2015年5月22日金曜日

KAWASAKI ZZR250 リアキャリアの修復

ZZR250のリアキャリアの状態を確認してみた。

リアボックスを外した。

下から覗いてみたら、補強でスチールパイプとともにアシストグリップにキャリアを留めていたのだが、切れていた。そのため、スチールバイブも落下したのか無くなっていた。

補強の詳細はこちら。

□KAWASAKI ZZR250 ハンドルプレースとリアキャリアの補強
http://digi-goods.blogspot.jp/2014/10/kawasaki-zzr250_28.html

この補強が無くなってしまったために、後ろ側の留め部分が破壊されて仕舞ったのだ。


前側の取りつけもゆるゆるになっていた。もう少し知らずに走っていたら、リアボックスごと外れるような事態になったかもしれない。早く気がついて良かった。

 キャリアのベースも外してみた。上から見るとまだ付いているようだが、

 外してみると完全に切れていた。

キャリアも外してみると、

キャリアを留めていたシャーシ部分が折れて取れていた。

シートカウルも割れていた。

中を見ると、破片が落ちていた。プラリペアなどで修復できるかもしれないのでこのかけらは取っておくことにした。

近所のホームセンターで、金具を買ってきた。総額2,000円程。ボルトの長さを誤って長いものを買ってきたので、後で買い直したりした。それがなけば、1,800円程か。平板の金具も予備を考えて多めに購入した。

買ったのは、

板金具×6
M10ボルト×4
ワッシャー×8
M10ナット×4
M16ナット×2(スペーサー用途)

ボルトは、最初M10×80mmを買ったが、長かったので、M10×50mmにした。


再び、キャリアを前だけ固定して取りつけた。そして、赤丸の所に穴を開けて、板状の金具を上下で挟んでネジ止めして、キャリアを固定しようと考えた。

電動ドライバーに、ドリルを付けて穴を開けることにした。

ボルトはなるべく太いものと言うことでM10にしたので、丁度サイズが合った。まずは、一番小さい4mmを付けて、穴開けを実施する事にした。

しかし、全く歯が立たなかった。それにしても、アルミなので簡単に穴を開けられると思ったのに意外に固くて驚いた。かなり、力一杯押しつけてトライしたが、ちょっと傷が付いただけだった。結局穴開けを諦めた。やはり、木工用なので金属には歯が立たなかったのだろう。

仕方ないので、穴を開けずに、ボルトで留めて見た。スペーサー代わりに購入したM16のナットを間に挟んでキャリアとの段差を吸収するつもりだった。ところが、どんどんM10のボルト/ナットを締めていくと、板状の金具がグニャリと曲がって、丁度良いようにキャリアを挟んでくれる形になってくれた。

見た目は、あまり丈夫そうに見えないが、手で触った感では、いままでのキャリアとは別物の様に、ボディと一体化したようにがっちりと固定されていた。

M10のボルトは、50mmにしたが、さらに短くても良かっただろう。40mmか30mmでもいけたかもしれない。

 特に、キャリアの固定部分の後ろ側を留めなかったので、余計な応力がキャリアや取り付け部にかからずに、固定出来たのだろう。

キャリアの後ろを手で持ち上げると、がたつきも無く車体が持ち上がろうとする。これほどしっかり固定されるとは想像していなかった。

リアボックスのベースを取りつけた。金具や固定のボルトの頭が飛び出ているので、ややj前が高くなってしまったが、よく見ればと言う感じで、あまり影響なかった。

リアボックスを取りつけるとあまり違和感がなかった。リアボックスもグラグラせずにかっちりと取り付けできた。

いつも、センタースタンドを立てる時に、このキャリアを掴んで持ち上げていたのだが、しなるような感じがあっていつも冷や冷やしていたのに、今はがっちりとしていて全く不安感が無い。

思いの外、ちゃんと取り付けできたので嬉しくなってきた。本来キャリアはこれくらいがっちりとすべきだったのが、荷掛けフック部だけで固定しようとしたので、強度不足に陥ったのだ。

キャリアの設計者は、このパッセンジャーグリップをリプレイスするか、今回のようにパッセンジャーグリップを挟んで固定するかする方法をとるべきだったのだ。

今からでも遅くない。ZZR250のキャリアを作成するなら、考慮して欲しいものだ。