2015年9月18日金曜日

HONDA NC700S DCT タイヤ皮むきに角島へ

タイヤを交換して1週間。

タイヤは空気圧も減っておらず問題ないようなので、皮むきをかねて角島までツーリングすることにした。


のんびりと出発。気温は24度やや低め。今年の暑い夏も終わりだ。メッシュジャケットにインナーを付けた。

関門トンネルを通って下関に向かう。

走り出しての変化は、正直に言うとあまり感じない。Bandit 1250Sでタイヤを替えたときにはその変化に驚いたのだが。

おそらく、リアタイヤだけなのであまり感じないのだろう。

唯一変わったと思ったのは、ブレーキの効き具合。これは、ディスクが錆びていて、それで効いたのかもしれないが。

さっそく、農道を走る。

ここまで、車の後についてのんびりと走ってきた。殆ど車体を傾けていないので、ここで、車体を右に、

左に、振りながら走って少しでもタイヤの側面が皮むきできるかとやってみた。いわゆる蛇行運転だ。もちろん、前後に車がいないことを確認して、速度も控えめだ。

NC700Sの状態に変化はなく、安心して蛇行走行できたので、ホイールの組み付けやタイヤの取り付けに問題はないと感じた。

角島まで内陸を通っていくつもりだったが、崋山の看板をみたら、ここへの道はくねくねしているので、良いかもと思ってしまった。

しかし、登りだしてから、いやに道が悪い。枯れ葉が散らかっていて、泥も舗装の上に沢山溜まっている。

おそらく台風の影響だろう。特に滑ることも無かったのだが、実際に滑るのもイヤなので恐る恐るゆっくりと上がっていった。上の写真を見るとそんな風には見えないだろうが、木々が茂って暗いからぶれてそう見えるだけだ。いやほんと。

ただ、なんとなくハンドルが安定しない。ぽんぽんと跳ねる感じがする。リアタイヤの空気圧がやや高めだからだろうか。でも、標準290kpaが310kpa程度だから、そんなに変化があるとも思えない。


とにかく、くねくねしすぎだ。考えてみれば、この道を大型バイクで走ったのはこれが初めてだ。いままでは、すべて250の軽いバイクで走ってきた。

やや、大型バイクには過酷だったかもしれない。

途中で止まって、タイヤを確認してみた。また、アクスルシャフトやチェーンアジャスタのネジも確認したが、特に問題なかった。タイヤはだいぶ皮むきできている感じだ。

そこからも、路面は改善しなかった。こんな酷い道だっだたろうか。しかも、ひどく狭い。

やっと、ジャンプ台がある頂上までやってきた。良い景色だ。やや曇っているのが残念だが。

NC700Sもこの角度で撮るとなかなか良いでは無いか。

南からの登は酷かったが、北側の下りは道も広くなかなか良い道だった。くねくね道は相変わらずだが。

そして、海岸の191号線に着いたら、多数のハーレー軍団が通って行くところだった。

その後を付いていくと、何台かの車で分断されたので、途中で待って集まっていた。

私の前を走っていたグループが最後端だったらしく、先頭車が走り出したので、私はハーレー軍団の中に混ざる形となってしまった。彼らも、角島に行くのだろうか。

が、ゆっくり走っていったので、追い越しさせてもらった。

途中から、角島方向へ左折したが、ハーレー軍団はそのまま行ってしまった。

いつもの角島の高台に到着すると何台かのバイクや、車が止まっていた。看板の通り、車でここに止めるのは迷惑だ。バイクは細いので通行の邪魔にはならないだろうが。

なんと、日本一周していると書かれた看板を付けたバイクがいた。見た感じ400だろうか。ナンバーに緑枠が付いているので250では無いようだ。

天気はいまいちだったが、角島の海はいつものように透き通って綺麗だ。

NC700S DCTも一緒に、綺麗だなぁと言っているように見えなくも無いな。

帰りは、すこし高速道路を通るつもりで、ナビを小月ICにセットすると、191号線をひたすら下るようにルートした。いつもなら無視して行くが、今日はナビに従ってみる。

そして、川棚温泉を通り、

小月ICのETCゲートをくぐろうとしたら、ゲートが開かなかった。

ゲート通り過ぎて、道端にNC700Sを止めて、荷物を取り出してETCを確認するが、エラーしていた。

ETCカードを何度か抜き差ししたら、緑色のLEDが点灯してエラーを解消できたようだが、どうも不安定だ。8月はじめの四国ツーでも認識しなかったが、もしかすると、電源だけが原因だったのでは無いのかもしれない。

係員が、通行券を持ってきてくれたので、ETCカードと一緒にポケットにいれた。

しかし、こんな状態では、安心して使えない。考えて見れば、Tsurugi 150の時に購入した物なので、2010年だから5年も使ってきた。しかも、Tsurugi 150、ジェンマ、Inazuma 400、Bandit 1250S、NC700Sと何度も取り付けられてきた。そろそろ故障してもおかしくない。

そろそろ買い換えを検討しなければならないだろう。

高速道路では、タイヤを交換してからのバランス調整をしていないので、その確認の意味で走ってみた、

「ぬうわ」程度まで出してみたが、特に走行に支障は無かった。下道よりも道路がよいからいか、乗り心地も問題なかった。


帰宅して、タイヤをみてみたが、良い具合に皮むきできた感じだ。

ただ、よく言われるような、乗り心地が良くなったとか、コーナーが改善したというような感じは無かった。ただ、だからと言って、走行に不安を感じることも無かった。つまり、後輪だけだけ換えた場合にはあまり変化を感じないものなのかもしれない。元のタイヤでも、特に不具合を感じているわけでは無かったので、こんなものなのかもしれない。

走行距離は、188kmで、燃費は29.8km/lだった。ペースはゆっくり走ったつもりだったが、崋山の上りは、くねくねしすぎてゆっくりペースだったし、当然ながら登りだったので、燃費が少しだけ落ちたのかもしれないが、酷く悪いというわけでも無い。

総じて自分でタイヤを交換したにしては、不具合もなくて良かった。実を言えば、何か不具合が起こるのでは無いかと心配していた。タイヤだけでは無く、後輪部分を分解している事もあったからだ。

結局、心配は必要なかったようだ。