2013年6月4日火曜日

四国ツーリング3日目その3 高茂岬・中浦テレビ塔展望台

意外に遠かった高茂岬(こうもみさき)にやっと着いた。
今まで細い道だったのが急に広くなったと思ったら、そこが目的地だった。

 非常に広い駐車場にびっくり。しかも、綺麗だ。
 小屋のように見えるのはトイレだ。そして、その向こうには展望台がある。

トイレに入ってみた。こう言う僻地だとたいてい汚いものだが、とても綺麗でこれまたびっくりだ。


しかも、用を足しているときにも窓を見るといい景色が見えるようになっている。

展望台に上がってみた。

なかなかの景色だ。

展望台の奥には、下に降りる歩道がある。

下まで降りると、広場がある。

そして、休憩所(?)兼展望所。

屋根もベンチもあり、休むのにいい。

 そこからの眺め。

説明書きもある。

そこから、岬方向へ歩いて行く。海岸までは、かなりの急勾配で途中にも歩道がある。

そして、突端からは下に降りられるようになっている。

かなりの急勾配だ。足を滑らせると、海に転げ落ちそうだ。

なんとか降りていく。小さく見えていた突端の小島がだんだんと大きくなっていく。


そして、最下端まで降りるとこんなにも大きかった。

横を見ると、ずっと絶壁が続いていて、ここが一番緩やかではある。
 それでも、上を見上げるとこんな感じだ。展望所が上に小さく見えている。

なんとか登って、そして下を見た。しばし景色を堪能したが、かなり疲れた。少し、展望所で疲れを癒やしてから、ここを後にした。そして、この半島の付け根にある愛南町まで戻って一番近いコンビニに入った。



ここで、昼食を買った。近くに水中展望船乗り場があるのだが、
 風が強くて今日は欠航となっていた。昼食を買って外に出たら、中年の女性から声をかけられた。どこから来たかとか聞かれて、福岡県からだといったら大変だねぇといっていた。そして、高茂岬には行ったかと聞かれたので、今行ってきたところだというとあそこはいいとこだと、ちょっと話が弾んだ。こうして気軽に声をかけてもらうと、シャイな私も気楽に答えられるので楽しい。

 そして、再び今来た方向に少し戻ってから、右折してK294に入る。この道も空いていて走行は楽だった。

 少し走ると、看板が見えた。左に曲がっていて左向きに矢印があるので、この道であっているのだな、などと考えていたら、

 曲がった先にすぐに別の道が見えたが、間が無かった。看板をみてこの道に入るのは少々難しい。こんな道があることもわからないブラインドカーブなのだ。

Uターンして再びこの展望台への入り口に入る事が出来た。

そこからは、ひどく細くて小石や枝が一杯落ちいている荒れた道だった。

そして、1個目のテレビ塔が見えた後で急な上り坂になった。

そして、それを登ると、平たくなって展望台が見えてきた。

バイクを止めた。

展望台を登った。

意外に広い。

なかなかの景色だ。ただ、風が強くて手すりにつかまっていないとならなかった。


木々がわさわさと風でなびいている。

そして、買ってきたおにぎりで、遅い昼食にした。写真には撮っていないが、休憩所は汚く、ゴミが散乱していた。高茂岬とは対照的な汚さだった。


そして、ここから降りていくと、途中でやはりツーリング中と思われるバイクと出会った。


 K294に降りて少し走って後ろを振り返ると、今登ってきた中浦テレビ塔展望台のテレビ塔が見えた。あそこに登ってきたのだ。

拡大するとこんな感じだ。

 そして、K293を走る。後は、今日の宿である八幡浜まで走るのみだ。しかし、距離を見ると、80キロ以上有る。一般道なので余裕で2時間以上かかる距離だ。早く着くと思っていたが、結局5時を過ぎることになりそうだ。

