2013年1月8日火曜日

FUJIFILM PIXPIX REAL3D V1 3D対応フォトフレーム

3DカメラFinePix REAL3d W3を購入して楽しく撮影しているのだが、カメラでしか3Dで見ることが出来ない。これが最大の問題だ。そこで、おなじブジフィルムからでている3D対応のフォトフレームを調べてみたら、初期型のFINEPIX REAL3D V1が八千円台で販売されていたので思わず購入してしまった。
このような製品だ。上の写真は、メーカーのプレスリリースに記載されていたものだ。しかし、この写真には大きな間違いがあるように思う。この写真では、いかにも画面がアンチグレア(非光沢)の様だが、実際はグレア(光沢)で写真を撮ろうとすると、まるで鏡を撮っているように映り込んでしまうのだ。ただ、映像を再生しているときには、あまり気にならなくなる。しかし、光沢液晶の常で、とても指紋が付きやすい。ちょっとでも触るととても汚くなってしまう。

起動するとこんな感じに光る。

裏側。写真立てになるように足が付いている。また、三脚穴も付いているので、自分な好きな小型の三脚で立てることも可能だ。

(裏から見て)右側には、SDカードスロットがあり、写真を撮ったSDカードをここに刺すと撮影された画像や動画を再生することが出来る。内蔵メモリ(512MB)もあり、通常はこちらの画像を再生する。
MB)

端子は、USBホスト(カメラを接続する)、ACアダプタ端子、PCとの接続用のMiniUSB端子が付いている。つまり、カメラを直接接続して、画像を内蔵メモリに転送することが出来る。PCに繋いで画像を転送することも出来る。


リモコンが付属する。

ACアダプタのみ対応で、電池駆動には対応していない。

出力は9V 2.0Aと高い。よく見ると、OEM製品のようで、HONOR ELECTRONIC CO. LTDとメーカ名が書かれている。いわゆるFUJIFILMのロゴは付いていない。漢字で富士フィルム株式会社とはかかれているが。コスト削減のためだろうか、中国のメーカー製のようだ。

本体には、ちゃんとFUJIFILMのロゴが付いている。購入したときは低価格だったが、発売されたときには、五万円近い定価だった製品だ。

ちょっと見にくいが、設定に「赤外線通信設定」というのがある。そうなのだ、赤外線によって、カメラから画像を飛ばすことが出来るのだ。

カメラ側にも、このように赤外線通信の項目があり、これを選択すると、画像が表示されて、[OK]ボタンを押すと表示している画像一枚のみを転送することが出来る、何枚も転送したい場合は、一枚ずつしか転送できないので、画像を選んでは転送という手順を踏む必要があり、とても面倒だ。

カメラ側の上面左側に赤外線の発光部がある。これをREAL3D V1に向けるようにして転送することになる。しかし、最初は、これがほとんどうまくいかなかった。少しでも、発光部の向きが斜めになると、全く受信しなかったり、受信開始しても途中で失敗となるのだ。だんだんとコツがわかってくると、転送の確率が高くなる。

設定で、一枚受信して表示するというモードと、受信したものを保存するというモードが選択できる。でも、転送したのに保存しないと言うことがあるだろうか。

ここでも、失敗というか保存されないと慌てたことがあった。というのも、内蔵メモリのサイズなどたかがしれているだろうから、と、32GBのSDHCカードを、REAL3D V1にあらかじめ装着してから赤外線転送を試みたのだが、ちゃんと保存するモードに設定しているにもかかわらず、画像が無いと表示されてしまうのだ。

調べるとファームウェアーがV1.00となっていて、最新のV2.00が有ったのでファームのアップデートを行ったが、全く効果無し。ところが、SDカードを取ると、なんといままで転送した画像が表示されるでは無いか。つまり、赤外線通信で転送された画像は、内蔵メモリにのみ保存される。かつ、SDカードが入っているとSDカードしか見ないので、画像はSDカードに保存されていないので「画像が無い」という表示になるのだ。つまり、SDカードで内蔵メモリの増量を計ることは出来ないと言うことだ。

REAL3D V3という新しいフォトフレームがでており、丁度REAL3D W3とのコンビになっている。これは、まだ三万円を超える高値となっていが、こちらだと改善されているかもしれない。だが、液晶の解像度(800x600ドット)も内蔵メモリの容量(512MB)も同じなので、大きな期待は抱かない方かいいだろう。

また、REAL3D W3で撮影された動画は720Pで撮ったものは、再生出来ない。VGA解像度で撮ったものなら再生可能だとのと事だ。

このような感じで赤外線の受信を行う。

さて、実際の3D写真の再生だが、液晶の解像度が低い事があるのか、とても写真が綺麗ではなく、ピンぼけしたようなシャープさの無いものになってしまう。一応、3D表示は可能で、確かに立体感はあるのだが、REAL3D W3の画面で見た方が断然綺麗だ。

まぁ、無いよりはマシ程度と期待が大きかったせいか、落胆している。

安くても、V1は購入しないほうがいいかもしれない。ただ、音楽ファイルも転送するなり、SDカードに書き込んでおくと、スライドショーと同時に音楽も再生される。ただ、音は低音の無いキンキンとした音で、お世辞にもいい音とは言えない。ただ、低音を無視すれば、なんとか聞ける。

ちょっと期待はずれになってしまった。