2014年5月28日水曜日

恵安 Elephant MAX Gold KT-AP750-AKG

ビデオの編集などに主に使っている我が家のハイパフォーマンスPCが、もともと起動が不安定で電源をいれてもBIOS画面が出ないという症状が頻繁に出ていた。Core i7-920を3GHzにオーバークロックしているし、Blu-rayやDVDドライブも3台つけている。

それで付いているのが、500Wの電源。

一端コンセントを抜いて、少し待ってから接続して、電源を入れると何とか起動する...という状態で使ってきた。だが、最近ではそれでも時に起動失敗することが出てきた。以前から電源容量も少ないのではないかと思っていたので、ここで新調することにした。

で、やはりよい電源は高い。だが、できれば700W以上がほしい。調べた結果、80PLUS GOLDで、750Wの恵安ブランドのElephant MAX Gold KT-AP750-AKGが8,000円ほどと安かったので購入した。


80PLUS GOLDという高効率の電源としては廉価だが、恵安の製品としてはかなり高め。

さっそく、交換開始。
 まずは、パッケージ。製品名の通り像が描かれているわかりやすいもの。

中身はこんな感じ。廉価製品だけありシンプルなもの。

全部出してみると。本体と、ケーブル。そう、この製品は ケーブルがプラグイン方式なので、必要無いものは外しておける。不要なケーブルがケース内にとぐろを巻くということが無くなるのだ。当然ながら、ケース内のエアーフローも改善されるだろう。

電源を横から。搭載パーツは多くない。

ラベル。 もっとも電力が必要な12Vは2系統になっている。750Wとしてはシンプルな方だ。4系統に分かれている電源も珍しくないが、配線するときに容量を考えて割り振らなくてはならないので、面倒だ。その点2系統くらいだと配線しやすい。この系統が1つしかないと逆に、CPUとドライブが1系統になってしまいノイズの問題とか、心配になってくる。2系統ならそれを分離できる。

ドライブやグラフィックカード用は、ケーブルを挿して使用する。

現状の電源の取り付け状態。ねじが少しさびている。かなり古そうだ。

 旧電源は、サイズ 剛力 500Wだった。調べてみると2006年の発売。なんと8年も昔の製品だった。

旧電源はプラグイン方式ではなかったので、こんな感じに不要なケーブルが蜷局を巻いていた。

ビデオ編集用とはいっても、グラフィックボードは補助電源の必要ない低価格なもの。ゲームなどしないのでこれで十分だ。

という事で、グラフィックカード用の補助電源ケーブル2本は必要なかった。

電源は、マザーボードやドライブなどすべてに配線されているので、交換はとても面倒だ。

なんとか完了した。以前に比べてだいぶ内部がすっきりした。

ただ、電源のファン回転数をコントロールする赤いコネクタに指す配線は用意されていなかった。今の電源は独自に、ファンコントロールをするようになっている。

以前は趣味といえば、PC弄りくらいしかなかったが、現在はバイクの方に時間とコストがかけられている。PCにはあまり時間も費用もかけれないのだ。最近、久しぶりに低価格なPCを一台組んだが、あれはマザーボードとCPUを足しても1万円もしなかった。対して、このPCは購入当時の価格だが、マザーボードとCPUで5万円ほどもかかったのだ。

さっそく、PCを起動してみた。いままで比べて安定して起動するようになった。これで、また少しこのPCも延命できただろう。まだまだがんばってもらわなければならない。