2013年2月14日木曜日

SUSUKI INAZUMA 400 今年最初のツーリング 最終回

周防大島の大島大橋を渡ってガソリンを給油したところからだ。

熊毛ICまでは、行きと全く同じ道を戻るだけだ。この間は何事もなく、高速に乗ることができた。

ネイキッドのつらいのは、高速での風防だ。一応プラストバリアを付けているが、もともとカウルの付いているバイクと比べるとその効果は低い。ツアラー系のバイクが先を行っているのだが、全然追いつけない。

もう見えなくなってしまった。

それでも、一時的とはいえ「ぬゆわ」を超える速度が出たのは、驚いた。車体が大柄とはいうものの400ccしかなく、そんなに馬力がある方でもないはずだが、アクセルをひねりさえすれば速度は上がっていく。そして、「ぬゆわ」を超える速度に達したのだ。しかし、人間の方が音を上げてしまう。とにかくすごい風圧で、ヘルメットが後ろに持っていかれてしまう感じだ。もちろんシートの一番後ろすわり、状態を前傾ポジションに下げて走行している。この風圧がなければ、もしかするとさらに速度が上がったかもしれない。

とにかく高速では、アクセルをひねりさえすれば、速度は上がるのだ。高速で危険なのは、この速度での車線変更や、車間距離の取り方だ。私は、回りを走っている車を全く信頼していないので、前に追いついたら、よほどのことがない限り追い越さないし、車間もつめないようにしている。それでも、ずーっと追い越し車線を走っていると、避けてくれるので、そうなったらまたアクセルをひねって走るのだ。

今回それでも、こんな速度が出せたのは、やはり空いていたからだろうし、車のペースも早かったのだと思う。

それにしても、高速で快適にツーリングしようと思うと、排気量も大切だが、やはり大きなカウルが付いたバイクがいいと実感した。一般道を走るのはネイキッドが好きなのだが。

行きと同じく、佐波川SAで休憩だ。前に追いつかないと言っていたが、ついてみると4番目の到着だった。

 天気も良く、寒さもだいぶ和らいだ。

 しかし、日がだいぶ傾いてきている。日が暮れると一気に寒くなるのだ。

寒さが和らいだと言っても、車とは違う。手先や首回りなど直接外気に触れている。この冬のさなかだ。ジャケットの中は意外になんともないが、そこから出ているところは全部冷え切っていた。缶コーヒーで暖を取る。


一休みしたので、
 出発だ。

 佐波川SAを出ると中国自動車道に入る。

 段々日が傾く、とにかく前半同様にアクセルをひねって風に耐えた。それでも、速度を出して走るのは楽しくないことはない。でも、さすがに風圧に耐え兼ねて、アクセルが緩んでしまう。後半は、ややペースが落ちてしまった。


 そして、やっと壇ノ浦PAだ。
 到着。前の3人は、すでにバイクを降りて休んでいる。

 今回の20代そこそこの幹事から解散のあいさつ。よく頑張りました。挨拶は短くてあっさりしていた。まあ、寒いし、さっさと帰った方がよかろう。

皆が見ている後ろを振り返ると、

綺麗な夕日が見れた。しばし見とれてしまった。

 さ、帰ろうと、

 皆が、出発していく。

最後の1台。

そして、私だけが残った。実は、ちょっとトラぶってしまった。エンジンがかかり、クラッチ握って、サイドスタンドを上げて、1速に踏み込むと、エンジンがストッと落ちてしまうのだ。

おそらく、サイドスタンドのスイッチがおかしいのではないかと思われた。実際サイドスタンドをかけたり、上げたりを繰り返していたら、エンジンが止まらなくなった。

それで、帰り始めたのだが、いつまた、エンジンが突然止まったりしないかひやひやしていた。そのため、そこから自宅までは、前のゆっくり走っているワゴンについて走った。

帰宅する前に、ガソリンを給油した。本日の総走行距離は423キロだった。1日の走行距離としては、高速を使ったこともあり長い方だ。燃費は、18km/lだった。高速でほぼフルスロットルにして走った割にはまあまあの燃費だった。これも、オレンジロードで燃費を稼いだ為かもしれない。

この時にも、1速に入れるとエンジンが止まる現象が発生した。一度サイドスタンドのスイッチを見てみる必要がありそうだ。

後日談

次の日、疲れて、風邪もひどくなってしまって臥せっていたのだが、なんとか午後遅くなってから起きだして、バイクを見てみた。が、なぜかもう現象が発生しなかった。弄るのには遅くなりそうだったので、バイクにカバーをかけた。そろそろ購入して3,000キロなので、オイル交換も行わねばならない。今度の週末に天気が良ければ、やることにしよう。