2016年5月31日火曜日

BMW R1100RS ツーリンククラブ5月1泊ツーは出雲へ 1日目

今月は、ツーリングクラブの一泊ツーとなっていて、もともとは熊本から宮崎を回るコースだった。だが、熊本地震により、急遽中国地方にコースが変更になって出雲に行くことになった。

ツーリングクラブに限らず、バイクで出雲方面に行ったことがなかったので、熊本地震の被災者の方々には申し訳ないが、個人的には嬉しかったりした。


今回は、天気が良いということたので、DUHANのメッシュジャケットにした。高速を走るので、下にビニルのインナーを着た。

下は、先日購入したKOMINEのライティングジーンズだ。こちらは、インナーは外して直にはいた。


バイクは、R1100RSのフルパニア仕様だ。オイル交換して調子がよい。

7時半を回ってから出発して、集合場所のメカリPAに向かった。


すでに、ほとんど全員が集合していた。今回は、8台で、うち一人は泊まらずに戻るとのことだ。大変だ。


今回のニューカマーは、このシルバーの隼だ。乗るのは、東京から参加の小さな女性。このでかい隼に毎日通勤で乗っているという。昨年の一泊にも参加しており、その時にはDUCATIモンスターだった。それにしても、かっこいい。シートとタンクの間に何やらひものようなものが見えるが、なんとプロテクター用のケーブルだった。女性が着ているのは、エアージャケットなのだ。普通の時には、本当に膨らむの? というくらい細い。というか薄いもののようだ。すばらしい。

出雲へは、中国自動車道を走っていく。それにしても、車が少ない。ゴールデンウィークがあけた後だからだろうか。


通常我がツーリングクラブは、高速は基本フリーランで、ばらばらに走っていくのだが、今回は参加者の年齢が高かったからか(つまりは爺さんが多かった?)、下道を走るように、隊列を組んで走った。ペースも、制限速度+α程度で、とても楽なペースだった。私にはとてもよかった。

しかし、R1100RSでの高速は本当に楽だ。前回のツーリングの帰りにシート高を一番高くセットしていたが、そのままにしていたので、足も曲がりが緩くて楽だった。

低速でのがたがたした乗り心地と異なり、高速では本当に別のバイクかと思うほどに乗り心地もいい。

エンジンも3,500~4,000回転程度で、一番うるさくなくて、トルクフルで気持ちよく回る状態だ。前回ガソリン添加剤を入れ、オイルも化学合成油に交換したこともあり、本当にエンジンの調子がいい。

それで、いつも4,000回転ほどしか回さないので、せっかく高速を走っているので、ギヤを落としてエンジンを回してみることにした。5速から4速に落としても、回転数はそんなに上がらない。3速でも、まだまだ。そこで、2速まで落としてみたら、一気に7,000回転をオーバーした。ところが急にエンジンがふかなり、アクセルをフルスロットルにしたが、まるでエンジンブレーキをかけている感じだ。

慌てて、ギヤを5速にもどしたら、エンジンが復活した。もしかすると、レブリミッターを超えていたのかもしれない。Bandit 1250Sでは、2速で150km/h近くまで加速して驚いたが、さすがにR1100RSでは、そこまでいかないようだ。

後で、後ろを走っていた友人から、突然マフラーから黒い煙が出てきて驚いたと言っていた。

もしかすると、エンジンを回したことで、シリンダー内のカーボンが落ちたのかもしれない。

実際、それ以後は、以前にもましてエンジンがトルクフルで軽く回る感じがした。

とても、9万キロも走ったバイクのエンジンとは思えない。

他のR1100RSに乗ったことがないので、何とも言えないが、少なくとも、このR1100RSを入手してから、今までで一番エンジンの調子が良い。



目的地までは、400km近くある。出発してから130kmほどの鹿野PAて休憩した。


次に、220km程の安佐SAに入った。

ここで、燃料の補給をおこなった。私の前を走る、Z1100の若者は、あまり高速を走ったことがないのか、高速走行中にリザーブになってしまい、安佐SA到着前に燃費走行していた。

