以上に大きかった。


登るのには、200円必要だが、せっかく来たので上ることにした。なぜか皆は、外でまっている。結局登ったのは二人だけだった。

靴は脱いで登る。スリッパもないので、靴下のまま登った。

螺旋階段が、永遠と続いている。途中に何段目かと書かれている。おそらく数百段はあったと思う。

しかもかなり急なので疲れる。最後の階段は、はしごといってもいい位に急だ。


ライトの下まで来た。

したから見上げると、レンスが見えた。

そして、外に出た。

凄い景色だ。そのまま落ちそうだ。景色を堪能した。素晴らしい。ぜひ登るのをお勧めしたい。

体力的には、登るのに比べて降りるのは楽なのだが、階段が急なのと、眼前が下に落ち込んでいることで、恐怖心が出て、恐る恐る降りて行った。

駐車場に戻る間にあった土産物屋で、出雲そばを購入した。700円。あとでもっと安く売っているところもあったのだが、思い出のあるところで買ったということで、納得させた。

そこを出発して、来たくねくね道を戻っていく。そして、9号線を西に走る。車も少なくて気持ちいい。


すると、何やら変わった建物が見えてきた。


道の駅「キララ多伎」だ。

店内は、土産物などを売っていた。ここで土産物を買った人もいた。

私は、友人と、イチジクとバニラのミックスソフトを食べた。これが思った以上にうまかった。300円。

有名だというしじみの佃煮をたくさん買ってきた人もいた。私も1つ購入した。これもお勧めだ。


さらに、9号線を西に走っていく。下関まで250km程もあるのだ。遠くに来たものだ。

独特な建物が見えてきた。仁摩サンドミュージアムだ。ここに入ろうとしたのだが、駐車場は車いす使用者専用だった。Uターンしてもっと手前に駐車場を見つけた。

この三角形の建物を目指してやってきた。

この四角い建物がミュージアムらしい。

だが、入場料を見たら大人700円。ちと高くないかいと、一気に消沈して見つめていたら、

中から女性がやってきて、入場しなくても上に上がれば外から見えますよと、商売っ気のないお言葉。

さっそく言われるままに、ぐるっと回って上がってみた。ガラス張りの綺麗な建物だ。

中を覗くと、写真ではわかりずらいが、真ん中にカプセルのようなものが浮いており、その中に1/3程度砂のようなものが入っているように見えた。おそらく、これが砂時計になっているのだろう。

それを支えている骨組みは、円形になっており、おそらく砂が全部落ちたら、ひっくり返す仕組みなのだろう。

せっかく来たので、記念写真。

ここで、隼の女性とは別れた。5時のフェリーにバイクを乗せるために、早めに引き上げることになったのだ。

また、秋の一泊ツーで待っているよ。


そこから、県道31号線を走っていくのだが、前を走っているバイクから何か落ちたのが見えた。

それで、バイクを路肩に停めて、拾いに行った。それらはグローブだった。後で確認したら、R1200RSの友人のだった。シートに置き忘れたらしい。


グローブを拾った後、走り出したが、まったく追いつかない。以前からこういうシチュエーションが良くある。


しかし、今回は、迎えに戻って来てくれた。


そして、待ってくれていた皆に合流できた。

ひたすら31号線を南下していくと、「世界遺産センター」なる看板が見えてきた。

右折して奥に入っていくと、広い駐車場に着いた。石見銀山に行ってみようとしたが、以前来たメンバーがバスで行った記憶があるという。よくわからないので、建物内でやっている案内所に行ってみることにした。

すると、建物入り口前にかわいい女の子が立っていて、アンケートに答えてほしいという。喜んでアンケートに答えたのは、今回の幹事だった。もともととても人の好い人物なので、かわいい女の子だったからとも限らないが、多分に影響しているだろう。

