先週末は、ずっと天気予報が良くなくてだめかと思っていたが、前日になったら晴れの予報に変わり、予定していた佐賀方面へのツーリングに行く事ができた。
ルートは、道の駅香春に8時集合して一部高速を通って、祐徳稲荷に行き、嬉野温泉に入り、昼食は、チャンポンを食べるというものだ。
朝、7時過ぎに出発準備。時計が5分も遅れていたので合わせた。気温は23度と寒いまではいかないが、走り出すと肌寒そうだったので、厚めのメッシュジャケットに、薄いインナーを着て行く事にした。
最近ナビの調子が悪く、思い切って新しくしたのだが、前日の夜に届いたので、まだ十分に使い切れていない。ナビに付いてはまた、後日改めて記載したい。
と、当日ばたばたしてたら、MT-09乗りの友人すぎやんが迎えに来てくれた。
一緒に集合場所に向かった。やや、山際に雲がわいているが日が照っている。
しかし、このときに私は異変を感じていた。行く前に合わせたミラーが両方とも下を向いているのだ。それに、時計も、ナビも見にくい。
そして、ハンドがおかしいことに気づいた。そう、手前にずれているのだ。
どうも、取り付けネジが緩んでいる感じだ。
だが、ゆるゆるというわけでは無いので、走行には大きな影響は無いように感じられた。
集合場所の道の駅に到着したが、まだ早かったので誰も来ていなかった。
そして、ハンドルがおかしいとすぎやんに言うと、じゃ動かしてみようと二人でハンドルを持って上にねじると、グニッと回転して元に戻った。
あちゃー、これはまずいかも。しかし、ハンドルの固定ネジは8mmの六角ネジらしきものだった。ただ、一人で引っ張っても動かない。まあ、これなら何とかなるかもしれない。
少し待っていると、いつものメンバー+1の5人が集合した。今日のバイクは、MT-09、R1200GS、Vストリーム1000、NC750X DCT、そして私のNC700S DCTの5台だ。
到着したメンバーに、8mmの六角レンチを持っていないか聞いたが持っていなかった。まあ、普通持っていないだろう。
私はガソリンを満タンにしていなかったので、途中で給油する時に工具を借りようという話になった。
なるべく、ハンドルに力が加わらないように、慎重に走った。
しかし、これまでとは違って、だんだんと、手前にずれてくる。まずいなぁ。と思いつつ、201号線を西に走った。
そして、200号線に入る。
冷水峠を、気持ちよくくねくねと走る。そして、3号線に。
高速に乗る直前に、ガソリンスタンドに寄って給油した。
給油の後で、メカニックの方に8mmの六角レンチを貸してくれないかと頼んだ。
快く、貸してくれたので、六角ネジを締めのことが出来た。思った以上に緩んでいた。
このまま高速に乗ったらやばかっただろう。本当に助かった。
そして、鳥栖から長崎自動車道にはいった。
ハンドルを固定していた六角ネジを増し締めしてからは、まるで同じバイクかと思うほどにハンドルが安定した。心持ち、ハンドルが高くなったのか、姿勢も楽だ。
しかし、ハンドルがちょっと緩んでいただけで、こんなにも変わるものなのか。恐らく四国ツーリングの時には、すこし緩み加減だったのだろう。
調子良く「ぬふわ」程度で追い越し車線を走っていると、トランシーバーに何かノイズが入ってきた。どうしたんだろうと、後ろを見ると、最後尾のVストローム1000の真後ろに真っ赤な回転灯を点灯させたパトカーが近づいているのが見えた。
あっ、やばいと思った。
慌てて、左車線に移動して、速度を落とした。
すると、パトカーは、そのまま、我々を追い越して行った。
一体、何を急いでいたのだろうか。まあ、何にせよ、何も無くて良かった。
そのためでも無いが、金立SAで休むことに。
ここの駐輪場は、建物から遠いので、空いていた。なぜにこんなに遠くに駐輪場を作ったのだろうか。まあ、屋根も有るし、駐車台数も多めなのはいいのだが。
1台、IBMのR1200RTが止まっていた。ツアラーだけあって、かなりカウルが大きい。これくらい大きいと、体全体を走行風から防いでくれるだろう。
ここで、トイレと水分補給をした。そして、出発。
先ほどの事は、忘れたのか、先頭の二台はあっという間に見えなくなった。
ハンドルが気持ち高めになったからなのか、なんだか走行風の影響が酷く、「ぬふわ」程度を越えると、ヘルメットにかなりの風圧を感じて、アクセルに力が入らない。もちろん、排気量的に、この速度域は、もうそんなに強力な加速感は無いので、そのせいもあるが。
武雄北方ICで高速を降りた。
降りてもそこそこ風が吹いていたので、そのせいで、風圧をきつく感じたのもあったのではないかと考えた。
高速を降りてから、498号線、
207号線と走った。
そして、第一の目的地である、祐徳稲荷に到着。
山の斜面に、立てられた神社だ。
縁結びの神様でもあるらしい。
本殿は、清水寺のようにそびえて見える。
階段を上がっていくとやっと本殿に到着。
一番にこれに目が行く。「なんでもうまくいく守」とは、これまた安易だが、お守りはこうでなくちゃ。
お守り売り場には、沢山の種類が売られていた。
やはり、「なんでもうまくいく」というお守りを買うことに。サイズに大中小があったので、小を頼んだ。単に大きさが小さい方が持ちやすいからだ。値段は大が800円、中、小は600円だった。
色は、黒と白があった。私は黒にした。すぎやんは、白を買っていた。
こうやって、見ていたら、手元が狂って落としてしまった。ちょっといやな感じ。でも、それを守るのがお守りだ。鈴も付いていて、落としてもすぐにわかるようになっている。
本殿は、かなり鮮やかに塗られていた。以前香港でこのように派手に塗られている神社があったのを思い出した。
本殿の奥には、金色の狐に両脇を守られた小さな御祓い棒のようなものが有った。
有名な神社だったので、これで気が済んだ。
土産物屋もあったが、みな興味なさそうだったので寄らなかった。
さて、時計を見たら、もう11時半を回っていた。次は温泉だ。実は朝食が早かったのでかなり腹が減っていたのだが....。
つづく。