2013年10月9日水曜日

YAMAHA SRV250 スプロケット交換

SRV250のフロントスプロケットの15丁から16丁への交換カスタムを実施した。

まずは、スプロケットカバーを外す必要がある。手順としては、水色矢印のチェンジペダルを取り外し、赤丸の3つのネジを取る。

シフトペダルのネジを緩める。

リンケージを取る。

引っ張ると取れる。

3つのヘクサネジを取ると、カバーが取れる。とても汚い。

グリスに埃や泥が染み込んで固まっている。

フロントスプロケットが見えた。この周りも汚い。

 立っているナット止めを、マイナストライバーなどで曲げて広げる。

スプロケットの一部が欠けているようだが、これはゴムでできている。特に切れていても問題ないようだ。

さっそく、インパクトレンチでガツンガツンとやる。が、全く緩まない。何十回もやっていたら、インパクトが発熱して止まってしまってあわてた。タイヤのナットだと数回で簡単に緩むのだが。全く緩む雰囲気もない。

CRC556などを吹きかけてみたりしたが、変化なし。これは、噂にたがわず強敵だ。

以前、スクーターのクラッチのボルトを緩めるために購入したレンチがあったので、

これをかけて、木槌でたたくたたくたたく.....。これでも、全く歯が立たない。

もう一度インパクトでやってみたり、ナットを金づちでたたいてみたりと、色々やってみた。
しかし、緩まない。

時計を見ると、もう1時間ほどもやっているのにだめだ。そろそろあきらめるかと、思っていた。



最後に、もう一度と、金づちでナットをかなり強くたたいて、インパクトを数回連続でかけると、やっと緩んだ。

チェーンごと、スプロケットを取り出した。そして、スプロケットだけを外すことができた。

下にトレーを置いていたが、固まったグリスがぽろぽろと落ちている。

パーツクリーナーで、少し固まったグリスを溶かして、取り除いた。

それでも、この程度。固まりはあらかた取り除かれた。写真を取り損なったが、この後かなりきれいになるまでやった。

カバーの塊も落とすことにした。こちらも、かなり大変だった。パーツクリーナーをほとんど1缶使い切った。

外したスプロケットは、純正品で、15丁の刻印があった。歯を見てもそれほど減ってはいない。1万キロという走行距離は、あながち間違いではないかもしれない。

歯数が多くなっているため、現状のままではスプロケットを取り付けることはできなかった。そのため、リアホイールを緩めて前にずらしてチェーンも緩める必要がある。まずは、このピンを取る。そしてこの22mmのナットを緩める。22mmというのは中途半端なサイズたが、ちょうどこれにあうスパナがあった。

先に、邪魔なのでチェーンケースを外す。

2か所のボルトを取る。

すると、ケースが外せる。


反対側は、19mmのボルトなので、ラチェットで緩める。そして、チェーンアジャスターのネジを緩めて、タイヤを後ろから蹴りだすと、タイヤと軸が前にずれる。

チェーンが緩んだので、スプロケットを取り付けできた。周りも、先ほどの写真と比べてどれくらい綺麗になったかわかるだろう。

用意した新品のチェーンは110コマなので、4つのコマを外す必要がある。チェーンカッターを購入したが、520のサイズではこのままではチェーンカットできないので、指でさしているピンを

グラインダーで削り取る。で、グラインダーのスイッチを入れたら、大きな音がして破片が飛んだ。びっくり。何が起こったかわからず、一瞬ぽかんとしてしまった。見ると、まだ何もしていないのに、グラインターの研磨ディスクが割れていた。まだ、一度も使っていないディスクなので、元々ひびが入っていたのだろう。しかし、手持ちの金属が削れるほどの荒い研磨ディスクはこれしかない。

時計を見ると、もう4時だ。今日中に、試走もしたい。そう思うと、チェーンの交換は次回にする事にして、試走を優先することにした。

ナット止めを起こして、

チェーンを張る。ところが、ぶつけたのかチェーンアジャスターが入るところが曲がっていてはまりにくい。
なんとか、ハンマーでたたいて整形した。

しかし、チェーンの張の調整は意外に難しい。大体こんなものかと、チェーンアジャスタでセットしたのちに、軸のナットを締め上げると、なぜかチェーンはぴんぴんに張ってしまうのだ。

なんどもやり直して、なんとかちょうどいい張り具合にできた。

チェーンケースも取り付けて、リアタイヤをぐるぐる回して異常が無いか確認した。

5時に近づいていたので、慌てて手を洗って、ヘルメットをとりに行った。

つづく..........