バイクは、左のレーンのみなので、バイク渋滞になってしまった。車に比べて補給ガソリン量が少ない割りに、たむろしてくるので、こんな対策をしているのだろう。

中国自動車道路の三次東ICで降りて、松江道路に入る。

ここは、無料になっている。ありがたい。


そして、その途中にある雲南吉田で一旦降りる。

降りてすぐに、道の駅「たたらば」があるのだ。感じとしては、PAのような感じだ。

ここで昼食をとった。出雲に近いこともあり、牛筋そばにした。そばも牛筋も絶品だった。是非お勧めする。

昼食後、少し休んでから、すぐに松江道路に戻り、北上する。そして、松江玉造から有料道路に入る。料金は500円だ。

そして、松江西で降りた。


下道に降りて街中を少し走って、向かった先は松江城だ。だが、バイク用の駐輪場がなかなかなく、お堀の周りをぐるぐる回ることに。


そして、先頭の幹事が入ったのは、大型バス用の駐車場。

係りの人と交渉して止めさせてもらうことになったようだ。

車一台分にバイク2台を止めた。つまり、バイク2台で車1台分とのことだった。料金は、帰りに支払ったが、250円とリーズナブルだった。

お堀を渡って行くと...

立派なお城が見えてきた。


入場料は、560円とやや高いか。

中は、靴を脱いで入る。


急な階段を上がっていく。

各階に、いろいろな展示物があった。

そして、天守閣まで登った。いい眺めだ。松山城を思い出す。


なんと、国宝だったのだ。

観光を済ませて出発。

ところが、駐車場から右折だったので、途中で切れてしまい、私を含む後ろ3人が遅れてしまった。前を見ても、前を行くはずのメンバーのバイクは見えない。

次の目的地は、出雲大社と聞いていた。それならば、ここで左折となる。前を走っているZ1100の若者に、「道わかる? 」と聞くと「わかりません」というので、私が先導して左折した。おそらく先の者たちも待っていてくれるはずだ。

と思ったが、まったく、前のバイクが見えてこない。

ちょっと、心配になって、友人が連絡をしたら、丁度幹事から電話があった。とりあえず、次の目的地の出雲大社で待ち合わせすることになった。

出雲大社へは、宍道湖の北側を東から西に国道431号線を走っていく。左に見えるのは宍道湖だ。景色は、なんとなく、山口県の日本海側を191号線で北上している感じに似ていた。ただ、大きく違うのは、左の宍道湖が非常に凪いでいる事だ。びっくりするくらい静かだ。それに比べて、山口県の191号線の左側は日本海で、いつも荒々しくしぶきが上がっっていたりする。

出雲大社に近づいたところで、後ろからバイクの集団がやってきた。見ると、行き別れていた幹事たちだった。幹事に先に行ってもらって付いていくことにした。

後で聞いたら、出発してすぐの交差点で左折しないで、そのまままっすぐ行ってしまったとのことだった。どうりで、いくら走っても追いつかないはずだ。

そして、すぐに出雲大社に着いた。駐車場がとても広かった。

このしめ縄が巨大でびっくり。下を歩く人と比較すればその巨大さがわかろうというものだ。


そして、右のほうに行くと、


おみくじで真っ白になった木があった。木の幹によく結んだものだ。

そして、こちらもお参り。


帰ってきて、駐車場に戻ると、なにやら小石が固まったような岩が置いてあった。

なんと、これが国歌て歌われているさざれ石だという。これは珍しい。

そこからは、時間も遅くなっていたので、ホテルに向かった。

ホテルでは、バイクで行くことが伝えられていて、奥の屋根のある駐車場に止めさせてもらった。表からも見えないところで、助かった。

私の部屋はシングル。ベッドはまずまずのサイズ。枕は受付のところに何個か置いてあり、交換可能になっていた。私は、交換しなかったが。寝心地は、まあ、普通だろうか。特に素晴らしいということもなかった。いわゆるビジネスホテルだ。

夕食は、ホテルに教えてもらった近所の居酒屋。1日お疲れさん、 乾杯!

料理はまずまずだった。

ただ、まだ足りないというので、


担々麺を追加で食べた。ちょっと食べすぎだ。私は、きつくなったので、そのままホテルに戻った。

あまり感じなかったが、疲れていたのか10時には寝てしまっていた。

だが、逆に早く寝すぎて、2時ころ目が覚めてしまった。それからは、うつらうつらして深く寝ることができなかった。

二日目は大丈夫だろうか?

