2015年9月9日水曜日

BMW R1100R を見てみた

YBR250を購入したバイクショップに行ってみたら、小さなショップなのにBMWがおいてあってちょっとびっくり。

ちょっと見せてくださいというとどうぞという。

BMW R1100R だ。エンジンはBMW独特の水平対向2気筒で、4バルブ、80馬力。1995年なので、20年前のバイクということになる。写真で見ると、とても20年も経っているバイクには見えない。

でも、実物を見ると、20年物としては良い方だろうが、まあ、こんなものだろうと言う感じだ。

調べて見ると、R1100Rは、中古が意外に多く、価格もそんなに高くなく、同じ九州でも、30万程度で出ていたりする。

ちなみに、これの値札には、498,000円となっていた。

メーター回り。R1100Rの前期型だ。これのすごいのは、走行距離が2万キロ行っていない事だ。

他のバイクショップにあった30万円ほどのR1100Rは、みな6万キロとか9万キロと、かなり走行距離が多かった。

これほど少ないのは珍しいのでは無いか。タイヤも、前後ともバリ山だ。


前オーナーが、ワンオフで作ったという、バー。セパハンなので、ナビなどを取りつけるのに困るが、これならば、搭載しよい。便利だ。

タンクは、ピカピカというほどではないが、まあまあ綺麗だ。

エンジンも、殆ど傷も、錆びも無い。オイルクーラーは、ちょっと黒い塗装が剥げていたりするが。

ヘッドライトは、HID化されていた。フォグランプも付いている。ただ、青色の電球のようだ。

 ドライブシャフト部分、そう酷い錆は無い。なかなか良い感じだ。キャブでは無く、インジェクションだ。1995年当時の国産車で、インジェクションを採用した物はまだ無かったのではないか。

信じられないのは、マフラーだ。その当時は、まだ、排気ガスの制限はなかったと思うが、これには、触媒の様な物が付いている。しかも、20年前とは思えない綺麗さだ。錆は殆ど無い。

エキパイは、茶色に変色してしまっているが、触媒以降は、マフラーを含めてぴかぴかだ。


リアは、オーリンズが付いていた。調整も出来るようだ。

サイドパニアは、自家塗装のようで、傷も多く、あまり綺麗では無い。ハンドル部分は、白化してしまっている。赤色部分は再塗装した方が良いかもしれない。

「エンジンかけて見せてよ」というと、「バッテリーがもうだめで、セルが回らない」と。慌てて、ブースターケーブルを用意していた。純正のパニアなので、左だけマフラー部分がえぐれている。

これは、最近のモデルでも同様だ。


 もっと、びっくりしたのは、チョークが付いていること。インジェクションにはチョークは付いていないものだと思っていたが。ということは、冬場はエンジンの掛かりが悪くなったりするのだろうか。

シートを外すと、タンクの下に大きなバッテリーが付いていた。それに接続するケーブルに、ブースターケーブルを接続。バッテリーは2010年4月30日とかかれている。前オーナーは、タイヤやバッテリーなどの交換時期を書いていて、まめな人だったようだ。

セルを回す。

セルは弱々しく回るが、エンジンがかかる様子が無い。

他のバイクのバッテリーだと容量が小さいのだろう。軽トラックを持ってきて、そのバッテリーに接続して、軽トラックのエンジンをかけたままにして試してた。

しかし、やはり、同じだ。セルは回るが、まったく、エンジンがかかる様子が無い。

プラグは、イリジュームが取りつけられていた。ちょっと煤けているのかな。試しにエンジンに接続してセルを回すと、火花は飛んでいた。

ただ、プラグを交換してみようにも、このバイクに合うものが無かった。

結局、エンジンをかけることは出来なかった。

エンジンもかからないようでは、走行距離が少なくてもだめだ。

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