中に入って聞くと、バスが来ているというので、それに乗っていくことになった。

案内されたバス停で降りた。料金は200円だった。帰りは、ひとつ先のバス停で乗ることになる。帰りは、240円だった。


しなびた田舎町という感じで、風情がある。ただ、湯布院のようにもう少し店舗が多いと、人も多く来てくれそうだ。


ゆっくり散策した。

風情のある自動販売機。街並みの雰囲気を守っている。

そこで、ちょっと写真をば。ここで、昼食をとるはずだったが、メンバーが以前来た時にあったソバ屋がなくなっていて、結局、そのままバスで戻った。

途中で何かあったら停まって昼食にしようということになった。

しかし、31号線を下って行ってもそんな店は見つけられなかった。


車もほとんど走っておらず、バイクで走るのには最高の道なのだが。

結局、そのまま高速に乗ることになってしまった。


だが、なぜか入口を浜田方向に行こうとして慌ててしまった。何とか切り抜けて、中国自動車道に入れた。


行きにも寄った安佐SAに入った。


ここで、ガソリンを補給。

現在の走行距離が150km程。後220km程なので、給油しないでもおそらく足りるだろうとは思ったが、心配しながら走るの無駄なことなので、5リッターのみ給油した。

給油の後、駐車場に戻って、バイクを止めた。

もう2時を大きく回っていたが、ここで昼食となった。私は、またまた牛筋カレーにした。こちらでは、牛筋が名物なんだろうか。だが、行きの牛筋そばに比べると、まずいとまでは言わないが、牛筋はそんなに柔らかくなかった。

そこから再び高速を走る。しかし、この日は日曜だというのに、本当にガラガラだ。反対車線もたまにしか車を見ないのだ。


100キロほど走って、行きと同じ鹿野PAで休憩。高速を走るときは、定期的に休憩して無理しないことが肝要だ。どうしても一人で走っていると、休憩なしでガソリン給油のみで走ってしまうが、今回のツーリングでそれはいけないと改めて感じた。

R1100RSは、高速走行が非常に楽だが、それでも、同じ姿勢で、走り続けるのはいざとなったときにちゃんとした動作ができなくなる可能性がある。


最後の休憩も終わり、だいぶ日が傾いてきた。あと少しで九州だ。結局、中国自動車道は渋滞することもなく、非常に空いていて、とても走りやすかった。


そして、壇ノ浦PAに入った。

ここで、ツーリングクラブのツーリングは解散となった。お疲れさん!

なかなか、初めてのところが多くて楽しめた。

自宅近くでガソリンを入れてから帰宅した。

今回のツーリングの総走行距離は840km、ガソリン給油量は40.39リットル、燃費は20.79km/lだった。まずまずだった。ただ、今回はペースもそんなに高くなかったし、渋滞もほとんどなくとても走り良かった。燃費的には、好条件だっただけにもう少し伸びてもよい気がした。ただ、それでも、Bandoit 1250Sと比較すると十分に良い燃費だ。ただし、Bandit 1250Sはレギュラーだが。

帰宅したら、まだ明るかったが、7時を回っていた。

今回のツーリングでは、改めてR1100RSが乗りやすくて、楽だと感じた。とくに高速では本当に合っている。

エンジンの調子も良いし。

特に、走行中の安定性がすばらしい。手を放してもまったく安定して走ってくれるのだ。

だが、下道をストップ・アンド・ゴーでゆっくり走ると。9万キロ走った古い車体だと思い知らされる。乗り心地もざらざらしてくるし、ガラガラという音が車体から聞こえてきて気持ちよくない。

何か緩んでいるのかもしれない。

だが、緩んでいるにしては、高速の安定性が腑に落ちない。もちろん、音に関しては、騒音に紛れて聞こえないのかもしれないが。

エンジンのパワーもBandit 1250Sのような爆発的な加速感はないものの、安定した加速をしてくれるエンジンだ。特に、2,000回転近くで、アクセルを少し抑える程度で走ってくれるのは、とても楽だ。

だが、不安もある。やはり、20年落ちのバイクということは、隠しようがない。いつ不具合が出てもおかしくない。いつまで乗れるのかわからない不安だ。気に入っているが、寿命はすでに尽きていておかしくないのだ。

今回は雨にも合わなかったので、比較的綺麗な状態だが、高速を走ると虫がこびり付いていたりする。軽く洗車して、ガタガタという異音を調べてみようか。



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