食事を終えて、11号線で湯布院方向へ向かった。
11号線を西向かっていく。鶴見岳ロープウェイ乗り場を通り抜け、
城島高原を抜け、
由布岳を見ながら、
良い景色の中を走る。 天気も良くて、高原を走っているのにもかかわらずそれほど寒さも感じず、さわやかだ。
そして、高原の終わりに有る狭霧台を走り抜ける。
下に降りたら、湯布院の街中の道は、天気の良い日曜日と言うことも有り、大渋滞。
距離が短かったので、なんとか通り抜けて、県道50号線へ右折する。
気温は、だいぶ上がって19度。もう、暑いくらいだ。グリップヒーターは必要ない。
50号線を走っていくと、橋が有り、
そのすぐ先を深見ダムへ左折する。
そして、県道679号線、409号線と走るが、車も少なく適当にうねっていて本当に楽しい道だ。
時折、自衛隊の演習と思われる低い、ドッドーンという音がする。
ところが、突然先方を走っていた仲間が減速した。
行ってみると、バイクが横倒しになって、乗っていたライダーが茫然自失状態でふらふらと立っていた。
慌てて、バイクを降りて、転倒したバイクに走り寄る。
そして、皆で路肩の緩い土の中をなんとか転がして引っ張り出した。
転倒してアスファルトをスライドしていったという割には、損傷はひどくなかった。最後の止まったところが、ふかふかの土だったのが幸いしたのだろう。
なかなかもエンジンがかからず、少しガソリンが漏れたりしたが、何分かの後にはエンジンもかかった。特に操作に支障の有る所も無く、本人もプロテクターの入ったジャケットにパンツだったので膝に擦り傷がある程度のようだった。
スライドしていった道を見ると、くっきりと滑って行った跡が残っていた。
スライドの開始地点を見てみると、小石が転がっており、その小石が砕けた跡が有った。
左の緩いカーブで、この小石に前輪が乗ったために、前輪が外に逃げて転倒したようだ。
特にこのバイクには、エンジンスライダーの類は付けていなかったが、フルカウルのZZR1200だったから、その外装で軟らかくスライドしていって損傷が無かったようだ。
逆にエンジンスライダーのようなものが付いていた方が抵抗になってボディに悪い影響があったかもしれない。
走れる事がわかったので、全員でそこを後にして出発した。
しかし、その先で工事中となっており、仕方なく右折する事になった。
ひたすら、387号線を北上していく。気温は低めだ。少し寒い。
いつの間にやら、午前中に寄ったマチュピチュの所に来ていた。そこを通過していく。
そして、道の駅「いんない」で休憩した。
結局、予定時間を押していたので、ここで解散となった。
不幸中の幸いで、ライダーにもバイクにも大きな損傷が無かった。しかし、このとき先頭を走っていたのが転倒したバイクだった。後を付いていくのは簡単だが、先頭は路面状況もよく見ないと危ない。心して、ツーリングする事を誓った。
今回のツーリングでは、NC700S DCTは330キロほど走っており、燃費は30km/lと良かった。暖かくなったことあるだろう。
来月のツーリングの際には、もうハンドルカバーもいらないだろう。だんだんと暖かくなってきた。本格的に良い季節だ。