2015年5月11日月曜日

NC700S DCTとZZR250のオイル交換実施

以前の計画では、NC700Sは今年の4月頃にオイルを交換して、GWの四国ツーリング備えるつもりだったが、オイルの色を見てみるとあまり汚れているように見えなかったので、行わないままになっていた。

気温も高くなり、作業もしやすくなったので、オイル交換を実施する事にした。

GW四国ツーリングを終えた現在の走行距離は、13,838km。購入したときは、9,678kmだったので4,000kmは優に超えている。

オイル受けの深いものを購入した。以前使用していた物は、3リッターくらいの容量しか無かった。
これは、5リッター入る製品。

NC700S DCTのオイル交換量はフィルターを交換した場合で3.4リットルとなっている。

作業をしやすくするために、アンダーカバーを外しておく。

 オイルは、カストロールの半合成油XF-08を用意した。5W-40と低温時に軟らかい。バイク用のMA規格ではないが、色々なバイクで使用されているようなので安かったことも有り、使ってみることにした。

フィルターは、通常の物と、DCT用と2つ必要だ。どちらもマグネット付きの高級タイプにした。

そして、オイル添加剤はIXL。いままでの全部のバイクに使ってきたが不具合は一度も無い。

NC700/750のDCT(デュアル、クラッチ、トランスミッション)で使っても大丈夫かはわからない。インターネットで調べたが、使ってみたという記事は見つけられなかった。

このIXLは古いタイプで、低粘度の0W-20などのオイルに混ぜると固まってしまうといういわく付きの物だ。安かったのでこれにした。まぁ、今回のオイルは普通の粘度だし、問題なかろう。

まずは、抜く前に現状のオイル量を調べる。当然その前に十分暖機している。

 丁度真ん中くらい。

ドレインボルトは、エンジンの真下に有る。ただ、排気管が近いので手をやけどしないように気をつけてやる。作業用手袋をするのは当然の事だ。

ドレインボルトは12mmと小さい。

しかし、これがまた異常なほどにかたかった。インパクトレンチでも使ったのかと思えるほどだった。

やっとオイルを抜いた。さすがに購入したときの薄い飴色ではなくだいぶ色が黒くなっていた。

オイルフィルターは、前側に有る。

Bandit 1250Sで使用していたフィルターレンチを使ってみたが、大きすぎてガバガバだった。これでは、回せない。

交換するオイルフィルターを調べて見ると、64mm程だった。

とりあえず、先にDCTのフィルターを交換しておくことにした。

ボルトのサイズは、8mmで2つのボルトを緩める。

カバーを開けた。

バネを外す。

フィルターはちょっと取り出すのに苦労した。小型のマイナスドライバーで真ん中を引っかけるようにして取り出した。

左が新たに付けるフィルターだ。

オイルが完全に抜ける間に、近所のホームセンターに行ってきた。68mmと65mmしかかったので65mmを買ってきた。価格は、898円だった。

試して見ると、ちょっと隙間が有るが、回すのには問題ない。

さっそく取り外しにかかる。これも、ドレインボルト同様にかなりきつかった。締めすぎではないか。

なんとか緩めて取り外したら、オイルがさらに出てきた。

新品のオイルフィルターのゴムパッキンに薄くオイルを塗っておく。

そして、手で締めてから、フィルターレンチで締める。

フィルターには、3/4回転締めるように書かれている。このレンチには、1から4までの数字が書かれているので、写真では上が1となっているので、4が上になるまで締めておけば3/4回転締め付けたことになる。


取りつけ完了。

 DCTフィルターをいれる所もウエスなどで綺麗にしておく。

そして、新しいフィルターを取りつけて、カバーを取りつける。

フィルターの交換が全て完了したので、ドレインボルトを取りつけた。

IXLは、初回5%との事なので3リッターの5%とというと、150mlとなる。

 これをジョッキに入れて2リットル満タンに入れ、

それを入れてから、追加で1.4リッター程度を追加した。これで、規定の3.4リットルだ。

暖気した後で、オイル量を点検。

ちょっと多めだったが、規定の範囲内だ。

オイルは、処理袋にいれる。6.5リットル用を買ったのでまだ余裕が有る。

 ついでに、ZZR250も交換しておくことにした。ZZR250は2,000kmも走っていなかった。しかし、点検窓からみるとオイルは真っ黒だ。

ドレインは、右上のものだ。真ん中下の大きなドレインは、オイルフィルターだ。前回交換しているので、今回はオイルのみ交換することにした。

 オイルを抜くと。、さすがにまだそんなに汚れていなかった。

でも、処理袋に流し込んでみると、そこそこ汚れていた。2台分いれてもまだ余裕がありそうだった。

オイルは、余っている鉱物油の20W-50と10W-40をすべて入れることにした。もちろんIXLも3%程度いれた。足りないぶんは、XF-08の残りを混ぜた。

ZZR250のオイル量は、1.9リットルとっなているが、1.7リットル程度で丁度良かった。オイル点検窓からみても、オイルが透明だ。

タコメーターに付いている2つめのトリップをリセットしておく。これがオイル交換用にしているのだ。

今回は、ちょっとIXLの心配があるので、近場を50キロほどNC700S DCTで走ってきた。

拍子抜けするくらい、ままでと同じだった。ただ、乗り始めは、GW四国ツーで荷物満載だったのが、空荷状態のためか車体がとても軽く感じた。

DCTの低速での変速ショックもあまり変わっていなかった。

とりあえず、エンジンもまだ新しいので、効果はあったとしても少ないのだろう。最悪悪くなければ、よしとする。