2016年5月27日金曜日

東京へ観光に

私は、最近毎月東京に日帰り出張しているのたが、実を言うと観光をしたことがほとんどない。朝東京に行って、仕事して夕刻には空港に行って夜の便で帰るという日程だから当然だ。ちょっとだけ、秋葉原に寄ることもあるが、これも仕事の一部と言えなくもない。

ところが、美術館巡りが大好きな家内が、東京で若冲展があるというので見に行きたいなぁと。普段なら東京までの旅費はそれなりにかかるので却下なのだが、娘が4月から東京に行って一人暮らししており、会いに行きたいという大きな理由づけができたことで、一気に実現の運びとなった。

せっかく高い交通費を出すのだから、日帰りはもったいないと、1泊することになった。1日目は観光して、混雑の予想される若冲展は、次の朝一番で並ぶことにした。

家内と、飛行で旅行するなど、結婚して子供ができるまでは何度かあったが、子供ができてからは一度もなかった。


当日は、天気も良く飛行機からは地上の景色が良く見えた。

JALでは、WifIサービスを開始していて飛行中もスマートフォンやPCがつかえるようになってきている。私は飛行機に乗るとすぐに寝てしまうたちなので、いままで試す機会が無かったが、15分間無料だというので試してみることにした。

説明書に書かれている方法で、WiFi接続を完了すると、最後に記号を入力する。ところが、Ulefone Powerでは記号を入力しても、お待ちくださいのままでいつまでたっても繋がらないのだ。


試しに、iPhoneで試すといとも簡単に接続できた。

最後のところで、使用している機器を自動認識しますと書かれていたので、もしかすると、Ulefone Powerを認識できなかったのかもしれない。こんなところで、中華スマホの洗礼を受けるとは。


東京についてかすら、すぐに上野に向かった。ここで娘と待ち合わせしたのだ。

まずは、上野公園。有名な西郷さんだ。当然ここで記念写真を撮る。

そして、上野動物に入った。

巨大な像や、


初めて見たパンダに感動。

しかし、観客を前にして、なんというふてぶてしい態度。

トラも、まじかに見れた。

巨大なゴリラなどもいて、都会の動物園は狭いながらも、迷路のような一つの動物をあらゆる角度から見れるように配置してあって、見飽きることが無かった。うまいものだ。

夕刻には、東京駅から出る有名なはとバスに乗った。

東京ドームホテルに行って、早めの夕食。なかなかうまかった。食べ放題なので食べ過ぎた。

満腹のあと、再びバスに乗って、秋葉原を通って浅草方向へ。そう、スカイツリーだ。実は東京タワーも登ったことが無いのだが、改めてその巨大さにビックリ。完全にお上りさん状態だ。

展望台までは、エレベータで一気に登る。大人気だと聞いていたが、すごい人出で、乗れるのかと思ったらエレベータは何機もあったのだ。

そして、上にあがると。その夜景にくぎ付けだ。

素晴らしい。人込みはすごいが、一度は来てみることをお勧めする。本当にすごい。

床がガラス張りになったところもあり、真下の景色が見える。思わず後ずさりしてしまう。

夜景も堪能して、夜遅くにホテルに入り1泊した。

翌朝早めにホテルを出るはずが、娘と家内は夜が遅かったのか、なかなか起きてこない。

結局8時過ぎに、展示会場の東京都美術館に行くことになってしまった。実は、上野動物園のすぐ横にあるのだ。


すでに、東京都美術館を二重に取り巻くほどに人の列が出ていて、人の多さのスケールにびっくり。


9時半開場とのことだったが、8時半過ぎには開場してようだった。そして、1時間半ほど待って我々も中に入ることができた。

意外に早かった。行列も長いが、常に少しずつ前に進むので、1時間半がそんなに長く感じなかった。

これだけ人が集まるのが、分かる気がした。若冲の絵は素晴らしかった。

特に30枚を超える「動植綵絵」は、圧巻そのもの。日本画の素晴らしさを改めて感じずにはおれなかった。

ちなみに以下のような絵だ。
上段の最初の3枚は、「釈迦三尊像」だ。若冲といえば、最下段の左から2つ目の白い象が有名だが、「釈迦三尊像」にも、象が描かれている。こちらは、牙が6本もある。特に鶏の絵は、実際に観察して書いているので微に入り細に入り描かれている。すばらしい。

展示会があったら是非行かれることをお勧めする。絵画に興味が無くても、まじめな絵や、面白い絵など、それから日本画は漫画の原点じゃないかと思えるところもあるので、見やすい。



帰るまで少し時間があったので、上野駅横にあるアメヤ横丁にも行ってみた。


色々なものが売られており、しかも安いものもある。こういったところは好きなのだ。秋葉原と似ている。

ということで、とても楽しめた二日間だった。いつも、車で移動しているが、たまには公共交通機関で旅行するのもいいものだ。

特に東京だと、電車での移動が本当に楽で、どこにでも行ける。

地方だと、駅まで車で何十分なんてざらだろうから、やはり車のほうがいいだろうが。