2015年5月7日木曜日

自宅サーバー復旧

とにかく自宅サーバーがまともに動いてくれないと何も出来ない。

何しろ、後でわかったことだが、今回の四国ツーリングでの写真や動画の総容量は160GBを余裕で超えている。

こんな大容量を入れられて編集するためには、サーバーが必要だ。

これが、我が家のサーバーだ。なんと、2010年から24時間356日連続稼働していた。途中でHDDの増設などは行ってきたが、基本的なサーバー本体は変わっていないのだ。

調べてみたところ、電源スイッチを押しても全く無反応。

ケースを開けてみたが、焦げたり、電解コンデンサーが膨らんでいたりといった見た目では何もわからない。

メモリを外してみたが、特に大きな変化は見られない。

とりあえず、電源を外して、手持ちの500Wの電源と交換してみることにした。現在の電源はケースに付属のもので400Wだ。電源付きで一万円もしないので耐久性があるとは思えない。

 マザーボードのCPU用電源端子は、4ピンタイプ。

しかし、交換する500W電源の端子は8ピンだった。

よく見ると二つに分離することがわかった。ソケットの形状から刺す方を決めた。

 電源スイッチを入れると、CPUやケースのファンが回るようになった。

しかし、それだけでBIOSが起動しない。

CPUファンを外して電源を入れてCPUそのものを触っても冷たいまま。

CPUが壊れたか、マザーボードが壊れたかしたようだ。

しかし、CPUはAthlon II X2で、Socket AM2+と古く、メモリもDDR2となっていて、マザーボードやCPUの新しいものを入手するのは難しい。

結局、新しく組み直すことにした。

 今まで、AMDだったが、今度はIntelで行くことにした。なるべく廉価なGIGABYTEのmicroATXマザーボード。CPUは、Celeron G1840(2.8GHz 2コア)というとてもシンプルな構成。店舗で売っている安いものを見繕った。ただし、メモリは4GBでは少なくて苦しいことがあったので、4GB×2枚の合計8GBとした。総合計は2万3千円ほど。

 マザーボードは、真っ黒。メモリスロットは4基付いている。SATAは、6Gbpsが4本に、3Gbpsが2本の計6本、USB 3.0も付いている。スペック的には十分だ。

 CPUソケットは、LGA1150。

付属品は、SATAケーブル。

ドライバーDVD。

日本語の説明書。

端子などについて詳しく書かれていてわかりやすい。初心者にわかりやすいかはわからない。

Celeron G1840。意外に小さい。

 マザーボードの切り欠きマークとCPUの三角マークを合わせて装着する。この位置以外では、正しくはまらない。

 ファンは、TDP54Wというには大きい。

グリスは、あらかじめ塗布されていた。

 装着は非常に簡単で、穴位置に置いて下向きに押すとカチッはまる。

CPUクーラーのコネクタを取り付けて、取り付け完了。

 ケースに収める。

新マザーボードには8ピンのソケットか付いていたので、再びソケットを合体させる。

後は、ケースの各種端子を取扱説明書を確認しながら刺していく。

インターフェイスカードも取り付けた。

メモリは、DDR3-1600仕様の4GBが2枚組セット。

取説を見ると、メモリソケット番号が互い違いになっていた。普通なら、1と2に装着するものだが。

さらに、取説を読むと。チャンネルAが2と4、チャンネルBが1と3になっていた。チャンネルA同士、B同士にするのか、そうでないのか良くわからない。しかし、下の説明では、2枚の時には、1と2に刺せと書かれていた。

 それで、灰色の1と2に刺した。


電源を入れると、今度はピッというブザーが鳴って起動した。カラフルなBIOSだ。UEFIだ。

起動を確認出来たのだが、内蔵していたSATA 2TB HDD6台は全く動かないし、認識もされない。どうも壊れているようだ。現在は、内蔵HDDはバックアップ用として使っていたので、無くてもかまわない。それで、配線を繋がないことにした。

そのため、オンボードのSATAIII 6Gbpsの二つのポートを、ブラケットで拡張スロットにで出して、ここに、RAID5で組成された外付けHDDケースを取り付けれた。

また、起動用に使用していたHDD2台搭載の外付けHDDは、1台だけしか認識されなかったので、いままで使用していた拡張スロットのeSATAインターフェイスカードを取り付けて、起動HDDを配置した。

CPUもチップセットも異なるが試しにそのまま起動させてみたところ、起動することが出来たが、HDDなどを認識しないので、ドライバーDVDをUSBメモリにコピーして、取り付けてユーティリティープログラムを起動させてみたところ、このOSはサポートされないとつれない表示。

しかたないので、手動で一つ一つドライバーをインストールした。これで正常に起動し、大容量HDDの共有も可能となった。

元の起動HDDが起動できたので、新規にOSをインストールしてセットアップするのに比べると非常に楽にサーバーをセットアップできた。

CPUが、一番安いCeleronという事だったが、いままで使用していたAthlon II X2との比較では少しだけ、早く感じる。メモリーが倍増したからかもしれない。

とにかく、サーバーが復旧できてよかった。