 K263から再び、R56に戻り、左折する。

ここで、信号待ちしていると、見たことのあるバイクが通り過ぎていった。道の駅「すくも」で入れ違いになったバイクだ

左折して走っていると、先ほどのバイクが前を走っていた。

前から見たときにはわからなかったが、髪の毛が長い。どうも女性のようだ。もちろん、髪の毛の長い男性もいるだろうから、確実ではないが。

 道は混んでいて、渋滞している。近づくとナンバーが見えて、なんと横浜ナンバーだった。横浜から来ているのだろうか。運転はとても大人しい。

しかし、道の駅「すくも」からR56で普通に走っていたら、私と一緒になるはずが無い。しかも、彼女(彼?)は私と入れ違いだったのだから。恐らく、別の場所に寄ってからこの道に戻ってきたのだろう。

結局、このままの状態で、少し一緒に走る事になった。しかし、渋滞しているためペースは非常遅く、このペースだと八幡浜まで3時間以上かかってしまう。

 そこで、宇和島自動車道路を通ることにして、左折した。彼女(彼?)は付いてこなかったので、そのまま走って行ってしまったのだろう。

自動車専用道路だが、料金所は無かった。

 それでも、制限速度は70km/hだった。

宇和島北で降りた。これをそのまま走ると、松山自動車道路に接続する。

一般道をそこから、さらに40km程走ってやっと、八幡浜(やわたはま)に付いた。去年の5人でのツーリングでここからフェリーに乗った町だ。


燃料計がエンプティになって点滅していたので、ガソリンを補給しておく事にした。昨日足摺岬に向かう前に補給してから270km程走っていた。燃費は、この四国ツーリングで最も良い18.3km/lだった。渋滞に巻き込まれたにもかかわらず、燃費は良かった。岬に向かった道はペースはそう高くないものの信号などは全くなかったので、それが良かったのかもしれない。エンジンもほとんど吹かさなかったし。


今日の宿は、低価格なスーパーホテルだ。珍しく温泉付きだ。夕食は付いていないので、部屋に入るとすぐにそのままホテルを出て、夕食を買いに行った。すると、同じホテルだと思われるライダーが弁当を下げて戻ってくるのが見えた。

 バイクに忘れ物があったので、一旦駐輪場にむかった。来たときには私が一番乗りだったが、すでに2台別のバイクが止まっていた。

温泉の入浴時間制限があり、男性は19:30までと、22:30から24:00までになっていた。その間は女性用になるのだ。その為、早めに風呂に入って、さっぱりしてから弁当を食べた。風呂は、あまり広くはなかったが、5人くらいは入れそうなくらいの広さだった。温泉と言うが実際は冷泉で、温度が低いので沸かしているとのこと。

ここで、実は、昨夜泊まった宿に忘れ物をしていた事がわかった。タブレットPCがどこを探しても見つからないのだ。慌てて民宿高原に電話したら、女将が出てあんたのだったのかと忘れ物があったのを確認できた。今から戻る事も出来ないので、申し訳ないが自宅に送ってもらえないかと頼んだら、快く引き受けてくれた。助かった。だた、タブレットPCで色々と調べ物をするつもりだったのでちょっと困ったが、画面の小ささを我慢してスマホでなんとか事なきをえた。小さいとは言え、5インチ程度のサイズがあるGalaxy Note IIだ。なんとか使えた。

明日は、佐多岬の突端まで行った後、三崎港から佐賀関までフェリーに乗って九州に戻る計画だ。

考えてみれば、なにも土産を買っていないことに気づいた。今年の4月から八幡浜のフェリー乗り場に道の駅ができたと丁度テレビでやっていたので、明日の朝そこにいって土産を買うことにした。開店時間を調べると朝8時だったので、今までよりもノンビリ出来る。

この二日間民宿に泊まったので、ビジネスホテルに泊まるとなんだか落ち着く感じだ。ベッドだからかもしれない。

こうして、3日目のツーリングを無事終えることが出来た。

つづく。