2014年9月1日月曜日

KTM 390デューク試乗

まずは、KTM 390デュークについて。

仕様などの詳細は、以下を参照すると良いだろう。
http://www.ktm-japan.co.jp/lineup/2014/390duke

基本的なスペックを書くと、

排気量: 375cc
エンジン形式: 水冷DOHC4バルブ単気筒
出力:  32KW(44HP)/8500RPM
トルク: 35NM/7250RPM
重量: 約139㎏(燃料のみ含まず)
燃料 タンク容量 約11L

となっている。なぜか390デュークの写真を撮っていなかったので、200デュークと125デュークのものを載せる。

125デューク。


200デューク。

これは、ビデオからの切り出した。
右が200デュークで、左が390デュークだ。

見てわかるとおり、フレームは共通だ。エンジンのサイズはおそらく微妙に違うのだろうが、125だからといって極端に小さいということも無く、ほとんど見分けは付かない。ただ、125デューク、
200デューク、390デュークとナンバーの色が皆違うので、これで見分けるしか無い。

車体は全体的に小柄で、足つきも良く、非常に軽量だ。

390デュークは、このシリーズの中で最大排気量を誇り、SR400などと異なり400ccクラスとして十分な44馬力を発生している。

まず跨がると、その車体の小ささから、125クラスのような感じを受ける。また、ハンドルが近く、乗車姿勢としては楽だ。ただ、やや前輪がかなり近く感じて、顔が前輪の上に有るような感じがする。ブレーキをかけると前に飛び出してしまいそうな感じを受けるが、実際にそうなることはなかった。そのため、メーターが手前過ぎて、実際の走行ではほとんど見えなかった。メーターを見るためには、かなり視線を下に落とさなければならない。昔乗っていたリード110に似ている。
さらに、メーターも小さい上に、タコメーターがバーグラフの様に伸びるタイプで、今何回転なのか直感的にわかりにくい。私は、このようなタコメーターはだめだ。ちなみに、真ん中上(ニュートラルの左側)の橙色のランプは、シフトインジケータの様だ。今回はそんなに回転数を上げていないので点灯を確認できなかった。

また、発進はそう気を使う必要はないが、だからといってドッカンと飛び出るような大きなトルクは感じない。

ギヤを落として、回転を上げると、かなり振動が激しい。やはり、小型の車体に400cc近い単気筒なので振動という点では、ややフレームが軽すぎる感じがする。

乗っていないので確信は持てないが、200デュークなら逆に、ちょうど良いエンジン排気量で、振動も逆に軽くなるような気がする。何しろ、390デュークの半分の排気量なのだから。

とても軽いので、本当に手軽に乗れる気がする。これが、250なら良いのだが。390だと車検があって面倒だ。車検のことを考えても、200デュークの方が良いような気がする。

ヘルメットにカメラを搭載して試乗の15分近いすべてを撮った。ノーカットで記載するので、見て欲しい。ただし、解説などは何も無いのでそのつもりで。雰囲気を感じて欲しい。



また、前を走っているのは、先頭がKTMのスタッフ、次がスーパーデューク、RC8R、390デュークとなっている。逆に、それらの走行動画ともいえるので参考になるかもしれない。

KAWASAKI ZZR250 クシタニコーヒーブレークミーティング KTM試乗会

8月30日(土曜)に、クシタニのツーリングサポートイベントが熊本の三愛レストハウスで行われた。そこで、KTMの試乗会があるというので、参加してきた。試乗の詳細は、1台ずつ記することにして、今回はツーリングについて記したい。
朝、5時半頃。路面は濡れているが、雲は薄くなってきていて、天気予報は怪しかったが、なんとかなりそうだ。

 今日は、すぎやんと二人でのツーリングだ。彼は事情でスクーターとなっている。

少し走ると、日が出てきた。天気は大丈夫そうだ。朝の天気予報では、福岡は曇りだった。しかし、目的地の熊本は、あまり良くなくて小雨の予報だ。

いつもの、アグリラインを走る。ペースがよくわからないので、スクーターに先に走ってもらったのだが、ZZR250の出だしはあまり良くないので、発進で置いて行かれて慌てた。意外に125ccだと馬鹿にしていたが速い。

