2015年3月4日水曜日

KAWASAKI ZZR250 プラグの交換

不動になってしまったZZR250は、なんとかプラグ清掃してとりあえずの処置はしていたが、やはりプラグを新品に交換することにした。実際、走ってみてもイマイチの調子だった。

今使っているプラグはイリジュームだが、かぶるたびにイリジュームを買っていたのでは高すぎるので、今回は普通のものにした。


一つ一つ、ビニル袋に入っている。

ZZR250の指定プラグは、CR8HSAだ。

もう一つ気になっていることがあった。あの煤けたプラグを清掃して取りつけてエンジンをかけたら、モクモクと煙が出たことだ。あれだけプラグが煤けていると言うことは、エンジン内部も相当に煤けている...つまり、カーボンがこびり付いていると考えるのが道理だろう。

このカーボンを除去できれば、きっとさらに調子が良くなるのではないか。

そこで、洗浄剤を買ってみることにした。本当はエンジンを分解して清掃するべきだろうが、そんな手間な事はできないので、ガソリンに混ぜれば効果があるというものの中でも、比較的低価格なものを選んだ。高いものを買って効果が無かったらショックも大きいからだ。


これが実際の商品。

裏に効能が書かれている。

サイドには、添加の仕方が書かれている。

ガソリンを入れる前に、投入する事でよく混ざるとの事。また、添加量は、40~60リットルのガソリンに、200ml。高めの効果を期待して、40リットルに200mlとすると、ZZR250のタンク容量17リットルでは、85mlとなる。

効能に、ちゃんとカーボーン&スラッジの除去と書かれている。

こんな汚いプラグが、こんなになるという。本当ならうれしいが。

これが、箱の中身。ドリンクみたいだ。

そして、これも使ってみることにした。SRV250の時に使ったキャブクリーナーだ。

これにも、カーボン・スラッジ等を強力除去とある。

前回同様に、タンク内のガソリンを抜いて軽くしてから、タンクを取り外した。さすがに、もう数回タンクを下ろしているので慣れてきて手早くできるようになった。

そして、車載工具のプラグリンチと17mmのスパナを使ってプラグを外す。まずは、前回不具合のあった左側からだ。

あれだけきれいに磨いたにもかかわらず、しかも100キロも走っていないのに、もう真っ黒だ。ただ、先端だけは白くなっていた。

プラグを抜いた穴に、ノズルをつけてキャブクリーナーを吹き込んだ。

こちらは、右側気筒の状態。左に比べるとだいぶいい感じだ。これだったら、交換の必要はないかもしれないが、片方だけ新品にするのはバランスが良くないだろう。

それで、両方とも新品にすることにした。交換前に、右のシリンダーにもキャブクリーナーを吹き込んでおいた。

エンジンをかけてみる。わざわざタンクを戻すの面倒なので、近所のホームセンターで大きめのジェットオイラーを買ってきた。180円だった。

下側に、カッターで切れ目をいれておいた。これが空気の通り道となる。

このようにして、ガソリンを補給する。切れ目を入れたことでそこから空気が吸い込まれて、順調にガソリンが流れていく。

エンジンをかけると、チョークを引いていることもあるが、3,500回転ほどでアイドリングした。前回のプラグ清掃の後では、3,000回転ほどだったのでそれよりも上がっている。

しかし、排気ガスは、期待したような白煙は出なかった。シリンダー内のカーボンが、キャブクリーナーで取れて、排気ガスに煙が出るものと思ったのに。効果がなかったのだろうか。

ちゃんとエンジンがかかったので、タンクを元に戻して、洗浄剤を入れる。ジェットオイラーにはメモリが付いていたので、洗浄剤を85ml程度入れて、

空のタンクに投入。そして、抜いておいたガソリンを戻した。これでよく混ざるだろう。

再度エンジンをかけてみたが、何事もなかったようにかかった。洗浄剤の悪影響はなさそうだ。

これで、調子が良くなってくれればうれしいのだが。

ただ、かなり暖気しないとアイドリングが安定しなかった。チョークを戻すと、回転が下がってエンストしてしまうのだ。

以前は、すぐにチョークを戻しても安定していのだが。これは、添加剤の影響か、プラグがノーマルだからか。

やはり、試乗してみないと良くわからない。プラグも慣らしが必要かもしれないし。