2013年12月17日火曜日

SUZUKI Kei 佐賀県唐津市宝当神社に行く その2

続きだ。

宝当乃館(3店目)から狭い路地を少し歩くと、宝当神社が見えてくる。小さな神社だ。鳥居自体が非常に小さい。
 奥の行列ができているところが、社だ。

 手前で巫女がお守りなどを売っているので、ここで御札を購入する。

開運長久500円だ。

手を清めて。

靴を脱いで社にあがる。右側に、当選者からの手紙が沢山貼ってある。本当にこんなに当たるんだろうか。

宝くじと御札を納めた宝当袋は、口を開いたままにしておくらしい。

礼儀に従い、2礼、2拍手、1礼で

当選祈願を行う。そ~と前を見てみた。が、ご神体らしきものは無くて飾ってあるのは、大麻(おおぬさ)のようなものだけ。撮影禁止と書かれているのを見落として撮ってしまった。申し訳ないが、でも、ちょっと寂しい。これだけ人が来るのだから、せめて何か作ってはどうだろうか。招き猫でもシリアスな彫刻ならいいかもしれない。

出ると、壁に裏参道とかかれているので、狭い壁との間を入って行く。

すると、賽銭箱が見えてくる。これがそうらしい。最初は見落として何も無いではないかと一周回ってしまった。ここでも、お賽銭を投げて祈願した。

そして、もう一つ、塩屋神社があるのでそこに歩いて行く。5分ほどらしい。狭い路地を歩いてくと..


軽トラックが止まっていた。ここで初めて見た車だった。でもナンバーが無い。まあ、小さな島だし、もしかすると全部私有地扱いかも知れないので、免許自体が必要ないかも知れないなぁと思ったりした。

家内と話しながら歩いていたら、道を間違えてしまい、たどり着くのに少し時間がかかってしまった。坂道の上に鳥居が見えて、ここが塩屋神社だ。

坂道の入り口には、こんな事が書かれていた。おそらく、神社は山の登り口にあり、それ以下に民家や、畑などがあるため、イノシシが降りてこないように、この道を夜は塞ぐのだろう。だが、こんな細い紐でイノシシが防げるのか、甚だ疑問だ。ただ、周りはぐるっと溝が掘ってあるのである程度の防御にはなっていそうだ。

 坂を登って、鳥居をくぐると階段がある。

上がった所に、左側にまた鳥居が有り、その奥が 社だ。

ここにも、お賽銭箱があるので、

 お賽銭を投げて祈願した。このように、宝当神社、その裏参道、塩屋神社と3つ回ると、Webの観光サイトでは書かれている。メインの宝当神社のみだと1/3しか祈願していないことになるそうだ。

帰りに、もう一度宝くじを購入した宝当乃館(ほうとうのやかた)で土産を購入した。そう言えば、ここにも宝当袋が有り、価格は1,000円と最も安かったが、金色ではない。まあ、これでもいい気がした。ちなみに買った饅頭のデザインと同じ模様の袋だった。

港に着くと、猫が待っていた。

漁港では、なにやらいいにおいのする揚げ物を売っていた。

宝当てんぷらを買ってみた。

熱々の薩摩揚げだったが、ふあふあと食べていると猫が、「くれや」とやってきた。

他にも「あっ、俺も」

「俺もな」とやって来る。めざとい。

 あまり熱いので、ふうふうして小さくしてやったら、食べていた。しかし、宝当てんぷらをよく見ると、タマネギが入っていたので、これはまずいと、それ以後はあげなかった。猫は、タマネギを分解する酵素を持っていないのだ。

 ツーリングの計画では、10時の水上バスでやってきて、10:45の水上バスで帰る予定だったが、時計を見るとすでに11時半を回っていた。到着したのが、10:10だったので、すでに1時間半ほどもいたことになる。30分くらい居て10:45で帰るというのは、気ぜわしくて落ち着かない。1時間半程度居て、のんびりするほうが良い。ただ、水上バスは片道200円だが、水上タクシーは常時出ている代わりに、500円となっている。

そして、水上バスは、10:45の次は13:20となっているので、行きは水上バスで、帰りは水上タクシーで好きなときに帰るのが良いだろう。

水上タクシーは、サイズが色々なようだが、私の乗ったものは意外に室内は広くて、8人が乗れた。その上に外にさらに3人乗っていた。操縦席は、こんな感じだ。船長は、航行中は、ハンドルをかなり左右に回していた。波によって振られるのでその調整が難しそうだった。


