2015年3月24日火曜日

ONDA V919 3G Air IIJmio 使えない/バッテリーが持たない

さて、ONDA V919 3G Air(以下V919)だが、その後も使い続けているのだが、いまだにARROWS Tab F-05Eの代替えとして常用するに到っていない。

まずは、ONDA Launcherというのが標準のランチャーになっているのだが、これが使いにくくて仕方ない。それで、評判も良かったので、「Nova Launcher」にリプレイスした。これは、そこそこ使い勝手が良い。一部には、バッテリーの寿命も伸びたという口コミもあった。有料版もあるが、今のところ無料版で私には十分だ。

V919をひっくり返すと、カメラのレンズのある面にスロットカバーが付いている。

これを開けるが、中華品質の樹脂カバーの精度はなぜにいつも悪いのか。とにかく固くてやっと開けられた。中には、microSDとmicroSIMカードのスロットがある。こんなに固いのに、カバーを閉めると、カバーが浮いたような状態で指で押すとパカパカとしなるような感じになっている。いかにもチープで興ざめだ。とても$260もする商品には思えない。

64GBのmicroSDXCカードは問題なく認識してアクセスにも問題が無い。ただ、FAT32でないとAndroidでは認識しない。Windows 8.1ではexFATとなるのだが、標準ではないFAT32(64?)での使用となっている。ややイレギュラーだ。

そして、IIJmioのLTE/3G対応microSIMを入れてみたら、Widows 8.1では認識して、3Gだが通信も可能だった。

だが、Androidでは、認識してアンテナマークも立ち、APNのプロファイルにははじめからIIJmioが記載されているのに全く通信できない。

どうも、3G専用APNを持つものしか接続出来ないようだ。

これは、期待して買っただけに落胆が大きい。


そして、最大の問題はバッテリーの持ちだ。

一番消費の激しいときには、1時間で残り40%まで減ってしまう。つまり2時間持たない。しかも、上の画像の白枠のように、画面を消したスリープ状態の時にも、かなりバッテリーを消費しており、相当な勢いでバッテリーがなくなっていく。

かと思うと、黄色枠のように、

残り7%になっている状態で、ビデオを再生すると1時間半持ったりするのだ。ただ、使っていると突然にシャットダウンしてしまうのはいただけない。これでは、安心して使えない。バッテリーを充電して起動すると、ランチャーのアプリアイコンの位置がめちゃくちゃになっていたり、アイコンが無くなったりすることもある。

また、Androidでは残り30%表示なのに、Windowsに切り替えると40%程度になっていたりする。

どうも、バッテリーの減りが激しいことに加えて、バッテリーのステータスがかなりいいかげんだ。

そのためなのか、Windowのほうがバッテリーの持ちは良い印象だ。

Windowsは、Microsoftが作っていることも有り、完成度の高さを感じて安定している。対してAndroidは、ベンダーがある程度作り込む(チューニングする)必要があるが、それを殆どやっていない感じだ。IntelがAtom用に提供しているものをそのまま使っているのかもしれない。

そのためなのかWiFiも、時折勝手に切れてなかなか再接続できない事も多々ある。

今時、通信が出来ない状態では殆ど使い物にならない。



バッテリーの持ちを良くするために、バッテリーの持ちを良くするアプリを入れてみた。アプリは、「iBattery」というもので、3倍節電などとかなり使えそうな説明だ。

使ってる時のバッテリーの持ちは殆ど変わらないが、画面を消した待機状態でのバッテリーの持ちは確かに良くなっている。上の白枠がその状態だが、それ以前と比べると確かに良くなっている。

だが、使えば使うほどバッテリーはすぐに無くなってしまうのは変わらない。

それで、大きな外付けバッテリーを使ってみることにした。


またもやANKER製だ。最近ANKER製品をよく買っている。ANKERだから買っているのでは無いのだが、スペックと価格のバランスのよい製品を買うとANKER製になっている。容量は、16,000mAhとかなりの大容量だ。通常実力容量は60%程度と言われているので、それでも10,000mAh位の容量があることになる。

これがパッケージだ。

バッテリー本体。やや厚いが、容量の割にはコンパクトだ。

サイドにボタンがある。これを押すと4つのLEDインジケータが点灯して、現在の容量を表示する。長押しすると、

LEDが点灯する。LED付きは最近のバッテリーのトレンドのようだが、あまり実用的な明るさでは無い。真っ暗であれば、こんな明るさでもありがたく感じるのかもしれないが。

USBのソケットは2つで、真ん中のmicroUSBは充電用だ。USBの出力は、5V3Aで、両方合計で3A流すことができると謳う。実際にこれを付けてV919を使ってみると、5000mAhのバッテリーでは、充電するよりも消費のほうが多くて、バッテリーの減りが遅くなる程度の効果しか無かったが、このバッテリーならば、使っていても内蔵バッテリーが減らない状態に維持できそうだ。

添付品は、袋と充電用のmicroUSBケーブル。


ついでにmicroUSBケーブルも購入した。

太くて大容量だと言う触れ込みだった。バッテリーや充電器の出力が多くても細いケーブルでは、もしかすると大電流を流せないということもあるかもしれないと思ってのことだ。

3本も入っていてリーズナブルだが、またもやANKERだった。

V919の添付品との比較。明らかにケーブルが太くコネクタのしっかりした作りに見える。

で、実際に充電してみたが、確かにコネクタがきっちりしているので、カチッとはまる。安物を使っていると差し込みがだんだん緩くなったりして壊れたりする場合がある。ケーブル側が壊れるのなら良いのだが、本体側だと悲惨だ。しっかりと接続出来るケーブルというだけで価値があるように思われる。

ARROWS Tab F-05Eと使い比べて思うのは最近のアプリの中にはかなり重いものもあり、明らかにV919の方が軽く動く。なので使い勝手が良ければ、V919をメインに使いたいのだが。

SIMがAndroidて使えない事と、バッテリーの持ちの問題でこれだけを持ち出すという事にはなっていない。外付けバッテリーを使えば使用時間は伸ばせるが、大きくて重い外付けバッテリーを使ってまで持ち出したいとは思わないのが本当のところだ。

また、Bluetooth接続のキーボードとマウスを試してみたが、どちらも接続までは問題なくできる。しかし、実際に使おうとすると、AndroidでもWindowsでも、マウスはポインターが出たり出なかったりと不安定。キーボードはタイピングしてもたまにしか入力されず、されたら今度は同じ文字が連続して多数入力されたりと全くまともに使えなかった。個別にもだ。キーボードは3種類ほど試したが、どれも同じなので本体側の問題と思われる。

ただ、自宅では、最近ではV919の使用している時間が増えてきている。明らかにレスポンスが良いので、ついつい使ってしまう。画面もきれいだし。

Androidでは、16:9のフルHD画面比が多いが、V919はiPadと同じでそれよりもスクエアな画面比となっている。これが、意外に使いやすい。Webを見るにも、なんにしてもだ。iPadの人気の秘密がわかった気がする。


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