今日は、高校生の娘の卒業式だった。
なかなか、目頭の熱くなる式だった。
式の後のクラス。なかなか仲の良さそうなクラスだった。担任も実はあまり人なりを知らなかったのだが、良さそうな人だった。
考えてみれば、つい昨日のようにおしめを替えたりした事を思い出すのに、いつの間にやら18歳だ。そろそ大人になっていくのだろうが、どう見ても娘が大人びた感じを受けないのは、親の目だからだろうか。
実は、娘は先週の日曜日、そう親父がバイクで下関内の農道を走り回っていた日が18歳の誕生日だったのだが、卒業式が1週間後と言う事で、今日卒業と誕生日をかねて、ランチを食べに行く事にしたのだった。
行ったのは、「エスカリエ」という店なのだが、まだ若そうなご主人一人でやっている小さな店だ。北九州市八幡西区の青山2丁目交差点にあるのだが、あまりにひっそりしていて分からずに、うろうろうしてしまった。実はこの交差点から見えているのだ。
駐車場は、この交差点の右側手前に2つ駐車場が有り、遠い方の中に2つ確保されている。そこに車を止めた。
そして、交差点に近づくと、真正面にこんな建物が有る。
その左側がその店だった。ランチなので4人で1万円程と、とてもリーズナブルだった。
これは前菜。トマトがまるで、果物みたいに堅くて甘い。野菜もとてもうまかった。トマトの下には、鰆(さわら)が生のままひときれ置いてある。まるで刺身みたいだが、何の違和感も無くサラダとして一緒に食べられてしまう。
暖かい堅めの小さなパン。
付けているのは、豚のペーストだ。薄い塩味のもので、不思議な味だ。
ニンジンのクリームスープ。色が黄色なのでパンプキンのようだ。味はまったくニンジンの味はしない。かといって、当然ながらカボチャの味もしない。おいしいのだが、言われなければニンジンとは分からない。
豚のグリル。これまた、普通の豚肉とは全く異なっていてこんな食べ物があるのだなぁと感心してしまった。
デザート。私は酸っぱい物はだめなので、緑色のキュウイのシャーベットは遠慮したが、その他は上品な味でおいしくいただいた。
サプライズ。娘のものだけは、こんな文字が書かれていた。頼んだわけではないのだが、ご主人の粋な計らいというやつだ。娘もびっくりしつつも喜んでいた。
最後はコーヒー。娘と家内は紅茶。息子はオレンジジュース。
量が少ないように思うかも知れないが、パンを一つだけ食べただけにもかかわらず、十分に満足した。
とてもマイルドな味付けなのだが、いつも濃い味に慣れている我が家なのに、しっかりとした味でどれもおいしくいただけた。お勧めだ。是非一度行ってみてはどうだろうか。
一人でやっているので飛び込みは難しいかも知れないので、なるべく予約していったほうがいいだろう。