アクリラインから山国川の手前で右折して、16号線、212号線と走った。

そして、道の駅やまくにで一休み。ここまでで1時間半以上かかっている。

後ろに止まっている車は中途半端な所にあるが、左前輪がパンクしているようだった。ドライバーは女性だった。たとえパンクだとしても、枠内に止めることはできるだろうと思われるのに、こんな止め方をしているということは全く動けない状態なのかもしれない。

後で、修理工場の人らしき白いつなぎを来た人が見に来ていた。

そこから、45号線、210号線、40号線と走った。

朝の6時前から走って、8時50分前にやっと三愛レストハウスに到着だ。意外に遠い。

人で溢れかえっているかと思ったが、雨の予報からか意外に止まっているバイクは少なかった。もちろん人気もなかった。

KTMのテント。

すでに試乗車が準備されていた。

左からスーハーデューク、RC8R、690デューク、390デューク、見えないが、その右に200デューク、125デュークと並んでいた。

さっそく試乗を申し込んだが、すでに9時の回は一杯だったので、9時15分に予約した。

これとは、別に、ロイヤルエンフィールドのCLASSIC 500と、コンチネンタル500GTも展示してあった。試乗も可能だったが、時間の関係で乗らなかった。

クシタニのテントでは、無料のパンフと、あまりクシタニとは関係ないお土産を売っていた。お土産を買うとガラポン抽選器を1回回せるというので試したが、二人とも外れだった。

ちなみに1等は、10万円分のサンフラワー乗船券との事。

そして、コーヒーブレークというだけ有って、コーヒーも振る舞われた。

しかし、折角クシタニのイベントなのに、試着はおろか、製品は全く無いというのもよくわからない。製品を並べておけば、買う人もいただろうに。商売っ気が無い。唯一有ったパンフレットはしっかりもらってきた。

それでも、昼に近くなるにつれて人が増えて、試乗もなかなか回らなくなり、最後の4車種目に乗ったときには、すでに11時半を回っていた。

幸いにも、空は曇っていたが、ほとんど雨も降らず、時には日も照っていた。

KTMの主なものは試乗したので、会場を後にして昼食を取りに行くことにした。

今日は、この店にした。

辻の茶屋という食事処だ。

あまり人はいなかった。天気予報もあまり良くなかったからかもしれない。

メニューだ。

結局二人で、山菜そばにした。薄味だったが、まあまあだった。

次は、温泉に行った。

これは、温泉名では無くてディスプレイだろうか。

こちらが、実際の温泉の入り口。

奥の湯が温泉名だ。入浴料は500円だった。

これが、内風呂。

そして、奥のドアを出ると、露天に出られる。なんと混浴だと。期待していたが残念ながら、入ってきたのはおっさんだけだった。

なかなか広い。気持ちいい。

横には川が流れている。奥には、滝もある。最初は貸し切り状態だった。

その上には、洞窟風呂がある。

こんな感じの洞穴みたいな風呂だ。

そこからの外の眺め。

そして、3つめの川風呂。

半分川にせり出している風呂だ。より解放的だ。

ほんとうに、すぐ横は川だ。その気になれば、降りていける。

これで500円というのは、かなり良いのではないか。おすすめだ。

のんびりしていたら、雨が降り出して慌ててナビやタンクバックをリアボックスに投げ込んで走り出した。

そうしたら、すぐに雨は止んで青空も見えてきた。

先日も走ったが、ここでファームロードを走った。ここでは、バイクを交換して走った。先を走っているはずのZZR250の友人は、全く見えない。

あれだけ、速いと思っていたスクーターだが、上り坂では本当に吹けない。もう、アクセルは全開状態で、手首が痛くなりそうだ。

峠の頂上で、彼は待っていた。やっと着いたわたしだ。

それから、また、行きに寄った道の駅やまくにに寄った。

驚いたことに、行きに見たパンクと思われた車がいて、修理工場の人が来ていた。パンクしたまま走って、足回りが故障したのかもしれない。単なるパンクなら何時間も修理にかかるというのは考えられない。

