2014年2月11日火曜日

YAMAHA SRV250 グリップヒーター取り付け その2 衝撃の結末!

朝から寒風の吹くとても寒い朝だったが、雨は降っていなかったのでSRV250のグリップヒーター取り付けを続行した。

 温度は5度。作業中もかなり寒かった。

まずは、暖かい室内で接続のための配線を作成。

スポンジグリップとの比較。左側。

 右側。特に長いわけでは無いようだ。

左側のグリップエンド。パイプがかなり奥にある。これでは、ハンドルエンドが届かないはずだ。

 右側。左よりは浅い。

グリップエンドは、14mmから19mmまで対応しており、ラバーに大小の二種類が付いている。

太い方だと入らない。 それで、細い方だと入るのだが、締めていくと届かなくなってしまう。

特に、左側は全く届かないので、レバーを緩めてセンター側(上の写真では右側)に寄せて、隙間を作り、この分だけ左スイッチも右に寄せてグリップをより深く押し込んだ。

そして、ラバーとの間にスペーサーとしてナットを入れて試したところ、なんとか取り付けできた。

配線を止める。

 そして、ビニールテープでぐるぐる巻きにした。

さっそく、エンジンをかけてグリップヒーターの動作状況を確認してみようとしたが、なぜかエンジンがかからない。SRV250はKILLスイッチをONにするとセルも回らないので、KILLスイッチがONな訳では無い。そのうちに、セルが重たくなり、バッテリーがあがってしまった。

チャジャーで充電することにした。

だが、なかなかモードボタンを押しても反応が無く、壊れたかと焦ったが、なんども押していたらやっと切り替えできて、充電モードに入った。

充電している間に、スクーターで使っていたハンドルカバーを付けてみることにした。

 グリップとレバーを穴に通して、

紐で、縛り付けて外れないように固定した。

 いかにも、ビジネスバイク然となった?

黄色がおしゃれじゃないか。

2時間ほどして、やっと充電完了。

セルを回すと、3回ほどしてからかかった。チョークを引っ張っているのに、回転は低くやっと回っている感じ。やはり寒いと元気が無い。数分アイドリングしてチョークを戻した。

さて、午後になって青空が広がり、日が照ってきた。さっそく下関の山に行ってみることにした。

 気温も、8度まで上がってきた。

関門トンネルに入る頃には10度まで上がっていた。実は、ハンドルカバーだけで十分に暖かく、ヒーターを入れる必要を感じなかった。

トンネルを抜けてから県道34号線下関を走る。

 なんだか空模様が怪しくなってきた。

ぱらぱらと降ってきた。山に行くのはあきらめた。内日第1ダムで左折して深坂峠を通って戻ることにした。

 ミラーにぽつぽつと雨粒が。

日も照らなくなって薄暗くなり、気温も5度まで下がってきた。

ここで、グリップヒーターをONにしてみたが、確かに暖かい。性能は問題無い。しかし、加工して取り付けたためか、グリップが堅くてスムーズにアクセル操作ができない。通常なら、アクセルの握りを緩めるとアクセルが自動的に戻るのだが、戻らない。ある意味危ない。しかも、手でアクセルを戻していくと止まらなくて行きすぎてしまう。おそらくストッパーの位置が合っていないのだろう。そうなると今度は、アクセルをひねっても実際にアクセルワイヤーが張ってエンジンが吹きあがるまでかなり回さなければならなくなる。ギヤシフトの時に、いつもはアクセルを戻すというよりは、軽くアクセル緩めて回転をあわしているのだろう。今回は手を緩めても回転が落ちないどろか、逆にクラッチを握った途端に回転があがるので、クラッチをつなぐとポンと出てしまう。意識して、アクセルを戻さなければならないし、完全に戻すのでは無くて、適当な中間位置で止めるようにしなければならない。とにかく、運転がしにくい。

しかし、それよりも、一番の問題は、4,000回転でのエンジンの激しい振動がもろに手にかかることだ。ヘビーウェイトのグリップエンドを付けたが、まったく役に立っていない。いままでのスポンジグリップがどれだけ振動を緩和していたのかよく分かった。もともと、低価格なグリップヒーターなのでグリップがブラスチックそのもので堅い。そのために振動が直接手に伝わってしまう。フロントスプロケットを交換したことで、4,000回転の速度が一番よく使う速度域になっているので、振動をずっと受けている状態になってしまうのだ。

ヒーターでの暖かいという点では、ハンドルカバーで十分に対応できるのが分かったので、せっかく付けたグリップヒーターだが、外してしまう事になるだろう。

この振動と、アクセル状態では、楽しく運転できない感じだ。

そして、だんだん雨脚がひどくなってきた。

関門トンネルまで戻ってくると、九州の方は薄く青空が見えてきた。後ろを振り返ると真っ黒な雨雲が見えた。


九州に入ると天気も回復して日が照ってきた。車もほとんど走っておらず気持ちいい。まったり走る。

すると、おっ、レーダーが。危ない危ない。とメーターを見ると60kmを超えていた。制限速度は50キロだった。

警官が飛び出てきて、「左に入ってください」と叫んでいる。

 入ると、手招きしている。

とても、嬉しそう。対応も、とても親切で、言葉遣いもよく、まるでお客様になったような感じ。

あぁぁぁぁぁ。がっかりだ。4年間無事故無違反で過ごし、来年の免許更新ではゴールド免許だと楽しみにしていたのに。

車が少ないと、思わず開放的になって意識して速度調節しないと今回のようなことになってしまう。なんどかこんな事があったのにまた、繰り返してしまった。

この地点は、門司ICから少し行った先で、九州自動車道路が上をクロスしている所だ。警官は「よくここで取り締まりしているのに知らなかったの」と言っていた。私は初めて知ったが、取り締まりの注意地点だったようだ。しかし、私の後にも、ハーレーや、自動車が、かなりの速度で入れ食い状態で取り締まられていた。警官もまた来た、また来たと、失礼ながら嬉しがっているようにも見えた。私の被害妄想からそう見えたのだろうか。