2015年7月31日金曜日

ONDA V919 3G Air にWindows 10をインストール その後

充電が完了したので、改めてセットアップの続きを行うことにした。


タッチパネルが全く使えないので、USBにマウスとキーボードを繋いだ。

OSの大きなアップデートなのに、タッチパネルだけでやろうなどと、馬鹿なことをしたものだ。ちゃんとマウスとキーボードは繋いでおかねばならぬと改めて思ったが、電源を供給しながらUSB機器が使えないのも痛い。

さて、とりあえず、WiFiの設定も終えて、なんとか起動するようになったが、大きな問題が2つ有る。

一つは、もちろんタッチパネルがまともに使えないことだ。どう見ても縦と横が入れ替わっている感じだ。実際にペイントで線を描いているところを動画にしたので見て欲しい。




そして、2つめはOSの切り替えだ。

Windows 8.1のファイルは、「C:\Windows.old」に残っているので、その中にあった、DualOSSwitch.exeを起動してみたが、なんの反応もない。同じフォルダーの中に、DualOSInstaller.exeといういかにもなプログラムがあるのでそれも起動してみたが、やはり何の反応もなかった。

OS切り替えが出来ないと、普段使っているAndroidに戻れなくなってしまうので、大事(おおごと)だ。

それで、ONDAのフォーラムからスイッチャーのプログラムをダウンロードしてきた。

□ONDA_Q2S
http://www.ondaforum.com/files/file/331-onda-q2srar/


なお、ONDAのフォーラムを使うには、ユーザ登録が必要だ。英語の画面だが、右上に、「Create Account」というボタンがあるので、クリックして登録すればよい。


入力項目は、上からユーザ名、メールアドレス、パスワード、パスワード(確認用)となっている。適当なフリーメールなどで登録すると良いだろう。


それを展開すると、テキストと.msiファイルを出てくるので、.msiファイルをダプルクリックして起動するとインストールされる。

インストールされたプログラムをスタートメニューから起動すると、いつものOS切り替えメッセージが表示されて「OK」でAndroidに戻ることが出来た。一安心だ。


次に、タッチパネルだが、これがまともに操作できないと、キーボードとマウスが外せず、タブレットとして使えない。そこで、コントロールパネルにある「タブレット PC設定」を起動して、調整ボタンを押してみた。
すると、真っ白画面になり、左上に十字が表示されるので、タッチすると。その十字が四隅に移動していくので、タッチしていく。しかし、この調整を行うと、全くタッチが反応しなくなってしまった。調整では、だめのようだ。

それではドライバーの問題だろうと、再びONDAフォーラムのサイトでWindows 用のドライバーをダウンロードした。

□v919 3G Air DualOS_Win8.1_x86_Drivers.zip

私の使ったのは、この2015年1月の日付のドライバーだが、すでにこれよりも新しいドライバーもアップされていた。

□V919 3G AIR window X86_DRIVERS--V5.rar
http://www.ondaforum.com/files/file/481-v919-3g-air-window-x86-drivers-v5rar/

ただ、私は試していないので、試す場合はそれこそ自己責任で。


そのファイルを展開すると沢山のドライバーのフォルダーが現れる。インストール用のバッチファイルもある。中国語の説明書によれば、管理者権限でバッチファイルを実行しろとあるが、試してみたが、インストールに失敗してしまう。

しかたないので、1つ1つのフォルダーを開いて、セットアップ情報ファイル(.inf)を右クリックしてインストールを選んでインストールする。ほとんどの場合、再起動が必要と出るのでそのたびに再起動を繰り返した。

そして、「TXEI」をインストールした後に再起動したら、タッチパネルが正しく起動するようになっていた。恐らく、全てのドライバーをいれる必要はなくて、「TP」と「TXEI」のみで改善されるのではないかと思うが、再度インストールをやり直すほどの気力がないので、わからない。

タッチパネルが使えるようになると、本当に天国だ。タブレットに、タッチパネルがどれほど重要かわかった。

そして、これでタブレット単体で動作できるようになった。


実を言えば、Windows 8.1はあまり使ってこなかったが、新しいOSということで、少しは使うかもしれない。

で、実際の使い心地だが、Windows 8.1と違うところで戸惑うこともあるが、総じて同様に使える。ただ、タスクバーはタブレットモードにしても、消えないようだ。

動作の重たさは、あまり変わらない。非力なCPUだが、それなりに動いている。メモリーも2GBしかないが、大丈夫のようだ。

残った問題は、Windows 8.1の時からだがSDカードを認識しない事。Windows 10では、SDカードインターフェイス自体が黄色のびっくりマークが付いていて正しく動作していない感じ。上記のドライバーにも入っていない。



話は変わるが、ONDAのフォーラムには、V919のみのダウンロードページがある。

□Onda v919 3G Rom
http://www.ondaforum.com/files/category/14-onda-v919-3g-rom/

ここを見ると、一番最新のものは、V919 CORE M という機種のWindows 10 x64ドライバーがでている。

おなじV919だが、CORE Mという最新のCPUを搭載している機種で、私の持っているV919 3G Air DualOSとは異なる機種だ。気になったので、詳細を調べてみると、

□Onda V919 3G Core M 9.7 Inch Retina Screen RAM 4GB 64GB SSD Tablet
http://www.onda-tablet.com/onda-v919-3g-core-m-tablet-pc.html

IntelのAtomプロセッサーの後継種Core Mを搭載し、メモリ4GBで、OSはWindows 10となっている。価格は、$380とかなり高い。メモリが4GBというのは、かなりそそられるが、DualOSでもないし、それ以外はあまり見るところのない機種のようだ。

Windows 8.1 with Bingが無償提供されていたが、Windows 10になってそれがどうなるのか、with BingのDualOS機種が今後もあり得るのか。まだまだわからないことが多い。

最初、Androidでx86ってどうなのかなと思っていたが、まったく問題無く使えており、今後も同じように低価格でチップが提供されるのであれば、デリバリ力のあるIntelのCPUが、タブレットやスマートフォンの世界でも、席巻していくかもしれない。

そして、OSであるWindowsも同様だ。Windows 10になってタブレットとしてみると、やや、デスクトップに後退したかとも思わせるが、デスクトップ、タブレット、スマートフォンの3つで同じOSが動けば、色々な機器の使い勝手が統一できる可能性もある。

ただ、タブレットはだいぶWindows版も見慣れてきたが、スマートフォンとなるとほとんど見ない。これがどれほど広まっていくのか、というより広められるのかがMicrosoftのやる気次第というところだろう。

ただ、PCの様になんでも1つのシステムになってしまうのは、今後は、無いだろう。IOSや、MAC OS、Androidなどが並列に競っていってくれればと思う。そのほうがユーザとしては楽しい。