実は、ここでZZR250のリアボックスに鞄を仕舞おうとして触ったら、ZZR250が転倒してしまった。どうも、止めたときにサイドスタンドがちゃんとかかっていなかったようだ。

一人じゃ無かったのが幸いで、すぐに起こすことができた。

ちょっと見たらそう被害も無かったようようだった。


ただ、カメラをセットしようとしたら、ネジが無くなっていた。これで2つめだ。このネジはすぐに取れてしまう。2千円近くするのに。がっかりだ。

そこで、ホームセンターに寄ってネジを色々と探したら、これをすぎやんが見つけてくれた。安くて、手で締めやすそう。値段も安い。これを買ってみることにした。

実物はこんなものだ。購入するときに、ネジが合うか確認しておいた。

さっそく、取り付けてみた。なかなか良い感じ。ちょっと目立ちすぎるが。これで、また無くなっても、これを買えばいいので安心だ。白い取っ手部分が大きいので、いままでのものより強く締めることができる。思ったよりも良かった。

やっと、帰り着いた。すでに日が沈んでいる。長い1日だった。


帰宅して、バイクを調べると転倒の被害は意外に大きかった。

左のバックミラーの端がかなり削れていた。

左のエンジンカバーに傷が。

マフラーにも。

そして、ハンドルグリップエンドにも傷が付いていた。

実は、帰りに何となくリアボックスがぱたぱたと揺れるのを感じていた。

それで、調べてみたら...

なんと、リアキャリアの取り付け部分が切れていた。なんとか付いているが、完全に切れるのも時間の問題だ。これも、転倒してから振動が大きくなったのでおそらく、そのときに切れたのだろう。が、リアボックスの側面には傷らしきものも無い。ただ、リアボックスには沢山荷物をいれていたので、転倒の際にその重さが負荷となったのだろう。

それにしても、かなりがっちりしたキャリアでスーパーカブの様だと思っていたのに意外にそうでもなかった。見てくれだけだったのだろうか。

がっくりだ。このZZR250を購入した理由の一つが、このキャリアだったのだ。それが、こうも簡単に壊れてしまうなんて。


また、タンクプロテクターがちゃんと着かずに浮いてきてしまっていた。これも、わざとかと思えるようなひどいそり方だ。

一度剥いで、パーツクリーナーでタンク表面の油分を取って、ヘアドライヤーで暖めつつ貼り付けなおした。これで、剥がれないようになればいいが。

さて、今回は300キロほど走った。ガソリンはまだ入れていないので燃費はわからない。というのも、エアクリーナーやプラグ、オイル交換などの基本的な消耗品の交換をしておこうと思っているのだ。そのためには、タンクを外す必要があり、できれば軽い方が良い。ただ、ガス欠の心配があったので途中で5リットルほどガソリンを追加している。

これで、購入してから800キロほど走った。だいぶエンジンの調子も上がってきている。いままでで、今回が一番調子が良かったのではないか。トップで4,000回転でのんびり走っていると、だんだんとアクセルのレスポンスが無くなってきて、調子が悪くなるというのが、今回もちょっとあったが、それ以外はかなりトップのままで走れるようになった。

特に今回は、スクーターと一緒だたので、ややペースもおとなしめだったのもあるかもしれない。整備が終わってからガソリンを入れて燃費を確認してみたいが、おそらく、18km/l以上にはなっているのでは無いかと思う。

それでも、Bandit 1280Sとやっと同じくらい。この年式のZZR250で20から25km/lという燃費を報告するユーザもいるので、調子が良ければその程度の燃費は出るのではないかと思われる。それくらいにいく程度に整備できるといいが。このままではやや、燃費の点で魅力が無くなっている。