2013年5月20日月曜日

Bandit 1250Sの清掃とシフト問題の解決

さて、ツーリングから帰って来てまずすることは洗車なのだが、実はガラスクリーナーを2本ツーリング中に購入したので、まだ1本余っていた。今回は、これを使って洗車することにした。
これが、購入したガラスクリーナー。価格は200円程度ととても安かった。しかし、これはあまり良くなかったようだ。それでも、余っているので使うことにした。

本来は塗装面に使うのは良くない様なのだが、とにかく虫が一杯ついていたので、カウルにも吹きかけた。

そして、ラジエターやエンジン回りなどにも吹きかける。

本来ならば汚れが浮き上がってくるそうなのだが、このクリーナーでは残念ながら汚れが浮き出てこなかった。しかし、洗浄作用が全くないという訳では無いので、これでも汚れはそこそこ落ちる。少し待ってから、乾く前に、タオルで拭き上げる。しかし、奥に入ったクリーナーが残りそうで、今回は拭き取った後で再度水をかけて洗浄した。一旦汚れの大部分は取れていたので、手間は省けた。

だが、この時にあることに気づいて愕然となったのだ。

それは、これだ。ステップ位置からわかるとおり、シフトレバーの位置がものすごく下がっている。しかも、サイドスタンドの引っかけが丁度その中間にあって、靴底に当たるのだ。これでは、シフトレバーをかき上げたくても出来ない筈だ。私の足がおかしかったのではなくて、シフトレバーが下がり過ぎていたのだ。

なぜにこんな下がったのかと調べると、それはこの左エンジンガードの1カ所のネジが無かったのが原因だった。赤丸で囲ったところがネジの無い箇所なのだが、よく見るとこのシフトレバーの軸が付いているプレートは、シャーシと2カ所でネジ留めされるのが本当なのだが、その1つをエンジンガードを止めるのに使っていた。それが取れて無くなっているので、1本のボルトでのみ留まっている状態となっていた。当然1カ所だけなので、どんなに締め込んでも、赤丸部分が無いために動いてしまうことになるのだ。信号停止から1速に入れるときに、シフトレバーをガシャンと踏んづけるのだが、そのたびにこのプレートが少しずつさがっていたのだろう。


とは言っても、これを元に戻そうと手で力を加えた程度ではびくともしなかった。ツーリング中に何度もシフトレバーをガチャガチャしても全くしっかりと止まっているように見えたのはこの様な理由だったのだ。じっくりと見れば、シフトレバーが下がっているのがわかったかもしれないが、なかなかツーリング中はしっかりと付いていればわからないものなのだ。

ギヤシフトレバーの軸が付いているブレートを上に上げるのには、ハンマーでたたいて戻した。それでも、かなりたたかなくてはならないほどだった。

これで、ステップとシフトレバーの位置が丁度いい感じになった。ここのボルトがどんな仕様のものなのか調べる為に、エンジンガートを一旦外した。


これがその状態だ。ハンマーで叩く前は、シフトレバー軸のあるブレートのネジ位置は右側が相当に下がっていたのだ。位置を調整した後では、丁度ネジ穴が見える状態になっている。そごで、手持ちのネジを付けてみたのだが、合わない。手持ちが10mmと5mmしかなかったのだ。10mmでは大きすぎる。5mmではスカスカだ。恐らく8mmだろうとわかったので、

近所のホームセンターで、ステンレスの8mmヘクサボルト20mmと25mmを買ってきた。

 取り付けてみると、20mmが丁度良かった。これを取り付けると、いままでふらふらしていたエンジンガードががっちりと固定された。

しかし、ボルトを取り付けると、今度はシフトレバーの位置が高すぎるのだ。調節しようとしても出来ない。その上、シフトダウンは出来るが、シフトアップが全く出来ないのだ。

というのは、上の丸字の部分で、エンジンガートがシフトレバーにあたってそれ以上動かない状態となっていた。

そこで、このレバーがエンジンの内部で接続されているところを見るためにカバーを外した。このカバーは樹脂製だった。

開けてみると、ひどく、シフトレバーが上がる状態になるようにAの部分が取り付けられていた。恐らく、シフトレバー軸のプレートが下に下がっている事を前提に調整してあったようだ。A点の軸の位置を調節することで、3カ所の矢印の様にシフトレバーが下がって、エンジンガードにも接触しない位置に出来た。


これが、最終的な調整終了状態だ。シフトレバーの位置が適切な位置なっているのがわかるだろう。

エンジンガードのボルトは、このバイクを購入したときから外れており、取り付けないといけないと思っていた。今回、バイクも綺麗になり、エンジンカードもがっちりと付き、シフト位置も適切な位置に調節できて、とても満足な整備が出来た。とてもすっきりした気分だ。

だが、この日はもう疲れてしまっていて、試走はできなかった。