さすがに、高価な日本製ではなかった。SUPER NATTOという中国製だった。ただ、バイク屋はこのバッテリーをおそらく、中古バイクに今まで使ってきたのだろうから、実績はあるのだろう。
調べてみると、SUPER NATTOは、液が入っていない状態で販売されているらしい。
が、開けて見ると液は注入済みだった。
バッテリーチェッカーで見てみると、かなり高い電圧を示していて、充電中の表示だった。
初期充電してみようとしたが、満充電なっていた。おそらく、初期充電して送ってくれたのだろう。
臨時で設置していたSRV250用のバッテリーを外した。
こちらを無負荷状態で調べるとこちらも満充電状態だった。
臨時の配線を外した。
工具と、書類も元に戻した。
エンジンをかけてみると、一発始動で全く問題ない。
バッテリーには手書きのメモが入っていた。スエザキサイクルというバイクショップがかなり良いショップだというのが伝わる文章だ。我が家の近くなら良かったのだが。
そして、次はタンクのニーグリップパッドだ。ZZR250はやや前傾となるため、ブレーキの時にずるずると前に滑りやすい。特に、タンクにワックスを掛けていると滑りやすくて乗りにくくなる。
そこで、これを購入してみたのだ。
これが届いた商品だ。ゴム製で、両面粘着紙が付いてくる。
位置合わせをして、そのまま跨がってみて内股が当たる位置を見つけた。
両面粘着紙を貼って、
タンクのこの部分にパーツクリーナーで綺麗にしてから貼り付けた。
再度、跨がってみるとちょうど膝の内側が当たる。しかし、18リットルものタンクなのに意外に小さい。というか細い。Bandit 1250Sのタンクはこれより大分大きく感じる。本当に18リットル入るのだろうか。
さて、ちょっと用事があって夜に30キロほど走ってきた。ニーグリップパッドは、正直言うとよくわからなかった。普通の街中なのでそんなにからだが前にずれるほどの強いブレーキをかける機会が無かった。
前回取り替えたハンドルグリップは、かなり摩擦が大きくて、滑らないので良い感じだ。距離が短かったので、手がしびれなかったが、まあ、振動はちょっとだけ伝わりにくくなった気がした。いままでは、本当にエンジンに直接接続された金属の塊の棒を握っている感じだったのが、1枚薄い皮越しに握っている感じになった気がした。SRV250で付けていたスポンジグリップくらい明確な効果は正直感じなかったのが本当のところだ。ツーリンクで試してみたい。
バッテリーが新しくなっての効果は、SRV250用のバッテリーを使っていたときからの変化は感じなかった。
どうも、走り始めは低速でもトルクを感じるのに、エンジンが十分に暖まるに従って、トルク感が薄れて、アクセルのつきが悪くなる気がする。これは、もしかすると混合気が濃いめなのかもしれない。なのて、暖まっていないときに調子よいのかもしれない。
ニュートラルの入り良さも同じようなところがあって、暖まり切らないうちはかちかちとギヤが入って気持ちいいのだが、渋滞などして、水温計が上がるに従ってニュートラルに入りづらくなる。
また、ギヤ比が1速から3速までクロスしていて、実用的に走行中使えるのは4速から6速だ。なぜにこんなに1速から3速までクロスさせる必要があるのかわからない。2速は必要ない気がする。
3速でも、発進できるのでは無いかと思える。
ところが、試してみようとすると、できないのだ。というのも、停止している時には、1速とニュートラルしか入らない仕様らしい。KAWASAKI全般がそうなのかはわからない。少なくとも、W650はそうではないとのこと。
それで、3速のままダウンしないで停止して、3速で発進してみたが、難なくできるのだ。これだけ低速が弱いZZR250なのに発進が苦も無くできるということは、やはりギヤ比が低すぎるとしか思えない。リアのスプロケットを47Tから、45T程度に落とすと良いらしい。SRV250もギヤ比が低くてハイギヤード化していたが、同じ事がZZR250でも行えるようだ。
このギヤ比は、2002年以降見直されて、リアのスプロケットが44Tに変わっており、各ギヤ比も見直されている。
SRV250と違いZZR250の場合は、フロントのスプロケットを変えるのは難しいようだ。というのも、サイズがぎりぎりで、現状のスプロケットより大きなものは入らないようなのだ。フロントが変えられれば、低価格ですんだのだが。リアのスプロケットの方が歯数が多いだけに高価だ。