2014年11月8日土曜日

HONDA NC700S DCT 宇佐神宮に行く

午前中の用事を済ませてから、午後にNC700Sでのツーリングに出かけた。いつものように、京築アグリラインを走る。ガソリンは最初から半分ほども入っていた。ちょっとびっくり。それに、Bandit 1250Sから抜いたガソリンを足して満タンにして行った。

農道は、一旦停止が沢山ある。いい気持ちで走っていると一旦停止という感じだ。ここで、ふらつく
事も多いが、それは急ブレーキの後ギヤをローまで落とすという作業を慌ててしなければならないからだ。ところが、DCTだと、単にブレーキで止まったら、左右確認してそのまま発進するだけだ。
本当に楽だ。ふらつくこともなく、左右確認も安心して行える。一人ならまだ自分のペースなのでまだいいが、マスツーだとどうしても慌ててしまう。まごまごしていたら、皆の迷惑になると思うからだ。今後は、そんな事もなくなるだろう。

また、その一旦停止からの発進加速も侮れない。、ドコドコという感じでかなの飛び出し加速を感じる。あまり走らないというイメージだったのに全く異なる。驚きだ。

 さらに驚いたのは、燃料計が全然動かないことだ。すでに、86.3km走っている。Bandit 1250Sは19リッタータンクだが、早ければ70キロほど走ると5目盛りの内の1つが減る。

 とうとう、103km走ったが、やはり燃料計は5目盛り満タン状態になっている。その後、106km走ったところで、1目盛り減った。これからも、かなり高燃費なのがうかがい知れる。14リッタータンクで5目盛りあるので、1目盛が2.8リッターという事になる。計算すると、37km/lとなる。たいしたものだ。燃費のよさは噂どうりだ。

まあ、行きは私がNC700Sに慣れるためと言うこともあり、おとなしく走っていた。それでも、農道なので、「ゆわ」くらいの速度は出している。加速は、普通に走るのに問題ないほどで走った。

自動的にカチャンカチャンとシフトアップしていくのが面白い。回転計を見るとどうやら、2,000回転を超えるとギヤシフトしているようだ。なのでトップ6速になるのは、66km/lを超えた時で、それ以下だと5速までで止まってしまう。

また、低速になるとシフトダウンするが、1速と2速ではどうも迷うようで、シフトアップしたり、シフトダウンしたりを繰り返すことがある。マニュアルシフトでも低速域では、エンジン回転数が下がってギクシャクする事があるが、まさしく同様な状態になる。賢いコンピュータ制御でも、低速域は難しいのだろう。こちらは、がんばれーとコンピュータのギヤシフトを見ていることしかできない。勝手にギヤシフトするから当然だが、ギヤポジションインジケーターは改めて便利だと思った。

また、最近のデジタルメーターはあまり好きではないのだが、慣れたからか意外と見やすい気がしてきた。回転計も大体どれくらい回っているかわかる。

ギヤに関しては他人任せとはこの事だ。ただ、それでも、どんなときでもアクセルをひねれば確実にトラクションをかけてくれるのでとても安心していられる。自分での操作だと、クラッチ操作がうまくいかずに、思わずエンストしてしまうこともある。それは恐らく心配しなくていいのだろう。

NC700シリーズのDCTの初期バージョンではエンストするという不具合が有ったらしいが、このNC700Sもその初期バージョンらしいが、改善されたECUなのかは不明だ。ただ、エンジンが止まりそうだと感じることはあまりなかったし、実際にエンジンなが止まったことも一度もなかった。

最初の100km程の走行は、かなり満足のいくものだった。普通に一人でのんびり走るのならば、なんの不満もない。

農道には、コーナーのきついカーブもあるが、NC700Sの走行性能はかなり安定志向のようで、コーナー中もどっしりとしてた感じで安心感がある。ただ、コーナーの入りはややだるい感じで、安定感とのトレードオフだ。きびきびとコーナーをすり抜けるのは少し苦手な感じがする。

ただ、コーナー中の道路のうねりや段差があると、ZZR250などでは破綻したような状態となって非常に怖い思いをするが、このところはBandit 1250Sにも負けないくらい安定していてすぐに振動が収まって何事もなかったのようにそのままコーナーリングし続けてくれる。

 あっとういうまに、まほろろばうさまでやってきた。ここまで休まなかったので、ここで少し休んで、トイレと水分補給した。

 そこから宇佐神宮まではすぐだ。今日は道路の車が少なかったが宇佐神宮の駐車場もがらがらだった。

ちなみに、ヘルメットフックだがクランクケース部分は意外にも焼けるほど熱くはないので、ヘルメットが溶けたり、焦げたりといったことはなかった。ただし、今の時期は、気温も20度程度。真夏の35度となると違うかもしれない。まあ、それでも15度高いだけだから恐らく大丈夫ではないか。

一番奥の店でソフトクリームを 食べることにした。お店の方に「珍しいものは」と聞いたら、一番新しいのは、「中華杏仁」だというのでそれを頼んだ。一体どんな味だろうか。

 見た目は、バニラと変わらない。でも、よく見ると黄色いものが所々に見える。食べるとまさしく杏仁の味だ。杏仁というのは調べたところ、杏の種だそうな。中華というくらいだから恐らく中華な味付けをしているのだろう。とてもいい味でさわやかだ。お勧めする。ここは、普通のところが300円のところ、バニラは200円で、その他は250円と安い。その分少し量が少ない気がするが。

橋の欄干のてっぺんだけが新しくなっていた。

 古いものを見てみると、コンクリート製のように見える。ちょっと興ざめ。

大鳥居まできたが、やはり人はあまりいない。

すでに、紅葉している木もあった。

ZZR250で前回やってきた時は、花か沢山咲いていた蓮は、もう枯れていた。


 もう少しで神殿だ。秋だというのに緑が綺麗だ。

 本殿も人はまばらだ。

いつものように、ここで安全を祈った。

そして、お守りを購入。

交通安全のお守りだ。

お守りは、ダミータンクの

 工具入れのところに入れておいた。

そうそう、このNC700Sには中古車の常として、工具や取説は付いていなかった。中古車はいいのだが、取説や工具を買い取りの条件としていないバイク買い取り業者もいけないと思う。是非、チェックしてほしいものだ。

行きは、すべてDレンジで走ってきた。帰りに、Sレンジを試してみることにした。たしかに、発進から加速を続ける場合には、Sレンジの方が3,000回転までシフトアップを遅らせてくれるので明らかに元気が良くなる。しかし、Dレンジのままでも、アクセルを大きく開いて加速するとエンジン回転が高くなってもシフトアップすることなく加速を続けようとする。なので、試した感じでは、Sレンジやマニュアルシフトの必要性はほとんど感じなかった。

また、Dレンジの時にパーシャル状態でマニュアルで1速落として走っていると約3秒でギヤを自動的に元に戻してしまうようになっている。コーナーの入り口でマニュアルでシフトダウンさせてコーナー脱出の時にエンジン回転数を高めにしておきたいときには役に立つし、その後でパーシャル状態になれば、最適なギヤに戻してくれる。しかも、ギヤシフトのショックはほとんど無い。

本当に良くできている。

今回のツーリングで200km程走ったので、最初のインプッションをまとめておこうと思っている。