Bandit 1250Sには、グリップエンドがゆるゆるだったのを色々と手を尽くして緩み無くしたので、それの走行による確認が必要だ。また、フロントカウルのネジはかなりきつく締めたが、それが緩まないか。そして、Bandit 1250SはINAZUMA 400に比べてシートが硬く、すぐに尻が痛くなる。
対策として、ジェンマに取り付けていたゲルザブを付けてみることにした。装備は、パニヤケースフルセットと、まだ持っていくか決めていないが、念のためリアシートバックも付けてみた。荷物は入っておらず空なのでその点は気がかりではあったが。
出発は、10:45。気温は19度だった。
本当にいい天気だ。
前回は、川棚温泉から日本海側(R191)にまわるコースで農道に向かったが、今回は逆コースで、内陸部を走って農道に向かった。天気も良く、空気はややヒンヤリとしていて、日光で暖められた体とエンジンを冷やすので、とても気持ちがいい。
遠くに、風車が沢山見える。
道は、そこそこ空いているのだが、時折車に出会う。ツーリングのシュミレーションなので、追い越し禁止区間では、おとなしく後ろに付いて走った。
そして、追い禁止区間で無くなると、一気に追い越しさせてもらった。こう言う機敏な加速がリッターバイクのいいところだ。一瞬にして、2台くらいは簡単に追い越しできてしまう。
そして、前回休んだ道の駅「蛍街道西ノ宮」を通り過ぎる。
まだ、農道では無いのだが、山口はとても道が良い。しかも、ほとんど車が走っていない。気持ち良く走れる。
R438を走る。そして、一旦R191に出て、
農道に右折した。
ここも、ほとんど信号の無いいい道だ。やや、変化に乏しいのが残念なところ。
前回までは、ここでUターンしてR191に戻っていたのだが、今日はここから左折して油谷半島に向かう。
ここでは、少し沢山の数珠つなぎの車列に出会った。しかし、これも一瞬にして追い越させてもらった。
そして、油谷半島の奥に向かうと、ジェンマで昨年きた「楊貴妃の里」に着く。今回は、入らずスルーする。
時計を見ると12:50だ。2時間ほど走ったことになる。気温は18度と逆に下がっている。
「楊貴妃の里」を通り過ぎると少し高台になっていて、「楊貴妃の里」と漁港を一望できる場所に出る。黄砂の影響もあまりなく、遠くの角島が見える。
バイクを降りて、記念にパチリ。
ここで、この狭い道なのにバスが通っているのにびっくり。この先は、車一台通れるような細い道になっているのだが、
それを過ぎると、再び広くなり、油谷港が見える。
そしてまた、だんだんと道幅が狭まってくる。
さらに、狭くなる。
舗装道路も、枯れ葉などが積もるような状態になってくる。
途中で、再び海岸に出ると、段々畑が綺麗だった。
そして、その先で俵島が見える高台に出る。
これが、俵島。去年ジェンマで来たときにも、ここで写真を撮った。
Bandit 1250Sも記念にパチリ。
そして、少し走ると、急な下り坂となる。
そして、綺麗な海岸に出る。海水浴が出来そうな浜辺だ。
そして、また、元来た道に戻った。これで、1周だ。これを左折すると、油谷港だ。
後は、ひたすら、R191で海岸線を南下し、川棚温泉で左折して、内陸部に入って帰宅した。
帰宅したら、3:28だった。約4時間半。走行距離は、223キロ、燃費は今まで最高の18.3km/lだった。むやみにフルスロットルをやめて、定速走行に徹したからだろう。信号の少ない道を走ったというのもある。
で、帰ってから車体を確認。グリップエンドも、フロントカウルの止めボルトも緩んでいなかった。これで少しは安心できる。
また、ゲルサブは、役に立たなかったと頃か、逆効果だった。尻が滑りにくくなるので、逆にストレスになって、とても尻が痛かった。これは、取り外すことにする。
これで、Bandit 1250Sでの走行距離が1,000kmを超えた。本当にBandit 1250Sはパワーがあり、とても走りやすい。ヨーロッパで人気なのがわかる。でも、このシートの堅さはなんとかならないのか。シートに関しては、断然INAZUMA 400の方が良かった。ジェンマ同程度の感じだ。四国ツーリンクでは、3泊4日、総走行距離は、1.200km程度の長丁場だ。尻の皮が剥けないかちょっと心配ではある。
また、今回も食事も無く走りきってしまった。走り出すと、ヘルメットを脱いで休むというのが面倒になるのだ。ましてや、食事に食堂などに入るのが面倒なのだ。食事に対してあまり欲が無いからだろうか。しかし、長丁場のツーリングではそうはいかない。ちゃんと予定を組んで、食事も面倒無く出来るようにしたいものだ。
ツーリングクラブでは、ちゃんとペース配分がなされ、休みもきちんと休むので、ほとんど疲れが残らない。でも、今回のように一気に200km以上、4時間もほとんど乗り続け状態だと、疲れが残る感じだった。定期的な休みははやり必要だ。
そうそう、佐藤琢磨がインディカーレースで優勝した。日本のスーパーフォーミュラーでは。予選では6位とまずまずだったが、決勝ではあまり良くなかったので、大丈夫かと思ったら、なんと日本人初の優勝だ。思わず、叫んでしまった。佐藤琢磨選手には、心よりおめでとうを言いたい。そして、本人も言うとおり、ここを出発点として、さらに高みに登って欲しいと思う。
実を言えば、小林可夢偉の居なくなったF1はいまいちのめり込みが出来ないでいたのだが、今はインディカーレースが面白い。ホンダやトヨタが15年くらいからエンジンサプライヤーとして復活するのではと言われているが、まさか琢磨が再びF1に帰ってくることは無いだろう。本人もF1に戻るには38歳という年も含めて難しいかもしれない。日本のメーカーがF1に戻っても、すぐさま優勝は難しいだろう。小林可夢偉に変わる次の世代を背負う日本人ドライバーが現れるのだろうか。