次期バイクは、YBR250だ。私の希望する要件を吟味したらこのバイクになった。7,000km程の走行距離の2012年製とZZR250に比べるとかなり新しい。もちろん、インジェクションだ。
しかし決め手となったのは、19.2リットルというタンク容量だ。しかも、燃費は35~40km/lほど行くという。35km/lでも、18リットルで、600km以上の走行距離となる。ガソリン給油の心配は恐らくしなくて済むだろう。GWの四国ツーリングは、1,000km程だったから、Ⅰ回の給油で戻ってこれた計算になる。
しかも、色々と付いているものがあり、お得感が高かった。
ZZR250は、トラックに乗せられて行った。高回転の時だけは、素晴らしい走りを見せてくれた。
それでは、YBR250の各部を見ていこう。
まずは、マフラー。名板がないのだが、恐らく、WirusWinではなかろうかと思われる。
ノーマルのエンジン音がわからないのだが、音はそれほど大きくはない。正直に言って、排気音は、このマフラーでも原付バイクにうるさめのマフラーを付けたような感じで、たいして迫力もないし、良いマフラーかは私にはわからなかった。
リアキャリア。純正とは、形状が異なるようだ。Webで調べても同様の形状のキャリアは見つけられなかった。かなりパイプは太いので、頑丈そうではある。
グリップヒーター付き。冬場も少しは、いいだろう。
これは、ハザードのスイッチ。私はハザードを使うことがほとんど無いので、これもあまり価値があるようには見えない。しかも、電源をバッテリーから直取っているため、キーを差し込まなくても点滅する。いたずらされたら、バッテリーが上がってしまう。少なくとも、バッテリーから直接取る配線は変更する必要があるだろう。
ギヤポジジョンインジケーター付き。これは、なかなか便利だ。ところが、納車の時に、
「言い忘れましたが、これを付けたことで、時計とトリップがエンジンを切るとリセットされてしまいます」と言うではないか。これって、とても重要な事項ではないか。しかし、配線を外せば、元に戻りますともいっていた。
元の持ち主は、時計やトリップよりも、ギヤポジの方が重要だと言っていたという。私は、トリップの方が重要だ。これも、配線を見直す必要があるだろう。
恐らく、メーターに常時電流が流れていて、それで時計やトリップが保持されているのだろうが、それが切られてしまっているのではないかと想像する。もしかすると、両立できるようになるかもしれない。
これが、19.2リットルという私がこれまで所有したバイクの中で最大の容量を誇るタンクだ。思ったほど大きくは感じない。
エンジンは、単気筒SOHC 2バルブで、21PS/7,500、2.1kgm/6,500というエンジンだ。シンプルだ。キャブの代わりにインジェクションユニットが付いている。
ヘッドライトは、HIDになっている。まだ夜走ってないので明るさはわからない。
そして、メインスタンドが付いている。これは大きい。
リアタイヤは、ほぼ新品という位にバリ山だ。タイヤの側面は殆ど接していないような感じだ。
こちらは、フロントタイヤで、同様に溝は深い。製造年は、2013年だった。
YAMAHAのロゴが付いた純正と思わしき、リムテープが貼られている。
せっかくなので、近所を16キロほど走って来た。低速トルクはある方だろう。5速で、3000回転でとことこ走れる。しかし、発進はちょっと気を遣わないと、エンストしてしまう。
実際何度かエンストしてしまった。
走った感じは、エンジン音のせいか、125ccクラスに感じた。トップ(5速)、3,000回転からでもアクセルをひねればそこそこ加速する。が、ギヤを落として、7,000回転まで回してもまあ遅くはないが、速いと言うほどでもない。
インターネットのインプレでも書かれていたが、やはり60km/h位で走るのが、気持ちいい感じだ。エンジン回して楽しいバイクではない。だからといって、どうしようもなく遅い感じもしない。ZZR250の様にアクセルをかなり回さないと満足な加速を感じないという程でもない。アクセルは少し回せばちゃんと加速してくれる。
ただし、3,000回転を下回ると、ややエンジンがギクシャクしてきて、止まりそうになる。せめて2,500回転以上で走る必要がありそうだ。
また、気になったのはバックミラーだ。どうも変な方向を向いてしまっているのだが、合わせてもゴムみたいに元に戻ってしまうのだ。このバックミラーは、交換しないとだめのようだ。
あまりいいことを書いていないが、全体的に、そんなに悪いことはない。エンジン音も静かだし、振動も意外に少ない。少なくとも、町中を走り回るのには、断然YBR250の方が楽だ。
もちろん、リッターバイクに付いていけるのかはわからない。ツーリングで試してみたい。
さて、発進の時にエンストするのは、アイドリングが低いためだと言うことらしい。実際アイドリングは、1,000回転を切ったりしていた。
アイドリングを上げると、かなり安定すると言うことなのでさっそく調整することにした。
インジェクションユニットを、左側から見るとアクセルワイヤーのすぐ後ろに、調整ネジがあるので、それを回してアイドリングが高くなるように調整した。
すると、1,200回転くらいになったので、これで良しとした。
時間が無かったので、その後の試乗はしていない。
タンクキャップは、CBR250Rと同じ「かっぽん」方式。
ということで、このようにキャップが取れるタイプだ。やや、チープな感じがする。ヒンジ付きにしたら、そんなにコストが上がるのだろうか。ヒンジ付きだと、取り付けネジにマウントを取り付けたりとか活用方法もあるので、できればヒンジ付きにして欲しかったところだ。
ZZR250から抜いたガソリンを、全部入れたら、丁度満タンになった。バイク屋は、4リッターガソリンをいれておきましたと言っていたので、ZZR250から、15リッターほど抜いたことになる。
ZZR250は数十キロ走っていたので、計算は合う。
とりあえず、シガーソケットを取り付けた。
時間が無いので、バッテリー直で取り付けた。タンクを外さないで、シュラウドの側面に配線した。これは、後からリレーを付けて配線しなおす予定。
実際にナビを取り付けてみると丁度良い感じだった。ハンドルを回してみても、特に引っかかることも無かった。
そして、カメラマウントは、右のブレーキ取り付けネジに共締めした。
シートを取ると、工具が入っていた。中身は確認していない。
それと、これもバッテリー直でシガーソケットが付いていた。ただ、シート下なので使い勝手は良くない感じだ。
これは、必要ないかもしれない。
さて、もう暗くなってきてしまったので、最後にエンジンをかけてみたのだが、
これが試乗直後のトリップ。
そして、エンジンを止めて作業を行った。そして、再度エンジンをかけてトリップなどがどうなったか確認してみた。
オドメーターは変化無し。ガソリンが満タン表示になっている。
トリップはクリアされていた。
時計も、1:00になってしまっていた。
バイク屋が言っていたとおり、エンジンを切るとリセットされるようだ。
やはり、これは不便だ。燃費が良いし、燃料計も付いているので、トリップの重要性は低いとはいうものの、やはり有るのに使えないというのは、なんとも、気持ちよくない。
結局不具合点は、大きく2つ。
1.トリップ、時計がリセットしてしまう。
2.バックミラーが明後日の方法に向いてしまっていて調節がきかない。
時間が取れたら、なんとかしよう。
また、重い私が乗って、どれほどの燃費なのか、大型バイクに付いていけるのか、色々と試してみたいことがある。