2015年3月19日木曜日

ONDA V919 3G Air バックアップを取ろうとしたが...

使う前に、初期状態をバックアップしておけば後で問題があったときに便利だ。

これは、先日購入した給電可能なmicroUSBのOTGケーブルだ。左下のmicroUSBでタブレットに接続し、右下のUSB雄で給電し、上の赤い雌端子に外部機器、キーボードとかマウス、USBの外付けストレージなどを繋ぐ。

複数のUSB機器を繋ぐために、USBハブを購入した。
今後のことも考えてSDカードリーダが付いた特殊なハブにした。

ポートは3つ付いている。

全体はこんな感じ。ややケーブルが短いが、このケーブルには突起が付いていてハブ本体に引っかけることが出来るようになっていて、持ち運びに便利だ。

次に、外付けHDDを駆動するために、給電コネクタが2つ付いたminiUSBケーブルも用意した。

こちらは、給電のためにコードを延長するUSBの延長ケーブルだ。

 そして、今回の要であるUSB外付けHDDには、ZalmanのZM-VE200という機器で、なんと仮想CD/DVD機能が付いている特殊なものだ。別途購入した2.5インチHDDを内蔵して、PCに繋いで、「_iso」というフォルダーを作成して、CD/DVDをファイル化したISOファイルを入れると、液晶画面にそれが表示されるようになり選択すると、そのISOファイルがあたかも外付けCD/DVDドライブのように見えるというものだ。当然ながら、HDDもそのまま見えるので、PCに繋ぐとCD/DVDドライブとHDDの2つのドライブが見えるようになる。この仮想CD/DVD機能を使えば、メディアが無い状態でCD/DVDブートが可能となるのだ。

ただ、現在ではこのZM-VE200は販売されておらず、後継のZM-VE400になっている。USB 3.0や暗号化にも対応しており、かなり進化している。ただ、私は後継機種を所持しておらず、評価もしていないので、同様に使えるかは不明だ。まあ、おそらく大丈夫だろうが。

つまり、Windowsの起動ディスクのISOファイルを入れて、仮想DVDにして、バックアップツール類をHDDにいれておけば、そのままバックアップが可能になるという優れものだ。

で、実際にノートPCに繋いで計画どおりにバックアップが取れることを確認した後で、ONDA V919 3G Airに繋いで電源をいれてみた。

 ONDAのロゴが表示れた。

そして、Androidが起動した。外付けHDD/DVDは無視された感じだ。繋いでいたマウスやキーボードは使えた。設定で確認すると、USBストレージとしては認識されているようだが、仮想DVDは見えなかった。Androidでは、NTFSはサポートされておらず、HDDの内容はまったく見えなかった。

ついでなので、タブレッド情報を見てみた。Androidのバージョンは、4.4.4だった。

右上を指で押さえたまま下げるとメニューが現れる。

OS SWITCHとかかれたWindowsマークが出てくる。これを選択すると、Windowsに切り替わる。

もしかすると、AndroidのBIOSとWindowsのBIOSに差異があるのかもしれないので、Windowsに切り替えてみた。

 しかし、やはり、何事もなかったかのようにWIndowsが起動してしまった。どうも、USB機器からの起動はサポートされていないようだ。

起動したWindowsではZM-VE200のHDDおよびDVDは確認できた。

Cドライブの様子。Windowsはたった5.17GBしか占有していなかった。Windows用のパーテションは33.1GBになっていた。

内蔵ドライブのパーテションの状態は、多数区切られており、びっくりする。別途4.68GBの回復パーテションも見える。BIOSはEFIとなっていて、一部のメジャーPCメーカーのように、ストレージに記録するようになっているようだ。最近のUEFIシステムのBIOSなのかはわからない。

ということで、使う前の状態を外付け機器で起動してバックアップするという計画は、頓挫してしまった。通常のBIOSでは、F12を押せば起動デバイスを選択できるが、そのような機能もないようだ。

一応、AndroidもWindowsも日本語化されていたが、不完全で時々中国語が出てきて戸惑う。

ただ、ちょっと使った感じでは、ARROWS F-02EのTegra3 4コア 1.7GHzよりはきびきびとしていて体感の動作が速い。快適だ。

最近、重いゲームなどをするとF-02Eでは処理が遅いと感じていたので、動作速度に関しては気に入った。

ただ、バッテリーが非常に持たない。1時間ゲームをすると40%しかバッテリーの残りがない状態になる。つまり、1時間で60%消費するのだ。2時間は持たない。これでは、あまり持ち歩くことは出来ないだろう。頻繁に充電しておかなければならないのはつらい。