2013年1月25日金曜日

TOSHIBA REGZA 26ZP2 3Dを試す

26ZP2は、とても綺麗な画面表示でビデオを見るのは非常に見やすい。液晶モニターとして使用するとややまぶしいのだが。

それで、腰を痛めてからは、26ZP2で映画三昧だったわけだ。本当にビデオを見るのが楽しくなった。モニターが変わっただけでこれだけ見やすくなるとはびっくりだ。何がいいのかというと、やはり、色がいいのはもちろんだが、輝度が高いのに暗いシーンもよく見えるのだ。いままでのLGのモニターだと文字画面ではまぶしくなくていいのだが、映画などを見るとダイナミックレンジが低くて、すぐに黒つぶれしてしまって何が何だか分からないこともしばしばだった。それが、26ZP2では暗いシーンなりに階調があって暗さの階調がちゃんと見えるのだ。

さて、この液晶テレビを購入した理由の一つは3D対応だったからだ。特にREAL3D W3で撮影した写真を3Dで見たいというのがあった。さっそく試してみた。

FUJIFILMが出している写真ビューアがバンドルされているのだが、それがこのソフトだ。
MyFinePix Studio
http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/myfinepixstudio/

CD-ROMが製品に添付されており、そこからインストールするのだが、サイトからもダウンロードできるようだ。

http://fujifilm.jp/support/digitalcamera/download/viewer/myfinepixstudio/index.html

そこから、「画像を見る」を選ぶと

このような画面となり、左でファイルのフォルダーを指定すると中央の広い画面に写真のサムネイルが表示される。3Dの場合は、
このように、写真にマークが付く。一つ写真を選んでダブルクリックすると、全画面で写真が表示されるのだが、なぜか二重にぶれて見える。そこで、
標準添付の「3Dシアターグラス」をかけると、あら不思議なんと3Dで見れるのだ。26ZP2の3Dめがねは、パッシブ型を採用しており、電源もない軽いめがねだ。サードパーティの安い3Dグラスも利用できるようだ。しかし、それが不思議だ。というのも、通常3D放送を見るときには、リモコンの
3Dボタンを押さないと3D表示にはならないのだ。
3Dボタンを押すと、このようにサイドバイサイドとトップアンドボトムの選択が現れる。しかし、FinePix Studoの表示する画像は、スライス状になっており、どちらにも該当しない。実際どちらを選択しても、まともにみれないのだ。ところが、何もしなくても3Dめがねをかけると3Dに見えるのだ。

だが、残念なことにREAl 3D W3で撮影した動画(aviファイル)をFinePix Studoで再生しても3D表示にはならないのだ。これに関しては、さらに調査が必要なようだ。

また、FinePix Studoを使うと3D撮影された動画から左右の目用の2枚の動画に分解する事ができるので、動画の素材としては利用できる。

また、私はCATVのBlu-rayドライブ付きチューナー TZ-BDW900Jと

PanasonicのBlu-rayレコーダー DMR-BW680を持っているのだが、これらはどちらも3D対応ではないので、Blu-ray 3Dのソフトを再生しても、対応機器で再生してくださいと出て再生できない。唯一の再生対応機器なのはPlayStation3なのだ。ところが、PlayStation3にBlu-ray 3Dのソフトを入れても同様の表示にしかならず、3D対応のテレビと繋いでくださいとなる。

これらの機器は、以前紹介した、上海問屋のHDMIセレクタ DN-HDMI423に繋いでいるのだが、


確かに天板を見るとHDMI Ver 1.3とあり、3Dに対応してなさそうな感じだ。
しかし、上海問屋のサイトを見るとちゃんと3D対応と書かれている。

試しに、PlayStation3を直接26ZP2に接続するとなんと3D対応テレビとして26ZP2が認識されて、Blu-ray 3Dソフトをちゃんと再生する事ができた。

試したのは、楽天レンタルで借りたパイレーツ・オブ・カリビア「命の泉3D」.だ。見事に3Dで再生され、堪能する事ができた。

つまり、我が家にあるDN-HDMI423は、どうも3Dには対応してないようだ。サイトの製品写真を見る限りは全く同じものにしか見えないが、最近のロットは内部が少し変わっているのだろう。確かに、リモコンは我が家にあるものとは異なっている。

そして、放送だが、BS11などで3D放送されており、さっそく26ZP2で直接録画して再生してみたが、自動的に3D表示とはならなかった。どうも、サイドバイサイドの絵が出ているだけで、テレビ放送電波に3Dの信号が来ているわけではないようだ。こんな事では、逆に3D未対応機器や、目か疲れたので2Dで見たいと言っても、画面に縦長の2つの画像が表示されるという不快な状況になってしまっている。こんな事では、3Dが流行ろうはずがない。放送でも3Dの規格をちゃんと制定して下位互換性のある状態でやらなければならなかったのではないか。見切り発車でやってしまった感がぬぐえない。一旦やり始めるとなかなか規格を変更するのは難しい。

いまは、3D対応放送は、微々たるものなのでいいが。この状況では逆に増やせないのではないか。3D対応テレビを購入した者にとっては、もっと放送を増やしてほしいのだが。

しかし、その代わりに3Dに対応していないDMR-BW680で、3D放送を録画して26ZP2で見ると、3Dボタンを押すことで、ちゃんと3D表示として楽しむことができるのだ。その点は、確かに良い。

まあ、いいこともあれば悪いこともあるという事か。でも、こんな対応状況では3D放送が増加することはおそらく無いだろう。残念だが。