2014年4月17日木曜日

SUZUKI Bandit 1250S 湯布院ツーリング 本編

さて、本編だ。

昨日までの雨がウソのような良い天気になった。

出発前にすでに19度になっていた。

今日は、このCBF1000に乗るKW氏との二人ツーだ。週末が忙しい人なので、なかなかスケジュールが合わなかったのだが、なんとか一緒に走れることになった。

聞いたら昨年9月に新車で型落ちを購入したと言うCBF1000はイタリア生まれの輸入車だ。エンジンは黒塗りの並列4気筒で、純正バニアケース付だ。Bandit 1250Sと同一のツアラー系だろう。出力は調べたところでは、72KW/8000rpmと、意外におとなしめ。CBR1000RRと同じエンジンとは思えない。

今日は、いつもの農道を通って、宇佐IC近くの「まほろばうさ」まで行き、そこからは湯布院の観光地を避けるようにぐるりと回りこんで1周するコースだ。

地図だとこんなコースだ。これは、まんま昨年暮れにツーリングクラブで走ったコースそのものだ。やや乗りなれていないKW氏と走るには、私がコースを熟知していることが重要なのでこのコースにした。もちろん走りやすくて、楽しめるお気に入コースでもある。


走り出すと、改めて雲一つない快晴だ。

町中から外れて、京築アグリラインを走る。どこまでもまっすぐだ。しかも、車が全く走っていない。

とはいっても、ずっと車がいないはずが無く、何度か車に出くわしたが、リッターバイク2台なのであっさりと追い越しをかけていく...はずだったが、実はKW氏は本当にバイクに乗る暇がないので全然乗りなれていない。

ペースは、なるべくまったりと行くが、あまりまったりでも、つまらない。

特に、コーナーに入ると、ある程度トラクションをかけ気味に走らないとふらふらしてしまう。というより、気持ちよくない。

コーナーを抜けた後バックミラーを見ると、姿が見えない。トップ6速で走れるぎりぎりまで速度を落として待つと、やがて追いついてくる。ちなみに6速ぎりぎりの速度は、40km/hを切る程度だ。ほとんどアイドリングくらいになる。

山国川を渡って、今度は宇佐広域農道を走る。こちらの方が、信号や、一旦停止、トンネルがほとんどなく、走りやすい。

そして、いつもの「まほろばうさ物産館」で休憩。

ここで30分ほどのんびりと、飲み物を飲んで休む。

そこから、国道387号線を南下して、途中で県道42号線に左に分岐。国道500号線に入ったところで、三角地のガソリンスタンドを目印に、右に分岐して県道50号線に入る。

県道50号線には、いつも立ち止まってしまう、「仙の岩」がある。

この日も当然止まって、この岩山を見上げた。天気が最高なので景色も最高だ。

県道50号線が由布院に到着する直前の下り坂は、全面セメント舗装となっており、砂が浮いていたりするとズリズリと滑りやすい。が、Bandit 1250Sではそんな心配をしたことが無かったが、KW氏はちょっと怖かったらしい。走りなれていないと当然かもしれない。

昼食は、県道11号線沿いにある「柚富の郷彩岳館」で豆乳しゃぶしゃぶを食べて良質の温泉に入る予定だった。平日だし、予約は必要ないだろうと思っていたが、前日に試に電話してみたら全くつながらなかった。

まあ、大丈夫だろうと行ってみると、

昼前だったからか車もそんなに多くなく、係りの人が奥にバイクを止めるように言ってくれて安心していたら、KW氏が満員って書いてあったよというので、係りの人に聞くと、予約でいっぱいですとのこと。お風呂は入れますが。というが、食事が第一の目的だったので、がっかり。

苦労してバイクを止めたのに。

仕方ないので、来た道を戻って、昨年の暮れと同様に、由布院館に入ることになった。

由布院館の駐車場からは、由布岳が少し遠くに見えて、いい景色だ。

前回来た時に、メニューを撮り忘れたので今回はちゃんと撮っておいた。

私は、地鶏そばセット(\980)を頼んだ。

KW氏は瓦そば(\1,600)を頼んだが、見本とだいぶ異なるようだ。量も少ないし、川棚温泉で食べられる瓦そばと比べて瓦が焼けておらず、ソバがカリカリになっていない。価格の割には、外れだったようだ。

