2015年8月18日火曜日

SUZUKI Kei ブレーキパッド交換

以前からブレーキの効きがいまいちだったし、車検の時にそろそろブレーキパッドの交換時期ですと言われていたので、自分で交換することにした。

パッドは、車検対応というものを購入した。バイク用に比べて本当に安い。ちなみに送料込みで3,550円だった。

工具は、電動ジャッキ、電動インパクトレンチ、それにいつものツールセット。上に乗っているのがパッドだ。

まずは、パッドのエッジをやすりで落としておく。

こんな感じだ。左側が処理済みだ。

まずは、左側から。電動ジャッキで車体を上げる。

そして、電動インパクトレンチで、ホイールナットを外す。

タイヤを外す。

作業がしやすいように、ハンドルを左に一杯に切る。

内側に、ボルトが上下2本あるので、上は緩めておくだけ、下は取り外す。

下のゴムブッシュ部分を右側に押し込んでから、キャリパーを上に引き上げる。

ブレーキホースを気にしながら上に持ち上げておく。

外側にのみ板状の金具が付いている。また、パッドスプリングが上下に付いている。それらから、外すようにして、パッドをそれぞれ外側に引っ張って取り外す。

スプリングなどの金具類は、パーツブレーキクリーナーで吹いて、

適当に汚れを取っておく。

外したパッド。片方は、溝が無くなっていた。片減りだ。

新旧比較。ブレーキのききが悪くなるほど減ってはいない感じだった。まあそれでもだいぶ減っていたのも事実なので交換して正解だ。

ディスクとの接触面の比較。色が異なるが材質の違いだろうか。

ブレーキリザーバータンクのブレーキフルードはロアレベルぎりぎりになっていた。

フタを開けてみるとだいぶ茶色になっていた。

パッドが厚くなるので、ピストンを押し戻す必要がある。古いパッドを2枚挟んで、大きなマイナスドライバーで、テコの原理で押し込む。

ブレーキフルードはアッパーレベルを超えた。

バイク用に買っておいたシリコングリスを、パッドグリス代わりに使うことにした。

ピストンの金具や、

ゴムブーツ類に塗り込む。

ピストンの回りのブーツにも。

パッドの押さえも。

元のように組み付ける。

キャリパーを下ろす。

内側のボルトを締め込んで完了。

せっかくホイールを外したので、タイヤを点検。溝が深いためか小石を噛み込んでいたので、取り除いておいた。

ホイールを取り付け、ナットを締めて左側が完了した。

そして、ブレーキをスコスコ踏み込んでおく。

ブレーキフルードが一杯になってきていたので、バイクのフルード交換ツールに付属の注射器で、

吸い取っておく。

そして、左側同様に右側もタイヤを外し、パッドを外して、ピストンを押し込む。

そして、パッドを交換して、タイヤ取り付け完了。

ブレーキフルードが少し汚れていたので、注射器で吸い取りって、新しいフルードを入れておいた。本当はフルードを交換したほうがいいのだろうが。今回はパス。

そこそこ綺麗になったし。

ブレーキの効きを確認するために、ちょっと試走。

しかし、暑い。

で、ブレーキの効きだが、いままでかなりブレーキが深かったのが、だいぶペダルが上がって踏みやすくなった。

しかし、劇的にブレーキが効くようになったかと言われると、まあ良くはなった程度。すこし期待はずれ。

まだ当たりが出ていないので、もう少し様子をみてよう。もしかするとブレーキフルードにエアーを噛んでいるのかもしれない。そんな感じのブレーキフィーリングなのだ。

これは、購入してからずっとこんな感じだった。それでも、確実に良くはなっている。そういえば。クーラーをいれている時に、信号待ちで停止しているとずるずると前進する事があったが、それは無くなっていた。

劇的にカキッとは効かないが確実に良くはなっていると感じた。少なくとも車検の対応にはなっているはずだ。



こんな事はあまり書きたくないが、勘違いする人がいるかもしれないので。私の書いたことを鵜呑みにしてはいけない。これを見て真似ても私は何の責任も負えない。あくまで自己責任で行うように。車に限らず、バイクも同様だ。

特にブレーキは重要な保安部品だ。ボルトの締め方が足りないとかで、ブレーキが効かなくなるといったこともあるかもしれない。十分に確認し、慎重に作業を進めなければならない。