2013年9月11日水曜日

トランシーバー

STやS氏のお誘いでのツーリングでは、トランシーバーを使用しているのだが、私がケーブルを改造しているためか、PTTスイッチを押しても反応が無かったりする。

そのため、改造がうまくいっているのか確認する為にトランシーバーがもう一つ欲しくなった。

使用しているのは、11、9チャンネルタイプだ。STでは、このチャンネルを有る値に固定して使っている。

これが、使用しているアルインコのDJ-PA20だ。特定小電力トランシーバーで、価格は1万円弱程度だ。右にあるケーブルが改造品だ。実際何回か使っていて実績もあるのだが、時々私が喋っても聞こえないらしい。これには、PTTスイッチがなく、Bandit 1250Sに取り付けてしまっているので、SRV250では使えない。

それで、PTTとイヤフォン、マイクまで付いた低価格な一体型ケーブルを購入したのだが、マイクが喉の振動を取るもので音質が非常に悪くて、何を喋っているかわからないらしい。しかも、イヤフォンもあまりいい音がせず、相手の音声もよく聞こえない。そこで、イヤフォンは3.5mmジャックに変更し、ヘルメットに付けているマイクを使うようにそれに対応したコネクタを取り付けた。

音は、普通のイヤフォンが使えるのでいい音で聞こえるのだが、どうもPTTスイッチが入ったことは音でわかるが、聞こえないらしい。

区別するために、このケーブルをBケーブル、Bandit 1250Sと一緒に使うケーブルをAケーブルと呼ぶことにする。

ということで、テストのためにも通信相手が必要だ。そこで、色々と調べていたら、とても低価格なのに、アルインコのトランシーバーと通信できるという特定小電力20chトランシーバーというのを見つけた。

それが、これだ。右にあるヘッドセット(?)とセットで送料込みで4,710円だった。DJ-PA20に比べると非常に小さい。機種名は、ハイパリオ-GX-M-1。以下ハイバリオGXと呼ぶ。

説明書も何も無くて、本体とヘッドセットのみしか送られてこなかった。でも、使い方はわかるような気がする。右下のボタンが電源ボタンで、長押しで電源が入る。すると、このようにバックライトが付いた状態で立ち上がる。真ん中の上下ボタンはボリュームで、左下のメニューを押すとチャンネルの設定ボタンとなる。

そして、左上の音符ボタンは、CALLボタンで、これを押すと相手にブザー音がする。これは、意外に使えるかもしれない。

左側面には、PTTスイッチが付いている。これを押している間話せる。

 裏には、ベルトフックが付いている。

右側面には、3.5mmの端子が付いていて、ここにヘッドセットを繋ぐ。DJ-PA20にはマイクとスピーカーの2つの端子が付いていたが、どちらも2端子だったが、この製品では3端子になっていて、1本で同じ機能を持たせている。

ベルトフックの上に爪が付いている。
これを押し込みながらベルトフックをスライドさせて上に引きに抜くと、

 取れる。そして、その下の電池ボックスが見える。

電池は、単4が3本となっている。

これが、ヘッドセットのプラグだ。3端子だ。 ケーブルの途中で膨らんでいる部分がマイクとPTTスイッチだ。

銀色のスイッチを押して、V字型のマイクで話すことが出来る。

イヤフォンは、普通のイヤフォンだが、右でも左でも使えるようにイャーパッド部分が回転するようになっている。

で、こんなに安いものなので、ちゃんとつながるか心配だったのだが、チャンネルを色々と合わせてみたら、STのツーリングクラブで使っているチャンネルと接続できる様になった。

意外にちゃんとしている。ショップによれば、4kmも通信できるとある。DJ-PA20が最大2kmで通常300から500mとなっているので、それよりもかなり通信距離が長いことになる。

そして、音符ボタンを押すと、DJ-PA20からブザー音が鳴るのも確認した。これならば、何か皆に注意を引きつけたいようなときには、使えるだろう。DJ-PA20にそのような機能があるかはわからなかった。

そして、SRV250の時に使っていたBケーブルでDJ-PA20から話してみたところ、PTTスイッチを押したことはわかるが、かなり小さい音でしか話し声が聞こえない。ヘルメットなどをしていたら、バイクの排気音では全く聞こえないような音量だった。

何が良くないのかわからないが、恐らく配線の途中に抵抗かコンデンサーなどが入っていて、その値がAケーブルと異なっているのかもしれない。

テスターで計ってみると、Aケーブルではマイク間はPTTスイッチを押しても導通が無い。ところが、Bケーブルでは、PTTスイッチを押したときだけ片方のみ導通があった。

まあ、最悪、このハイバリオGXをマイク代わりに使うことも出来る。つまり、DJ-PA20を音を聞く専用にして、低価格トランシーバーを発信専用にすることで、正しく発信出来ているか確認しながら使うことが出来るだろう。ただし、バイクに付いているマイクや、PTTスイッチは使えないが。


実は、ハイバリオGXが届いたのは、先週だったので、娘とのタンデムツーリングの時には、ハイバリオGXを娘に使わせて、二人で走りながら会話することが出来た。なかなか便利だ。

しかし、こんな低価格なものでちゃんと通信が出来るのであれば、手軽に買えるのでいいのではないかと思える。

ちなみに、購入先は、こちらだ。この機種に関しては、ここ以外でも売っているようだが、このショップでは、全数チェックしていているとの事だ。

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また、ヘッドセットと本体が2本のセットもあり、送料込みでも8,000円ほどで、DJ-PA20一台よりも安い。もちろん、DJ-PA20にはヘルメット用のヘッドセットが有るのでちゃんと使いたい向きにはそちらの方がお勧めだが、ヘッドセットが二万円近くするので高価ではある。低価格に試してみたい場合は、これでもいいかもしれない。