2015年1月29日木曜日

HONDA NC700S DCT MRA X-Creen Sport クリア XCAS-Cを装着、試運転...その効果は?

取り付けのイメージがなんとなくわかったところで、実際に取り付けてみることにした。

まずは、現状確認。スクリーンはそこそこの大きさに見えるが、ライディングスタイルが前傾していないこともあり、跨がるとスクリーンは高く見えない。しかも、シールドで上に向けられた風が、もろにヘルメットにぶつかるのだ。

可変フラップのサイズを確認。やや大きいがぎりぎりシールドに取り付け出来そうな....。

挟んで取り付けるパーツを付けてみる。フラップの横幅に合わせると取り付け位置はかなり端になり、まっすぐに取り付けるのが難しい。少し斜めになってしまう。

そして、下からヘクサねじを締める。

フラップを取り付けてみた。本当にぎりぎりサイズだった。もし、大きな方を注文していたら取り付けできなかっただろう。

位置を確認しながら、挟むパーツを増し締めする。

そして、フラップのアームの固定具を取り付けるが、

この留め具は向きがある。最初わからず、なかなかはまらずに焦った。こちらが凹んでいる方。

裏は 凹んでいない。

凹んでいる方を上向きに取り付ける。

そして、このロックパーツを取り付ける。

穴に入れる。ちょっときつめだが構わずに押し込む。

角度を調節して、最後に取り付けたロックパーツをねじって固定する。

簡単装着にしては、かなりの剛性感だ。手で、引っ張ったりしてもびくともしない。

斜め後ろからの様子。

前から。今までのシールドがVARIOツーリング仕様に変わったような

思ったよりもいい感じだ。だが、こんなフラップでどこまでの効果があるか....。


いつもの某所テストコースで試走を実施。

しかし、走り出してすぐにその効果はわかった。ヘルメットに向かっていた強い風の流れがほとんど感じない。「ぬえわ」程度まで出してみたが、かなりの効果にびっくり。これならば、高速道路も、楽に走れそうだ。ただ、幅が無いので効果はヘルメットだけで、ジャケットに向かう風はほとんど変わらない。だが、ジャケットへの影響は、ヘルメットに比べると大したことは無い。NC700Sでこんなに速度を出したのは初めてだ。INAZUMA 400は、「ぬゆわ」を超える速度まで出ていたが、NC700Sは車体が重いこともあり、「ぬおわ」ほどが限界のような感じだ。まあ、最高速度を競うようなバイクでもないのだが、この程度で限界だとすると、この状態で走り続けるとかなり燃費もひどいことになりそうだ。

第一エンジンの耐久性も心配になる。最高速度に関しては、恐らく400ccの方が速い気がする。

それでも、100km/h以下ならば、かなりの加速なので満足ではあるが。実際のツーリンクでは、この速度以内で走るのがほとんどだし。

この日はほぼ無風状態だった。風の強い日では、100km/h以下でもかなりの風圧を感じる場所だ。無風状態とはいっても、そこそこの速度で走っての結果なので効果は間違いないだろう。

この可変フラップは汎用なので、取り付けが可能なシールドが付いているバイクなら効果は十分に実感できるだろう。お勧めだ。

ただ、挟むタイプの取り付けアタッチメントで取り付ける場合は、そこそこの幅がシールドに必要だ。とがった様な細いシールドでは穴あけタイプでないと取り付けは難しいだろう。

それと、今日はテストコースに向かうまでにカタナ1100らしきバイクと一緒になった。同様にテストコース付近をぐるぐる回っていた。最初一緒について行ったが、途中で交差点を曲がるときに、NC700Sのリアタイヤがずるりと滑って肝を冷やした。車重が220kgと重いのに、リアタイヤは160しかなくやや細過ぎなのではと思った。しかし、カタナは確かさらに細い仕様だったように思うが。どちらにしても、NC700Sでリッターバイクに本気で付いていこうとがんばると、ちっょとしたことで破綻するかもしれないと思い直した。