2014年6月21日土曜日

SDVF9(Mini F9 Sport DV) バイク用ビデオカメラ

バイクの走行を撮影しているカメラは、最近ではこのContour ROAMになっている。バッテリーが3時間ほどしか持たないが、32GBのmicroSDHCメモリーカードで7時間ほど撮影できる。だが、1回のツーリンクで撮り続けるのには少ない。できれば、12時間ほど連続して撮影できるとありがたい。

それで、2台目を追加購入したのだが、入手して半年も経たないうちに紛失してしまった。ちょっとショックで、使うのを控えていたのだが、やはり広角が良くて最近また使い始めた。

そうなると、録画時間の少なさが気になる。走行だけで無く、行った先での記録としても録画しておきたい事は多々ある。そのときにもこの広角は大変有用だと最近感じている。

そこで、また、このカメラを購入しようかと思ったのだが、消費税のアップはもちろんだが、それ以上の円安によって1万円も値上がりしていた。さすがにこれほども値上がりすると、手が出しにくい。

ところが、探すとあるもので、これによく似たカメラが非常に低価格で販売されているのを見つけた。




それが、SDVF9という型番のカメラだ。日本では、この型番で流通しているようだが、実際の名称は「Mini F9 Sport DV」だった。実際この名前で検索すると色々と情報が出てくる。ただし、日本語ではないが。

現在のAmazonでは、8,000円ほどの価格になっているが、私は特価で6,600円程で入手できた。

 これが、届いたパッケージだ。製品名は「MINI F9」となっている。

 パッケージの裏だ。

唯一の説明書。

中国語(?)と、

英語で書かれている。さすがに中国語は読めないが、漢字なのでなんとなくわかる気もする。

英語は、まあなんとかなるだろう。

これが、カメラ本体。Contour ROAMよりも小さい。ボタンは、二つのみ。右(レンズ側)のボタンが、POWERボタンだ。そして、左側が録画のスタート/ストップとなっている。Contour ROAMが大きなスライドスイッチで1回スライドさせるだけで電源が入ると同時に録画が開始されるというワンアクションだったのに比べると、ボタンの大きさもあり、断然Contour ROAMの方が使い勝手がいい。

でも、まあ、これでも、とても大変と言うわけでは無い。それに私の場合ほとんど録画しっぱなしなのでそんなに不満でも無い。

このSDVF9はスイッチを押すたびに振動する仕組みになっており、ヘルメットなどをしていると音が聞こえづらいので、いい配慮だ。実際Contour ROAMはブザーが鳴るがヘルメットをするとほとんど聞こえない。

レンズ側。これも、Contour ROAMの様にレンズが回転して角度が変えられるという機能はついていない。設置の時に、気をつけて取り付ける必要がある。でも、これはContour ROAMだけの機能であり、他の同カテゴリのカメラにこの機能はついていないのが普通だ。

これがレンズと反対側だ。ストラップ穴が開いている。とても良さそうだが、実はそうでもない。

 これは端子のフタになっていて、ねじると取れるようになっているのだ。通常はフタをするからこ問題ないであろうが、充電しながら使おうとするとストラップが使えない事になる。それに、このフタもすぐに失ってしまいそうだ。

端子面には、上からmicroSDカードスロット、USB端子、録画サイズ((1080P/720P)の替えスイッチ、動画/静止画像の切り替えスイッチがついている。スイッチで切り替えられるのは、大変良い。、見てすぐにわかるし、切り替えも簡単だ。Contour ROAMはソフト的に切り替えなければならず、設定変更にはPCと接続する必要があった。接続しなければ現在の設定を確認することもできない。

付属品は、なかなか豊富だ。まずは、USBアダプタ。ちゃんと日本仕様のものが同梱されていた。

ピンボケですまないが、両面テープで取り付けるカメラ台。

カメラに付ける三脚穴のアダプタ。

こんな感じで、取り付ける。実際の使用では、ほとんどこの形で使うことになる。

 これは、バンドのついたマウント。

ベルクロテープで固定もできるし、両面テープで固定もできるようになっている。ヘルメットなどに取り付けできるだろう。

ハンドルマウント。

そして、ストラップだ。

最後に、USBケーブル。これで、カメラを充電したり、PCと接続することができる。

 ただ、このUSB端子がくせ者だ。なぜか一般的なminiUSBとかmicroUSBではない端子形状なのだ。ちなみに、上の写真は、各端子を比較したものだ。左から、microUSB、miniUSB、カメラ用USB端子となっている。ただ、日本製のカメラでもこの端子を使っているものが多く、私の持っているものでも、フジフィルムのZ37や、XP10などもこれだった。

そういう意味では、これらのカメラに同梱されているケーブルでも充電やPC接続が可能だ。

実際に充電している状態だ。このまま、POWERスイッチで電源をいれて、スタートボタンを押せば録画が開始される。つまり、充電しながら録画が可能なので、バッテリーの容量を気にすること無く、メモリーカード容量一杯まで録画が可能だ。

とりあえず、録画してみた。

あいにくの雨の中での撮影だ。見てすぐに気づくのは画角だろう。Contour ROAMが170度だったのに比べて120度となっている。だた、一般的のビデオカメラに比べれば、十分広角だ。

画質は、1080Pでの撮影だが、安かろう、悪かろうという感じでも無く、意外にといっては失礼だがちゃんと撮影できている感じだ。

日付は、自動的に写し込まれるようだ。

録画ファイルは、なんと3分毎に分割される。
こんな感じだ。なお、ファイル形式はAVIで、コーデックはH264だった。ビットレートは、1080P/720Pともに、2.5Mbps程度だった。つまり、ぢらも同程度の時間とれると言うことだ。ただし、1080Pでは30fpで、720Pでは60fpとなっていて、720Pの方がなめらかに取れる可能性が高い。だが、撮影されたものを見ると1080Pでも特に駒落ちが気になるようでもないので、1080Pで撮ることにしようかと思っている。

ファイル分割は、Contour ROAMが30分だったから、非常に細かい。だが、後で編集する事を考えると、むやみに大きいサイズは、かえって扱いに困ることも多い。もちろん、切り替えの際に何秒か録画されない時間か発生するわけだから、一瞬も逃したくないという場合は、大きな問題になるだろう。しかし、それは編集のしやすさとのトレードオフになる。ハイビジョンの長時間録画ファイルは、ある程度のPCでも負荷が高く、リソースを食う。メモリーが少ない場合はてきめん固まったような状態になる。

また、細かい点では、Contour ROAMは32GBのUHS-1のmicroSDHCカードに対応していなかったが、SDVF9は、対応していて実際録画する事ができた。この点では、互換性という意味でたいていのmicroSDHCカードが使える可能性が高いという点で悩まなくてすむ。

使い勝手の点でやや不利な点もあるが、価格がそれを補って余りあるという感じだ。さらに、私の購入したContour ROAMが何もつかないカメラ単体セットだったのに比べてそれよりも低価格にもかかわらず、色々なマウントが標準でついており、それがまた標準の三脚と同じネジ取り付けタイプなので、これらのマウンターがこのカメラだけで無く他のカメラにも使える事は、使い回しがきくといん点でもすばらしい。

今のところ、なかなか好印象だ。

なお、カメラの日付などの設定方法は、なかなかマニアックだった。後日まとめたいと思う。