2014年11月6日木曜日

HONDA NC700S 車検に挑む

2012年6月に新車登録された今回入手したNC700Sは、本来ならば来年の6月まで車検があるはずだが、なぜか今年の6月に車検証が返納されていた。

この場合、新規に車検を取る必要がある。その代わり満額2年の期間となる。

 ナンバーが付いていないので、役所で仮ナンバーを借りてきた。1日限りのものだ。これで、車検場まで自分で乗って車体を運ぶことができる。

車検場に着いた。

北九州車検場だ。

書類を用意して、印紙も買って貼り付けてもらった。これを車検場の受付に持って行くと、ハンコを何ヵ所か押してくれて「車検を受けてきてください」と言われるので、車検場にバイクを持って行く。

検査官がやってきて、ウインカーやストップランプなどチェックする。初めてのDCTらしく、「これオートマですか」と珍しそうにエンジンを見ていた。当然だろう、2012発売なのだから、車検を受けたNC700シリーズはそう多く無いだろう。さらに、DCTだったらなおさらだ。

今年の1月にBandit 1250Sで車検を受けたのだが、DCTに慣れないと言うことも有り、ブレーキテストなどが×印しなってしまった。

どうも、ブレーキをはなすのとかけるのタイミングが合っていないようだった。一旦全部通した後で、再度通しなおしてなんとか○となった。

そして、これは初めてだったが、全部のサイズを測った。すると、シールドがMRAに変更しているので、ここの高さが50mm高いので、初期登録の時と高さに違いがあるという結果になった。

また、前輪の重量と全体の重量、そして4方向からの写真撮影があった。

新規の時には、継続とは異なる検査項目があるようだ。

一応、合格となり、受付に持って行くと、高さが変っているので変更手続きが必要とのことで、書式2の用紙にも記入くださいと言われて、書類が1枚増えてしまった。

改めて、確認してもらい印鑑忘れとなどあり再提出。なんとか書類も合格。

待つこと10分程度で、名前が呼ばれて、新しい車検証が配布された。

その車検証を持って、ナンバー配布所で車検証と同じナンバーを購入した。

これですべて完了だ。実際にかかった時間は1時かもかかっていなかった。

仮ナンバーを外して、正式なナンバーを取りつけた。

これで正式にどこでも走れる。

折角なので、近所を少し走ってみた。

 初めて゛センタースタンドをかけてみた。Bandit 1250Sや、ZZR250よりも非常にかけやすい。こんなに簡単にかけられるスタンドがあったのかと一人で感動。

 改めて、NC700Sに跨がると、ダミータンクがかなり幅広で長いのがわかる。これを本当のタンクにしておれば、30リッターくらい入りそうだ。このタンクの長さのために、ややハンドルが遠い感じがする。

 今日は本当に良い天気だった。

遠くの山々に、霞なのか白い雲なのかがたなびいている。


 夕日に輝くNC700Sはなかなか良い感じではないか。

塗装の色は、パールホワイトだ。日に当たるとパールがきらきらと光って見える。光沢のある表面処理だ。

 夕日の中を走る。

夕方になったので、車が多くなってきた。渋滞している。しかし、このような渋滞の時こそ、DCTの強みだ。マニュアルだと、止まるたびにクラッチを握って、ギヤをローまでカチャカチャやって落として、のろのろ走りだとハンクラで少しずつ前進しなければならない。

ところが、DCTならギヤは勝手にローまで落ちてくれる。クラッチを握る必要も無い。操作するのはブレーキとアクセルだけだ。なんて楽なんだろう。これからは、渋滞が好きになりそうだ! いや、それは嘘だが。

40キロほど走り回った感じは、かなり出足が良い。アクセルを不用意にガバッと開けようものなら、腕が伸びきってしまいそうになる。エンジンは、ドコドコとしいう感じだ。いわゆる鼓動感というものだろうか。いや、何か違う気がする。もっと強烈なのだ。ドコドコの一つ一つが、リアタイヤを蹴っている感じと言えば良いだろうか。