2013年7月10日水曜日

YAMAHA SRV250 試乗と大きな問題点

一応のメンテナンスを行ったので、試乗してみることにした。その前に、空気圧をチェックしたら、フロントが100KPaしか入っていなかった。既定の175KPa程度いれておいた。リアは200KPaあり規定値だった。

車の少ない広い道路を走ってみた。エンジンの状態は、ものすごく変わったと言う感じはしない。しかも、前回の走行が雨だったので、ドライ走行は初めてであるし。ただ、平地の直線道路での発進も元気よく走ろうとすると、かなり一生懸命ふかさなくてはならない感じだ。ただ、エンジン自体は取りあえずよく回る。回ったからと言って力が出ている感じはあまり感じないが。車速は確実に上がっていく。

最高速度は、「ぬぬわ」だった。それも、4速でだ。少し上り坂だった事もあるかもしれない。5速に上げたら、「ぬわわ」まで落ちてしまった。このことから、恐らく最高出力は出ていないのではないかと感じる。7,000回転からの伸びは、あまり感じない。というか、7,000まで回すのにアクセル全開という感じで全力を出し切らないといけない感じがするのだ。

250ccってこんな感じだったろうか。でも、確かに苦しいが、「ぬわわ」到達は、あまり時間はかからなかった感じはした。取りあえず、メンテナンスの結果、悪くなることはなく、恐らく好転しているのだろうと思われた。

ドライだからかもしれないが、トラックを追い越ししてみようという気にもなり、実際に追い越しできた。

回して楽しいエンジンではないのだろうから、こんなものなのかもしれない。それとも、Bandit 1250Sに慣れてしまって、あまり加速感を感じないのだろうか。

そして、いつもの峠道を上がっていく。コーナーが続くが、フロントが不安定で仕方ない。ちょっと荒れた路面だと、ハンドルが左右に振られる。かなり怖い。特にコーナーでの切り返しが怖い。まるでねじれるかのようにぐにゃりとした感触がある。

天気が良くて暑い。実は半袖姿なのだが、それでも暑い。汗があごから落ちてくる。ヘルメットの中もゆでだこ状態で、髪の毛が汗でびっしょりだ。

 真夏の雲だ。山の手なので若干涼しい。さわやかだ。

日光が強いので、デジタルカメラマジックでとても綺麗に見える。マフラーも裏側はメッキがぼろぼろとはげるほどに錆びているのだが、新品の様に光って見える。

 そういえば、Bandit 250の時にも良くここに試乗に来たものだったなぁ。

そのときも、バイクが綺麗に見えたのを思い出す。一応、タンクだけはワックスをかけている。

アイドリング回転数が、上がった。持って帰った時に調整しているが、その時は1,400程度に合わしていたのだが、2,000回転前後に上がっていた。上がっているということは、それだけエンジンが調子よくなったのだろう。帰宅後、1,400程度に調整しなおした。

しかし、よく見ると、フロントフォークからオイルがダダ漏れしていた。しかも、ダストカバーが割れている。

オイルが垂れて、フォークを伝っている。 特に右がひどいが、左もオイル漏れしていた。

フォークに点錆が付いており、手で触るとそれが指先に引っかかるのがわかる。これで、シールが切れたのだろう。前回は雨だったのでとてもおとなしくゆっくり走ったが、今日はエンジンの具合も見たいこともあり、かなりふかし気味で走った。そのため、フロントフォークの沈み込みも激しかったと思われる。

前回バイクを受け取った後は、帰宅後も雨で、実はあまりじっくりとは車体を見ていなかった。フロントフォークも左側だけしか見ていなかった。ダストカバーが割れていたのは右側で、その時から割れていたかはわからない。

さらに、雨でぬれていてフロントフォークが濡れているように見えなかった。


 特に右のこの2つの錆が深い。

帰宅後、水研ぎペーパーを買ってきた。

#1500とかなり細かいものだ。

 触ると、ざらざらした紙のようだ。

水研ぎだが、オイルでもOKとあるので、これを使うことにした。水で研ぐのははばかれる。

こんな感じで吹きかけてから、磨いた。

 左は、だいぶましになったが、それでも何点か深いものが残っている。これ以上ひどくならないといいが。

でも、右の2点は深くてなかなかとげが取れない。

しかし、ひどく切れている。このままでは長く持たないかもしれない。

困った。フロントフォークからこれほどオイル漏れしているとなると、足回りがふにゃふにゃなのも合点(がてん)がいく。

シール交換も大変な作業だが、たとえ何とか実行したとしても、こんな点錆があるのでは、また、シールが切れてオイル漏れしてしまうだろう。


YAMAHAの部品検索で、シール類の価格を調べると6,000円ほどになってしまう。点錆を削ってもらうためにバイクショップに頼んで修理してもらうと、作業代が片方で8,000円から1万程度はかかるらしいので、2万5千円程度になってしまう。しかも、それでも完治するかはわからないのだ。

ヤフオクで、使えそうなフォークを探してみることにしようか。

なお、ガソリン漏れは完治したようだ。先日までは、バイクを置いておくだけでガソリン臭かったが、処置後は、臭わなくなっている。目視でも、触ってみても乾いていて、ガソリンの漏れは確認できなかった。

後は、オイル交換を実施したら大体の機能的なメンテナンスは終わりだ。ただ、ドレインがなめやすいという話なので、SRV250オーナーはマジェスティのものと交換しているようだ。それにならって、注文することにした。届いたら、交換しよう。ついでに、エンジンの両側のカバーも開けて、磨いてみたい。少しは見栄えが良くなるかもしれない。もし綺麗に磨けたら、耐熱のクリア塗装で保護することにしたい。それも注文している。もちろん、磨くためのやすりなども注文済みだ。