2013年12月5日木曜日

SUZUKI Bandit 1250S フロントブレーキバッド交換

以前から、フロントのブレーキパッドがどうなっているか気になっていた。何しろ4万キロ近く走っているので、こういった消耗品のメンテナンス状態が気になるのだ。実際リアのパッドはだいぶ減っていた。

まずは、前回走ってからだいぶ経つのでバッテリーを確認してみることにした。

整備中充電しておけば、時間が無駄にならない。シートを開けて、マイナス端子を外して、チャージャーをバッテリーに接続した。

が、モードボタンを押しても切り替わらない。壊れたのか? と思ってプラスマイナス逆に接続すると端子逆接続エラーランプが付くので、壊れているわけでもケーブルが切れているわけでもないようだ。試しにエンジンをかけてみたら、問題なくかかったのでバッテリーが減っていない場合には切り替わらないのかもしれない。

次に、せっかくシートを開けたので冷却液を見てみると、本来は赤矢印の範囲に冷却水が入っていなといけないのだが、見えない。

水を追加した。

すると、液面が上がってきた。OKだ。

そして、本来の目的のフロントブレーキを開けてみることにした。

フロントブレーキは、リアと違いバッドの交換が非常にしやすくなっている。

まずは、パッドスプリングが留めてある赤矢印の2つのヘクサネジを取る。

これで、スプリングが取れた。とても汚い。

そして、キャリバーの真ん中にあるスライドピンを取る。これも、ヘクサボルトになっている。

しかし汚い、真ん中の丸棒がスライドピンだ。

外れるとディスクの両面に接しているパッドが外せるようになる。

まだ、使えそうだが、せっかくなので交換することにした。

その前に、この汚いピストンなどを清掃することにした。

使うのはガラスクリーナーだ。

これをぶっかけて、後はウエスで拭き、仕上げにブレーキクリーナーを吹いて水分を飛ばしておいた。さらにウエスで拭く。見えているところしか綺麗にならないが、それでもやらないよりはましだろう。

パッドスプリングもガラスクリーナーを吹いて、少し汚れを浮かせてから、磨いた。

まあまあ、綺麗になった。

これが、用意したYAMASIDAのORタイプのパッドだ。フロント2セットで3,000円(送料込)程度と安いが、評判はいい。


鳴き防止でエッジをやすりで落としておいた。

ピストンと接触するところに、パッドグリスを塗っておく。

そして、装着。

スライドピンは、スチールたわしで磨いておく。

グリスを塗ってから取り付けた。

当然ながら、これを左右の2セット交換した。とても簡単に交換できるので、もしパッドの減りが早いようならば、容易に交換できる。気分的にも楽だ。パワーも有り、車重もそこそこあるのでフロントブレーキの効きは生命に関わる重要事項だ。

さっそく試乗に出かけた。当たりが出てないので、手加減してブレーキをかけているが、リアの様に滑る感じはなく、不安は感じない。

ただ、ブレーキをかけていない時にも、ミャーと言うような音がするのが気になる。当たりが出れば消えるだろうか。

先日修理したグリップヒーターは、問題なく動作していた。なかなか暖かい。だが、気温が思ったほど低くなかったので、これからの冬本番での効果は試してみないと分からない。それでも、無いよりは確実にマシだろう。また、グリップヒーターの恩恵を受けるには薄手のグローブである必要もある。以前厚手の真冬用のグローブをしていたら、外気を遮断する効果も高いが、グリップヒーターの熱も遮断して効果をあまり感じれなかったことがあった。

それにしても、久しぶりに乗ったので、全然乗れていない。完全にお客様状態で、Uターンなど恐る恐るだ。かといって、転けそうな不安は感じないが。勝手にバイクが走る感じと言えば良いだろうか。

来年2月はじめが車検なので、おそらく1月下旬にまでには車検を受けねばならない。それまでにできる限りの整備を進めておきたい。後、気になるのは、エアクリーナーと、プラグ、そして、ハイのヘッドライトバルブだ。とても暗いので、このままでは車検に通らないのでは無いかと思っている。まともなバルブと交換しよう。

今年の年末年始は、長い休みになりそうなので、天気が良ければ整備できるだろう。