水上バスに比べて、水しぶきは少なかった。

駐車料金は、1時間まで100円、2時間まで300円、2時間以上で400円だった。私らは、駐車場に戻ったら、すでに12時に近く、2時間を超えていたので400円だった。


せっかく来たので、「らぁ麺むらさき」という有名なラーメン店で昼食を取ることにした。着いたときは、12時過ぎだったのだが、すでに駐車場は満車だった。よく見ると、「反対車線にP有り」と看板があった。

 それで、道路を挟んだ対岸に、車を止めて店内に入った。

刻みチャーシューご飯がお勧めと書かれていたので頼むことにしたが、

 店内もいっぱいだった。ただ、回転も早いようで、数分で席に着けた。

注文して数分で、まずは、刻みチャーシューご飯が来た。餃子4つとのセットで300円だった。

すでに、2つ食べてしまったが、餃子はかなり小ぶりだ。

ラーメンは、塩バターらぁ麺にした。大盛りでも値段変わらずで600円だった。ので大盛りにした。さらに、トッピングでチャーシュー(200円)と煮卵(100円)を追加。結局800円になっていた。うまい商売だ。最初から800円なら注文しなかっただろう。

ラーメンは、九州では豚骨が多いと思うが、これはなかなかバターが旨くて、塩はやや濃い感じだった。おそらく、バター無しだとやや塩辛いと思われる。麺は、長浜の細い麺で柔らかい。かなりいけた。ただ、スープが辛目なので、あまり飲めなかった。もちろん、ご飯など頼みすぎて腹いっぱいになったこともあったが。なかなか旨くで満足だった。また来たい。お勧めだ。


帰りに、202号線を走っていたら、赤い大きな鳥居が見えてきた。看板に鏡山と書かれていた。ナビを見ると、展望台があるようなので急きょ右折して行ってみることにした。


新しくて、きれいな鳥居だ。

だが、鳥居をくぐったあとも、特に建物などはなく、ただただ蛇のようにUターンしながら、くねくねとした道で、少しずつ登って行った。

ナビを見ると、この脇道から入って展望台に向かうようなのだが、かなり細い道で、車で入って大丈夫なのか心配になって、この道を行くのはあきらめた。

しかし、先に進むと、左側に広場があって、展望できそうだったので止まってみた。先にバイクが止まって眺めていた。

そうしたら、行きに通った虹ノ松原を一望できるではないか。なかなか素晴らしい眺めだ。


遠くに、島が見える。今日渡った高島の様だった。

この鏡山もなかなかお勧めだ。

この広い景色を写真ではなかなか伝えきれないのが惜しい。ただ、今日は黄砂の影響か朝から天気が良いのに、霞んでいたのが残念だった。

それから、来た道を逆に戻って帰った。

帰宅すると、今日の走行距離は、260キロほどで、燃費はなんと16.4km/lも走っていた。Bandit 1250Sの先日のツーリングの燃費が、15.7km/lだったのでそれよりも良いことになる。二輪のほうが燃費が良いという予想を覆した。もちろんBandit 1250Sの方が、動力性能は相当高いのだが、暖房の効いた室内で移動でき、この燃費では、家内にバイクに乗るという理由づけが無くなってしまった。困ったものだ。動力性能は高くても、実際の移動時間に大きな差異は無いし。

もう少しBandit 1250Sの燃費が良いといいのだが。整備したら改善するものだろうか。もともと、60km定速走行での燃費が、27km/lなのだから、そんなに改善するとも思えない。


さて、実際に宝当神社に行ってみたが、なかなか面白いとは思う。毎年ここで宝くじを買うのを行事にしてもいいかもしれない。でも、ツーリングで行くのはちょっと違う気がした。

ここで買った宝くじが、当たったか、外れたか、(当たったら当然だが)、報告することないので、そのつもりで。当選確率は何十万、何百万に一つなのだから、当たるということはほとんどありえない。交通事故にあう確率のほうが余程高いだろう。ただ、買わなければ当たらないものなので、それはそれで当たったらと、夢を語るのもいいだろう。それに、忘れてほしくないが、先日の紅葉旅行で引いたおみくじは、大吉だった。もちろん、今年最後の運は、このおみくじで使い果たしてしまったとも考えられなくもないが。

ちなみに、この宝当神社での祈願で当たったというブログを検索してみたが皆無だった。まぁ、当然だろう。当たってもブログで報告したりするはずがない。