2014年1月27日月曜日

SUZUKI Bandit 1250S 車検とタイヤ交換してきた

とうとう車検当日だ。
 Bandit 1250Sを暖機して出かける準備。ヨシムラのマフラーからは真っ白な湯気が出ている。

 そう言えば、プラグとエアークリーナーを換えてからなのか、気温が低いからか、おそらく後者かも知れないが、いままでエンジンをかけた直後からアイドリング回転数は1,100回転程度だったのだが、今は1,500回転程度に高くなって、暖まると1,100回転に落ち着く様になっている。

現在の走行距離は、40,628キロだ。購入してから6千キロほど走っていることになる。

気温は、2度。とても寒い。手がかじかむ。当然、グリップヒーターをONして出かけた。グリップヒーターがなれば、走り出した途端に手が凍り付く程だったろう。グリップヒーターのおかげで、手の内側がほかほかして、外側の冷たさを緩和してくれた。

 車検場に着いた。すでに車が何台も入場レーンに並んでいるのが見えた。

気温は、11度まで上がっていた。これは、天気が良くて、日が照るのでこの温度まで上がっているが、実際の気温はまだまだ低い。

北九州車検登録事務所が正式名称だ。

そこに入る前に、左奥にある建物で証紙を購入しなければならない。親切な女性たちが受け付けてくれる。

 事前に、用紙もここで20円で購入した。書き込んだ用紙を見せると、調べてくれて証紙も貼ってくれる。全部で、5,500円だった。

そして、車検登録事務所に入って5番のユーザ車検受け付けに書類を渡すと、チェックして印を押してくれる。これを持って実際の車検場に持って行くのだ。でかでかとユーザ車検である「本人」の印が押してある。

検査場に行く前に、A4のコピー用紙2枚を1/3程重ねたものを用意する。

それを、ヘッドライトのロー側、Bandit 1250Sの場合は上側を隠すのに使うのだ。後で分かったことだが、車検場にも銀色の布の様な目隠しが用意されているが、単なる布なので手で持っておく必要がある。だが、:検査を受けている本人は、バイクにまたがっているので、手で持っておくのは大変だ。

なのでこのような目隠しを用意しておくといい。紙は、セロテープで貼り付けた。

二輪検査場にやってきた。2年前を思い出す。

リアボックスは外して横に置いておいた。おそらく着けたままで問題無いと思うが、念のためだ。

検査員がやってきた。

初めてかと聞かれたので初めてですと答えた。初めてですと言えば、親切に色々と教えてくれるのでとても助かる。2年に1度じゃなかなか慣れるものでは無い。実際私も2年前に経験しているが、ほとんど忘れていて、初めてと変わりなかった。このボタンを押して、検査を始めた。

この真ん中の溝に、バイクを入れる。入れる事自体は、問題無いが、一番手前の溝の左側に金属の棒の様なものが見えるが、これがフットスイッチとなっていて、これを踏むと溝の下が沈んで、タイヤを両サイドで挟む形になる。Bandit 1250Sを乗せたて、このスイッチを踏むと、なぜか車体がゆがむように左右に振られて倒れそうになり、慌てた。

実は、以前からこのBandit 1250Sでは、低速でふらふらとして、路面がでこぼこしているとハンドルを取られるのだ。さらに、コーナーを回るときには、ハンドルに力を加えて押さえていないと、怖い。

よく、体を傾けると、バイクが勝手に曲がってくれるという事を聞くが、このBandit 1250Sに限って言えば、曲がろうとはするがすぐに起き上がろうとしてしまうので、ハンドルを曲げて押さえておく必要があるのだ。250キロもある重たい車体なので、大型バイクでは仕方の無いことなのかも知れないが、もしかすると、ステムが曲がっているのかも知れない。そのために、この検査機でタイヤを挟まれると、ふらつくのかも知れない。

それでも、なんとか車体が沈むおかげで、足が付きやすく、支え易い。なんとか、前輪のブレーキテストに合格した。次に前進して、後輪をローラーに乗せて、車速テストを行う。INAZUMA 400と異なり、Badnit 1250Sは後輪で車速を計っているのだ。40キロになったら、ペダルを離す。そして、引き続き後輪のブレーキテスト。いずれも合格して、前面の上にあるディスプレイパネルに、緑色で丸印が表じされた。

次に、ちょっと心配していた光軸検査だ。前回のINAZUMA 400の時にはこれに引っかかって、たいそう慌てた。が、今回は、事前に検査してもらったのでおそらく大丈夫だろう。機械が右から出てきて、ライトの真ん前にやってきて、止まった。そして、なにやら考え込むようにじっとしている。うーむどうしたんだろうと、ちょっと心配した。しかし、すぐに今度も緑の丸印が表示された。良かった。

次が、排ガス検査だ。検査員が、プローブをヨシムラマフラーに突っ込んだ。これで、騒音と、排ガスの一酸化濃度を調べているものと思う。両方とも、合格だった。

エンジンを切った後で、検査官が長いハンマーとメジャーを持ってきて、叩いたり、計ったりした。マフラーは交換しているかと聞かれたので、ヨシムラマフラーに付いていたJMCA マフラー認定カードを見せると、調べてみますとどこかに行ってしまった。

