2015年11月12日木曜日

HONDA NC700S DCT リアインナーフェンダー取り付け

NC700Sには、リアにインナーフェンダーが付いておらず、タイヤが跳ね上げた泥などが直接リアサスペンションに付いてしまうという欠点がある。今は、対策として自作のゴム板を取り付けている。

しかし、このゴム板がタイヤと接触して削れて、リアサスやスイングアームなどにゴムの削れカスが真っ黒く付着している。ゴム板が削れるだけならまだ良いが、なんとなくタイヤ自体も削れているような気がしていた。

そこで、リアインナーフェンダーを取り付けたいと思っていたのだが、これが意外に高くて、ヨーロッパのNC700/750シリーズの純正オプションと言われているものでも1万2千円程度はする。かなりがっちりガードするタイプだとその倍くらいの価格となる。

一番安い純正タイプの中古品をヤフオクで半額程度で入手したので、取り付けることにした。

これがそのフェンダーだ。やや短い気がするが。これを1万円以上で買うのはちょっとばからしい気がしないでもない。

付属品は、この金具のみだった。新品でもこれだけなのかはわからない。

こんな感じで付くのだろうか。取説も無いので、現物あわせでやってみるしかない。

まずは、チェーンカバーを外してみることにした。

5mmのヘクサネジが、前後2カ所付いていた。

こんなネジだった。

後側は簡単に外せるが、前側はタンデムステップのステーに邪魔されて狭くて緩めるのに難儀した。タンデムステップを外してしまえば簡単だったかもしれないが、ステップを外すのも大変そうだったので外さずになんとか緩めた。

チェーンカバーを取った状態だ。前側のネジが簡単に外れるなら、チェーンメンテの時に外すと作業がしやすそうだ。

はじめて外したが、ちょっと汚れがたまっていたので、

拭いておいた。

フェンダーの左前の取り付け部分はどうもカットしてあるようだ。元の持ち主が切ったのだろう。商品説明にもそのようなことが書かれていた。

恐らく、この部分に取り付けるのだろう。しかし、汚い。少しスイングアームを綺麗にしてから作業を開始した。

このネジは奥まっていて普通のドライバーだと外せないので、だるまタイプのドライバーで緩めることにした。

しかし、これでも狭くて力が入らない。

プライヤーで挟んでなんとか緩めることが出来た。

取り外せた。この状態なら取り付け部分をカットする必要はないように思うのだが。

右側は、リアブレーキのホースを留めている部品が2カ所でネジ留めされていて、そこに共締めするのだとわかった。

BMW用にと購入した六角ソケットだが、NC700Sでも使えるているので購入して良かった。

簡単に緩められた。

外れた。ここも汚れを拭いておいた。

リアインナーフェンダーを取り付けて、その上からブレーキホースの留め具を載せた。

そして、元のネジで留めようとしたが、短くてネジ留めできなかった。新品には長めのネジが付属するのかもしれない。

とりあえず、左の取り付け具を取り付けることにした。スイングアームに取り付け具を裏から回して、上にネジが来るようにして、それで、フェンダーを取り付けることが出来た。

ここまでやってから、近所のホームセンターで、M5で、傘の皿が付いた丁度良いものが売っていたので買ってきた。

こんな感じた。傘の部分がないと穴が大きすぎてちゃんと留めることが出来ないのだ。

取り付けたが、やや元のホース留めに付いている部材が浮いてしまう。まあ、浮いても特に問題にはならないようなのでこれで良しとしよう。

意外にしっかりと取り付けできた。

これを取り外そうかとも思ったが、そうするとリアのサスペンションが丸見えになってしまうので、そのまま付けたままにすることにした。しかし、最初にゴム板を付けたときには両面テープで貼り付けていた部分が剥がれてしまっていたので、

両面テープを貼り付けなおした。

チェーンカバーも戻して完成だ。デザイン的にも良いではないか。

気に入った。これで実用性が高ければ言うこと無い。