たいして私の地鶏そばセットは、ご飯が付くので量も十分だったし、地鶏の入ったそばもなかなかの味で、価格も比較的リーズナブルだった。

食事を終えて、外にでてみと比較的高地だというのに21度にまで上がっており、日向はもうだいぶ暖かい。
そこから、県道11号線を東進して、くねくねと坂を上ったところにある狭霧台に寄った。

ここも、前回寄ったところだ。やはり景色のよさで、外すわけにはいかない。

前回は食べなかったが、アイスクリームがあるので食べることにした。価格は350円だった。

私は、コンサバにバニラ。

KW氏はゴマだ。

価格の割に量が少なめだが、味は濃厚でうまかった。次回来ることが有ったらゴマも試してみたい。

 そこを出て、さらに東進して別府ICの横を通り抜けて、国道500号線に入り登って行くと、やはり前回入った、明礬温泉の「湯の里露天風呂」に着く。

奥に上ったところに、駐車場があり、そのひとつ上に露天風呂がある(木の向こう)。

この奥が露天になっている。

今回も、ここに入った。白く濁っているが、あまりぬるぬるとはしておらず比較的さっぱりした温泉だ。

ここで、のんびりと湯船に浸かった。昨年来たときは、ややぬるめだったが、今回はやや熱めだった。気温に影響されるのだろうか。


自販機で、飲み物を購入して少し体を冷やしてから出発。

温度計を見ると30度になっていた。暑く感じるはずだ。

レーダー探知機を付けて走っていたので、今回は安心していけた。もちろん、暴走はしていないので、心配することは無いのだが、数キロの差で取締りに合う事もあるのだ。音声も聞き取りやすく、なかなかいい感じだ。ただ、防水ではないので、雨の時にすこし心配だ。それは、ビデオカメラも、ナビも同様なのだが。

ここからは、来た時の同じルートで戻った。

途中のコンビニで休憩した。

実を言えば、お互いのバイクを見たのは初めてだった。

なので、ここでじっくりと2台を見て回った。CBF1000のタイヤは、路面との接地部分に文字が書かれているおしゃれなものだった。でも、こんなタイヤは見たことが無かった。

一体どこのタイヤかと、よく見てみると、コンチネンタルだった。日本では珍しい。さすがに輸入車だ。

距離計を見ると、まだ、985.8kmだった。やっと慣らしが終わったくらいの新車だった。乗りなれていないのも当然だ。これから本当の実力を見れる時期になったばかりだ。

CBF1000のリアタイヤ。

Bandit 1250Sのリアタイヤ。そこで、KW氏いわく「サイドまで使っているなぁ。これじゃついていけないはずだ」

確かに、CBF1000のタイヤはサイドが3cm程も手つかず状態だ。でも、慣らしが終わったばかり程度のバイクでは仕方の無い事かもしれない。初めての大型バイクだし。

そして、CBF1000のフロントタイヤ。

Bandit 1250Sのフロントタイヤ。同様の傾向だ。

しかし、本当にKW氏は忙しいのだ。購入して半年も経つのに1,000km程度しか乗れていないのだから。ある意味かわいそうではある。本人もバイクも。

また、一緒に走りたいものだ。

ずっと私が前を走っていたので、別れるときに、後姿をパシャと撮っておいた。

夕日がまぶしい。今日は、280kmほど走り、帰りにガソリンを入れたら、燃費は19km/lだった。
比較的良い方だった。

きっとこんないい天気だったのは、KW氏が忙しくてあまり乗れないので、神様がご褒美をくれたのに違いない。私は、それに便乗させてもらっていい1日を過ごさせてもらったのだ。

最近Bandit 1250Sで続けて2回も転倒してしまったので、すこしBandit 1250Sに乗るのに気分が乗らない状態になっていた。私の力量の無さが原因なのだが。ゴールデンウィークも、泊りのツーリングを予定しているので、良いリハビリになった。