少しして戻ってきて、「触媒は外していますか」と聞くので、「いいえ、このマフラーは触媒の後に取り付けるタイプですから」というと、「そうですか」と。『おまえなぁ、排ガス検査に受かっているだろうが。触媒無かったら、とおらんやろ』と心の中で思った。

タイヤを見ていたが、前輪のタイヤはスリップサインが出ているところがある。一瞬手が止まったが、まあいいかという様に次の所を調べだした。

そして、最終的に合格となった。嬉しい。

検査合格の印を押してもらう。これを再び、車検登録事務所に持って行く。

3番の受付に出して、窓口の右にある機械のボタンを押すと、2枚の受付番号の印刷されたレシートの様なものが出てくる。銀行の受付番号発行機みたいなものだ。違うのは、こちらは2枚印刷した紙が出てくることだ。1枚は手元に残し、もう1枚は、書類につけて窓口に提出する。

少し待つ。待ち時間は、5分程度だろうか。意外に早い。

番号が呼ばれたら、今度は4番の窓口に行くと、新しい車検証とシールをくれる。

外に出て、Bandit 1250Sの古い26年2月のシールを剥いで、
28年2月のシールを貼り付ける。シールの上に貼る透明のカバーシールも付いているので、それを上から貼って完成。

これで、あと2年車検が有効になる。素直に嬉しい。特に、ヨシムラマフラーや、MRAのシールドなど着けたままで、合格したので今後はこの仕様のままで、OKと言う事になる。

かかった費用は、

書類代\20
自賠責保険\13,640
自動車重量税\3,800
自動車検査証紙\1,300
自動車検査登録証紙\400

合計\19,160

だった。以前よりも自賠責がいくらか安くなっていた。もちろん、自分でやった整備にかかった部品代などは含まれていない。


時計を見ると、まだ9時半前だった。タイヤを取り付けしてくれるバイク屋は9時半開店なので、それまで待って電話して、直行した。

そのバイク屋は、八幡西区に有り、車検登録事務所から25キロほどだ。おそらく40分くらいで十分着くはずだと思ったが甘かった。平日の朝方というこどて、どこも車が多く、1時間もかかってしまった。結局着いたのは10時半頃だった。

店先に置かれたバイク。これは、何だろうか。YAMAHA DragStarか? リアのサスペンションが無い。タンクの上に着いているはずのメータも無い。マフラーがいやにぴかびかして綺麗だった。

実は、このショップは知り合いがやっている所なのだ。自宅の近所にもバイク屋が何件か有るのだが、どこも持ち込みだと受け付けられないというのだ。バイクを購入したのなら、代金はかなり高くなるがやらないことも無いが、購入しても無いバイクだと保証できないのでやらないとの事だった。

このバイク屋さんは、持ち込みでもとても親切に、迅速にやってくれる。

バイクショップ名は、FUSE WORKSという。詳細は以下を参照。

FUSE WORKS

低価格なバイクを販売している。とにかく、安いバイクを探しているのなら寄ってみるといいかも。


さて、バイクのチェーンカバーを外してたり、フロントフォークのアクスルボルトを緩めたり、手早い作業だ。

これは、リアブレーキを取り外しているところ。

で、ちょっと他のバイクを見ていたら、いつの間にやら、リアのホイールが外されていた。

スイングアームの内側は、手が届かないので汚れ放題なのだが、親切にもここを綺麗に清掃してくれた。

タイヤは、チェンジャーがあるのであっという間に外して、取り替えられる。

これが、NANKANGのタイヤだ。リアのパターンは、カタカナの「ヒ」に似ている。たしかに格好いいパターンでは無いが、走っているときにはタイヤのパターンなど全く見えないし。止まっているときにも、まじまじと見られない限り気になるものでも無い。個人的には全く問題無い。性能さえ正常なら。
フロントのパターンは、カタカナの「ノ」にセンターに少しうねった溝となっている。

 リアホイール取り付け。

そして、次はフロントだ。よく見ると、SRV250と異なってアクスルシャフトが無い。ホイールのセンタに、キャリパーピストンの様な円柱形のものを差し込んでいるようだった。

取り付け完了した。「1時間程度かかるかも」との事だったが、実際には30分程度だったように思う。

おそらく、じっと見ていたので、早めにやってくれたのだろう。ちなみに、代金は持ち込みでのタイヤ交換としては破格だと思う。あえて、金額は明かさないが、問い合わせてみて欲しい。

作業してくれたバイク屋の社長は、Bandit 1250Sを押して、整備場から出すと、換える前から比べると押し歩きが軽くなったと言っていた。これは、タイヤが堅いと言う事なのか? 確かにいままで、押して歩くととても重いと感じていた。特にハンドルを切るとさらに重かった。

そして、30分くらいは慎重にゆっくり走るといいよと教えてくれた。一皮剥かないと、タイヤによってはかなり滑るからとの事だった。

寒い中、朝から作業してもらってありがたかった。それで、バイク屋の社長と一緒に作業してくれた息子さん(義理の?)の3人で、近所の自動販売機で買ってきた暖かい缶コーヒーを飲んだ。

さっそく、皮むきに走りに行くことにした。放射冷却で朝方は相当に冷えたが、とにかくいい天気だ。こんないい天気の日に走りに行かなかったら、もったいない。

つづく。